このあいだ、テレビの旅番組を観ていたら、小田原の御幸の浜が紹介されていました。
その海岸があたり一面、石に覆われている様子をみて、石拾いが好きな私は、是非、行ってみたくなりました。
ちなみに、「御幸の浜(みゆきのはま)」という名前は、明治天皇と皇后がそこで漁師の地引網をご覧になったことがその由来だそうです。
先日、天気は快晴で、サイクリングの敵である風も弱風という絶好の日和だったので行ってきました。
また、最近、思い切ってBirdy Airという折り畳みができる小径車(ミニベロ)を購入しましたが、その走行力と輪行のしやすさのテストも兼ねるという目的もありました。
目 次
道のりの全体
行きの行程
自宅から小田原への行きは、下図のように、Birdy Airに乗ってのサイクリングです。
新江ノ島水族館の近所にある自宅から小田原の御幸の浜まで行き、そこで石拾い。
その後、小田原城に寄ってから小田原駅まで行く、全体で約36kmのサイクリングです。
帰りの行程
帰りは、小田原駅で自転車を輪行袋に入れて、東海道線に乗って茅ヶ崎駅まで乗車。
茅ヶ崎駅近辺で折り畳んだ自転車を展開して、家まで自走です。
道中の様子を紹介します
午前10時に新江ノ島水族館の近所から出発。
快晴で気持ちが良いです。
134号線をひたすら真っ直ぐにいきます。
坂道ももちろん出てきますが、Birdy Airはクロスバイク並みにスイスイと登れます。
これは良い意味で予想を裏切られました。
この軽快な登坂力は、Birdy Airの約10kgという軽さと、剛性の高いフレーム、そして前傾姿勢をとれる低いハンドル位置、細身のタイヤ幅がその主な要因です。
ちなみに私のBirdyには標準よりも硬いサスペンションを取り付けています。
私は体重が比較的重く、標準のものでは力を込めてペダリングすると、少しボヨンボヨンとなってしまいます。
このサスペンション(エラストマー、即ち 弾性ゴムのことです)の交換作業については下の記事で紹介しました。
また、グリップはERGONのものを付けています。
斜度がきつくなり、ギアを一段落とそうかと思うときに、このグリップに付いた角(バーエンド)を握ると、上半身の力をより使えるようになり、ギアを落とさずに登れます。
頂上付近に雲がかかっていますが、富士山も見えて、テンションが上がります。
相模川を渡ると茅ケ崎市から平塚市に入ります。
トラスコ湘南大橋で相模川を渡って平塚市へ
大磯に入りました。
ここまでで出発から約50分経過し、時間は10時50分。
平均速度23km/hくらいですね。
特に頑張らない、これ位のスピードでこれからも行きます。
水分補給に自販機で飲み物を買いました。
この辺りに来ると、なぜかいつもこのサーフィン用品店の自販機で買います。
その後、国道1号線をひたすら走って、小田原市内に入りました。
このような、一旦停止が少ない幹線道路のサイクリングには、SPDペダルで効率良くペダリングできます。
私のBirdy AirにはGorixの片面フラット、片面SPDのペダルを取り付けており、今日はSPD面が大活躍です。
コンビニに立ち寄り、お昼ご飯用におにぎりとサンドウィッチを買いました。
目的地である御幸の浜には11時50分ごろ到着しました。
途中の休憩も入れても、家からほぼ2時間でした。
Birdy Airは小径車とは思えない走りで、大満足です。
御幸の浜への入り口はこじんまりとしたトンネルで、その上は西湘バイパスの道路です。
逆光のため海はよく見えません。
トンネルを抜けると、バーンと浜の光景が目の前に広がります。
たくまざる演出なんでしょうが、結構、感動しました。
短いですが、御幸の浜の風景動画です。
いや~良い所です。気持ちいい~!
散歩や釣りをしている人が7,8人いるだけで、静かな浜です。
お腹が減っていたので、まずはランチです。
コンビニで買い過ぎたかなと思いましたが、この素晴らしい景色で食欲が湧き、あっという間に全部平らげました。
お昼を食べた後、石拾いをしました。
大磯の照ヶ崎海岸よりも全体的に石が大きいです。
波打ち際まで行って、しばらく石拾いを楽しみました。
ときどき大きな波が来るので、靴を濡らしそうになりました。
下は家に持ち帰った石です。
全体に丸みを帯びているので、後で、ミニリューターで研磨してツルツルにしてみたいと思っています。
石拾いに満足したので、次は小田原城に向かいます。
途中、かまぼこ通りに「福蒲鉾 田代本店」というお店がありました。
じねんじょ棒やいわし揚げなどを軒先で食べれるようでしたが、多くのお客さんが居て、待つのは嫌でしたので、今回はパスしました。
御幸の浜から小田原城までは1kmほどで、ほんの近所です。
下は小田原城に到着したところの動画です。
きれいな海岸がある上に、こんな素敵なお城もあり、小田原は良い所です。
ちょうど、小田原城菊花展が開かれていて、それを訪れる人が多く見受けられました。
小田原城をしばらく散策してから、小田原駅に向かいました。
ミナカ小田原という商業施設がラスカ小田原の隣にできたというニュースは知っていましたが、実物を見たのは初めてです。
2020年12月に開業したそうです。
小田原に来たのは4、5年ぶりですが、この施設だけでなく、駅の近辺は大きく変わっていますね。
小田原駅ビルの近辺で自転車を折り畳む場所を探していたら、ちょうど、それをやっている人を見つけたので、その隣で折り畳みました。
その人はロードバイクを輪行袋に入れようとしていましたが、なかなか大変そうでした。
Birdy Airの折り畳みは簡単で、すぐに終わります。
私の方が後からきたのに、先に輪行袋に入れ終わり、ちょっと優越感を感じながら改札の方に向かいました。
エスカレーターが空いていて、輪行袋を担いでいても邪魔にならないようなので、エスカレーターで駅の改札のある階まで登りました。
Birdyと並んで有名な折り畳み自転車、ブロンプトンでも輪行したことがありますが、Birdy Airはブロンプトンよりも軽く、高齢者と言われる歳になった私でも、問題なく担げました。
12時54分発の東海道本線、高崎行に乗ります。
ホームはこのとおり、空いていました。
大体、どこの駅もそうでしょうが、平日の12時、13時台は空いています。
電車の中もガラガラです
輪行袋という大きな荷物があっても、周りに気を遣う必要がありません。
茅ヶ崎駅で下車しました。
到着時間は、13時19分です。
小田原駅から、たった25分。
やっぱり電車は早い・・・
茅ヶ崎駅は家の最寄り駅ではありませんが、ここから家までサイクリングしたかったので、この駅で下車しました。
茅ヶ崎駅では、エレベーターで2階の改札フロアから1階南口に下りました。
駅の横にある休憩スペースで、自転車を展開しました。
ここから家までサイクリングです。
茅ヶ崎は細い道や行き止まりの道が多く、道に迷ったりしましたが、家に到着したのは14時頃でした。
まとめ
Birdy Airを先月、購入し、これまで家の近所をちょこちょこ走っていました。
今回が初めての長めのサイクリングです。
「あれ?これ、小径車だっけ」と思うほど、クロスバイクに近い走りで、坂道も遜色なく登れます。
たんなる移動のための道具ではなく、走る楽しさがあります。
また、折り畳みやすく、駅の構内を担ぐのも中高年の私にとって重すぎることはありませんでした。
結果は大満足です。
この新しい相棒で、これから色々な所に行く楽しみが増えました。
今回は、4時間でサイクリングと、観光、そして輪行をして帰ってきました。
まったく疲れなかったとは言いませんが、それほど疲労は溜まりませんでした。
中高年の場合、長距離のハードなサイクリングを行ったり、レースに参加したりして、その後、何日も休養するよりも、長めの中強度の運動を1週間あたりに3,4回する方が、健康増進効果があると言われています。
今後も、このような体への負担が少ない、プチ輪行を回数多くしていこうと思います。