電動アシスト自転車 BESV JR1 の後輪のタイヤ交換に挑戦

BESV JR1という電動アシスト自転車の後輪のタイヤが劣化してきたので、新品に交換をすることにしました。

ハブモーター付きの後輪は重く、初めてだとタイヤ交換は簡単ではない

この作業をする前に他の人のブログを参考までに読んでみました。
それによると、BESV JR1のタイヤやチューブの交換は簡単な作業で、15mmのメガネレンチを携行していれば、ツーリング中でも簡単にできるそうです。

しかし、実際、交換作業を行っみると、「そうではないぞ~!」というのが私の感想です。
一番の理由は、私が不器用なせいなのでしょうが、他にも理由があります。
それは、たとえ、ロードバイクのパンク修理などで、後輪を車体からはずすことは何度もしたことがあっても、BESV JR1は重く、構造も独特で、勝手が違うのでとまどってしまうことです。

ロードバイクであれば、クイックリリースを緩めた後、片手で後輪を地面に押しつけながら、もう片方の手でサドルを上に持ち上げるだけでホイールをはずせます。
ロードバイクは非常に軽いので、片手で車体本体を、もう一方の手で後輪を持ち、ヒョイとできます。

ところが、BESV JR1(JF1もそうですが)の場合、重いです。
秤で重量を測ってみましたが、後輪だけで約5kgの重さでした。
これは、ブモーターが後輪についているためです。
そのため、ロードバイクのように簡単に後輪をはずすということができません。
作業をしやすくするためには、BESV JR1を倒立させる(サドルが下になるようひっくり返す)必要があります。
BESV JR1の重量は約16kgで、かさばるので、倒立させるのも楽ではありません。
このため、特にシニアな人や女性にはこの作業は簡単ではないと思います。

では、私が行った作業を順を追って紹介します。

作業手順

モーター配線の車体からの切り離し

BESV JR1のモーターは後輪についているので、車体のバッテリーから後輪に給電するための配線がされています。

車体から後輪のモーターへの配線

まず、モーター配線を車体から切り離します。
当たり前ですが、これをしないと、後輪を車体からはずすことはできません。
コネクターの他にも、配線をチェーンステイに固定するためのクリップとマジックテープ止めがあるので、それらもはずす必要があります。
一回、やってみればどうということはありませんが、私のように電気に弱い人間は、電動アシスト自転車の配線をはずすというだけで、ドキドキしました。

車体から後輪への配線の切り離し

チェーンをフロントとリアの適切なギアにセット

チェーンをリアギアのトップに、フロントの方はインナーのギアに入れておきます。

こうするとチェーンの張り具合が緩くなり、後輪をはずす作業がしやすくなります。

後輪は、チェーンをトップギアに
フロントはチェーンをインナーギアに

自転車を倒立させる

次に、作業がし易いように、自転車を下の写真のように倒立させます。
BESV JR1は電動アシスト自転車の中では非常に軽い車種ですが、それでも16kgあります。
20kgのダンベルは軽々と持ち上げられても、ダンベルと違い自転車は大きいので、ひとりで逆さまにするのは簡単ではありません。
誰か、手伝ってくれる人がいれば、助けてもらいましょう。

自転車を倒立させる

後輪車軸両端の左右のナットをはずす

後輪車軸両端の15mmナットをレンチなどで外します。

変速機側のナットをはずしているところ

下の写真のように、チェーンステーのエンドの切欠きにアクスル(車軸)が入っている構造になっています。

アスクルを納める構造

下の写真はディスクブレーキ側のナットをはずしたところです。

ディスクブレーキ側のナットをはずしたところ

後輪を車体からはずす

左右のナットをはずしたら、ディスクローターに気を付けながら後輪をはずします。
無理にはずそうとして、ディスクローターにホイールが接触して、ディスクローターを変形させてしまうと大変です。
ディスクブレーキの修理は高くつくので、そうならないように慎重に行います。

後輪をはずしたところ

下の写真をみると、チェーンステーエンドの切欠きにアクスル(車軸)が入る構造がよく分かります。

チェーンステーエンドの切欠きにアクスル(車軸)が入る構造

後輪のタイヤとチューブを交換

後輪をはずし終わったら、雨が降ってきたので、タイヤとチューブの交換作業は室内ですることにしました。

下の写真がタイヤの状態です。タイヤが劣化したためか、糸のようなものが自然とほつれてくるようになりました。
これまで、見つける都度、ほつれた糸を接着剤でタイヤにくっつけていましたが、頻繁に発生するようになり、安全性に不安を持つようになりました。
そのため、今回のタイヤ交換を行っています。

タイヤの劣化状態

まず、バルブを緩めてタイヤから空気を抜きます。
空気が抜けたら、タイヤレバーをリムとタイヤの間に差し込み、タイヤとチューブを後輪からはずします。
このあたりは通常のタイヤ・チューブの交換作業ですね。

リムテープが痛んでいないかもチェックします。
破けていたり、穴が開いていればリムテープも交換が必要です。
大丈夫そうなので、リムテープの交換は行いませんでした。

リムテープの様子

下の写真のように、突起部があるワッシャーがついています。
簡単にアクスル(車軸)から抜け落ちてしまいますので、無くさないように気をつける必要があります。
この小さな部品は重要で、後輪のアクスルをチェーンステーエンドの切り欠きに入れ戻す際に、位置決めをする役割があります。

ワッシャーの紛失に注意

タイヤはコンチネンタルの GRAND PRIX 5000に交換です。
サイズは700x28cです。

 

チューブも長年交換していなかったので、新品に替えました。
シュワルベ 700×18/28Cというチューブです。

 

新しいタイヤとチューブ

後輪を車体のチェーンステーエンドの切り欠きにはめ戻す

後輪に新しいタイヤとチューブを付け終わったら、ディスクローターに気を付けながら、後輪をチェーンステーエンドの切り欠きにはめ戻すだけです。

先に述べたように、アクスルには突起部があるワッシャーがついています。
突起部がはめ戻しの位置決めの役割をするので、突起部の位置に注意しながら、このはめ戻し作業をします。

後輪車軸両端の左右のナットをしめる

レンチで、アクスル両端の左右のナットを締めます。
左右均等になるように、左右交互に徐々に締めるのが良いと思います。

自転車を正立させ、モーター配線をつなぐ

倒立させていた自転車を正立させます。
後は、後輪のモーター配線を本体側の配線とつないで(両コネクターを結合するだけ)、配線をチェーンステイにクリップとマジックテープでステーに止めるだけです。

電気系統と機械系統のチェック

最後のこのチェックは大変、重要です。

いきなりサイクリングに行くのではなく、家の近所などで試走して、前後のギヤシフトを行い、電気系統に異常がないかチェックします。

また、ブレーキもちゃんと利くか、異音はしないか、チェックします。

終わりに(現実的なお勧め)

冒頭に言いましたように、BESV JR1の後輪のタイヤやチューブの修理・交換作業は、「一度、予行演習で経験しておかないと、遠乗りした際に初めて行うのは大変」だと思います。

現実的なお勧めは、フォーム状シーラントをチューブ注入する瞬間補修剤を携行することです。
小さい穴であれば、これで後輪をはずす必要なしに応急手当できます。
後は、ぎりぎり走れるレベルまで携帯ポンプでチューブに空気を入れれば、なんとか家に帰って来れます。
ちゃんとした修理は、自宅でゆっくりとやればよいでしょう。

私は、下の瞬間補修材を携行してサイクリングをしています。
心配性なので、万一、前後のタイヤの両方がパンクしてもよいよう、二つ携行しています。
小さい穴のパンクであれば、これで応急処置をして帰ってこれます。

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