健康長寿を目指す中高年はどんなペダルを選ぶべきか?

私のペダル遍歴

若い頃はロードバイクに乗っており、ビンディングペダルを愛用していました。

(参考: WIMO 「 フラットペダルおすすめ20選!特徴や選び方・ビンディングペダルとの違いを詳しく解説」 https://www.wimo.co.jp/blog/bike-flatpedals

その後、中高年となってからは、ロードバイク的な電動アシスト自転車(BESV JR1)と、買い物や通勤など普段使いにはクロスバイク的な電動アシスト自転車(ブリヂストンのTB1e)に乗ることがメインになりました。
どちらもフラットペダルを使っていました。
輪行にはブロンプトンを使っていますが、このバイクはもちろんフラットペダル(折り畳み式)です。

しかし、最近、BESV JR1とTB1eの両方を片面SPD/片面フラットのペダルに変更しました。

このペダルの具合が非常に良いので、その変更の経緯をまとめました。

ビンディングペダルで骨折

ビンディングペダルは非常に効率の良いペダリングができ、特に上り坂では引き足が使えるので、一度使うと止められなくなります。

ビンディングペダル

そのビンディングペダルからフラットペダルに変えた最大の理由は、怪我をしたからです。

最初は、雨の日に、アスファルトに引かれた白線にタイヤをとられれて、スリップしました。
とっさにビンディングペダルを外せず、そのまま車道で転倒。
軽いすり傷ですみましたが、もし、あの時、車が来ていたらとゾッとしました。

2回目はサイクリングから帰ってきて、自宅の門の前、ほぼスピードがゼロになった際に、おもむろにビンディングペダルを外そうとしたら、うまく外れず、自転車もろともこけてしまいました。
いわゆる「立ちごけ」です。
倒れていくとき、急に時間がスローモーションのように流れていくような感じを受けたのを今でも覚えています。

とっさに肘をついて受け身をしましたが、地面がアスファルトだったので、肘と手首の骨にひびが入りました。

ビンディングペダルで一番事故が起きやすいのが、発進・停止のときと言われていますが、まさにこのパターンです。

このような経験で、ビンディングペダルが怖くなり、フラットペダルに替えました。

フラットペダル

フラットペダルの良くない点

商店街などに行くと、赤信号や一旦停止の標識、通行人を優先させるための徐行、停止が多く、ビンディングペダルを使っている場合、ほんの数分おきにクリートの着脱を行なわなくてはいけません。これが結構なストレスです。

フラットペダルではこのようなストレスは無いので良いのですが、次のようなデメリットが苦になりました。

うまくペダルを漕げない

私はほんの数ミリですが左右の足の長さが違い、骨盤も少しですがゆがんでいます。
そのため、フラットペダルを漕いでいると、左足の靴底が外側にずれて、ペダルに半分くらいしか靴底が乗っていない状態になってしまいます。

また、前後にも靴底がずれてしまい、効率が最も良いと言われている母指球でペダル漕ぐことができません。

人の自転車の後ろについて走っていると、前の人の背骨や骨盤が曲がっている、あるいはサドルの真ん中に座れていないことに気が付くことがありませんか。

ビンディングペダルを使って靴底をペダルに固定しているから、そういう人でもうまくペダリングできるのです。
こういう人はフラットペダルになると、きれいにペダルを回せないと思います。

引き足が使えない

これは、言わずもがなでしょう。
「引き脚」というのは、脚を12時の位置から踏みおろして、靴底が6時の位置に下がったとき、そこから引き上げるために意識的に力を使うテクニックです。
これはビンディングペダルだからできる技です。
引き脚の時に使うのは、腸腰筋という筋肉で、より多くの筋肉を使えるので、脚の筋肉への負担が分散され、疲れにくくなります。

ビンディングペダルのメリットを特に感じられられるのは、上り坂でしょう。
フラットペダルではきついと思う坂道も、ビンディングペダルそれ程苦にならずに登れます。

片面SPD/片面フラットのペダルに変更

上記のことから、ビンディングペダルとフラットペダルを状況に応じて使い分けできる、片面SPD/片面フラットのペダルが売られているのを思い出し、買ってみました。

買ったもの

本当はSHIMANOの片面SPD/片面フラットのペダルが欲しかったのですが、なにしろ値段が高い。

そこで、GORIXという大阪に本社がある自転車パーツメーカーの「片面フラット ビンディングペダル GX-PM811」というものを買いました。
これだとSHIMANOの約半額です。

結果から言うと、このGORIXのペダルに満足しています。
シマノのSPDのクリートをつけたシューズが滑らかにはまり、SPDに関してちゃんと互換性があります。
また、ベアリングも非常にスムーズです。

面の使い分け

SPD面とフラット面は次のように使い分けています。

SPD面

健康長寿者になるには、中強度の運動を最低でも何十分か続けて行うことが良いと言われています。

比較的ストップ&ゴーが少ないのは幹線道路やサイクリングロードです。
そのような道で、効率よく気持ちの良いペダリングができれば、それを行い易くなりますので、SPD面を選びます。

フラット面

当然のことながら、怪我や事故のリスクにも注意を払わねばなりません。

シニアになると、骨折がきっかけで要介護者になることも少なくありません。

商店街では、赤信号や一旦停止が多く、車や歩行者にも気をつける必要があります。
また、住宅地域の細くクネクネ曲がっている路地は子供や老人の飛び出しが怖いです。

このようなところでビンディングペダルを使うと、咄嗟の時にクリートを外せずに、立ちゴケし、悪くすると骨折などのけがをしてしまいかねません。

そのため、フラット面を使います。
このような状況下では、きれいなペダリングができないなんてことはあまり重要でありません。
どうせスピードを出せないし、しょちゅうブレーキをかけたり停止するわけですから。

SPD面とフラット面の使い分けは、最初、慣れないうちはぎこちなかったですが、しばらくすると自然にできるようになりました。

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