メルカリ で自転車を売るときの出品、発送、防犯登録解除、譲渡証明書作成の方法とコツ

ブロンプトンとBirdyという折り畳みができる小径車を2台所有していましたが、最近はBirdyばかりでブロンプトンの方は全然乗らなくなりました。

ブロンプトンが名車であるということは間違いないとは思いますが、どうも私の嗜好には合わなかったようです。
詳しいことは下の記事に書きました。

高いお金を払って買ったブロンプトンをただ保管していても宝の持ち腐れで、誰かに使ってもらった方が良いと思い、手放すことにしました。

最初は、以前利用したことのある中古自転車の買取店に買ってもらおうかと考えました。

インターネットでブランドや年式などを買取店のフォームに入力すれば、スタッフの方が査定に来てくれるので楽です。

しかし最近、メルカリで小物を幾つか売ってみて、思ったよりも簡単だったことから、今度は初めて自転車という大きなものをメルカリに出品してみることにしました。

結果、全体的にはスムーズに売ることができました。

ただ、大型の品であるので、送付の仕方が小物の場合と違ったり、防犯登録の抹消の手続きのように、自転車の売却に特有の手続きがあったりしました。

そこでメルカリで自転車を売ろうと考えている方の参考までに、工夫した点と気を付けると良いと思われる点をまとめてみました。

メルカリに出品したら、1時間後には購入され、利益も多く得られた

商品の紹介文や写真を登録してドキドキしながら出品をしたら、すぐに10個ほどの「いいね」が付きました。

そして、たった1時間後には、「購入されましたので、発送してください」という嬉しいメッセージが送られてきました。

高額な商品なので売れるまでに何日もかかるだろうと思っていただけに、このスピードには本当に驚きました。

私のような中高年からすると、パソコンやスマホで簡単に個人間の売り買いができる便利な時代になったのは驚きです。

商品代金から販売手数料と配送料を差し引いた私の利益は18万円弱でした。

なお、インターネットで中古自転車買取店のブロンプトンの買取事例を調べてみたら、私の自転車のモデルは約11万円でした。

中古自転車の買取店に売るよりも、なんと約7万円も得したことになります。

メルカリを使うことにして良かった~

買ってもらい易くするための工夫

メルカリに自転車を出品する際、私なりに工夫したことを紹介します。

それらが功を奏したと勝手に思っているのですが、「初めて自転車を出品したのが、たまたまうまくいっただけじゃないの!?」というご批判は甘んじて受け入れます。

価格の設定法

誰しも値付けに悩むと思います。

「買った時、あんなに高かったから、あまり安くはしたくない」、「あちこちカスタマイズして価値が上がってる筈だから、もうちょっと値段を高くしよう」、「高い値段を付けたいが、長い間買い手がつかないのは困る」・・・などと、色々な思いが湧いてくると思います。

私の場合、どれくらいの価格が妥当かの見当がつかなかったので、メルカリの商品検索機能を使って、同じブロンプトンのモデルと年式のものが幾らで売られたのか調べました。

その結果、20万円近辺のものが一番多く購入されていることが分かり、それに基づき価格を設定しました。

限定生産品など、何か希少価値があれば別ですが、そうでなければ相場よりも高い値付けのものは売れ残っているようです。

あとは自分の自転車についた傷やペイントのはがれなどの程度で、もう少し価格を下げるといった調整をすればよいと思います。

また、カスタマイズで取り付けたパーツや自転車バッグなどのアクセサリーも付けて売るのであれば、それを加味して価格を少し上げてもいいと思います。

ただ、カスタマイズをどう値段に反映させるかは難しいところだと思います。
自分ではカスタマイズで自転車を改善したつもりでも、純正のパーツで固めた自転車の方を欲しがる人もいるからです。

ちなみに、出品のために商品情報を入力したら、メルカリから「あなたの商品に対するお勧めの価格は○○円です」(正確な文言は忘れましたが)というメッセージが来ました。

確か、設定しようと思ったよりも2万円程低い価格がメルカリのお勧めの価格でしたが、無視しました。

これは無視して正解でした。
なにしろ、出品してすぐに自分で設定した、より高い値段で売れましたから。

買い手の購入意欲を大きく左右する写真は大切

10枚分、目一杯写真を登録しよう

メルカリで出品する際、写真は全部で10枚まで登録できます。

出品者の中には、ほんの数枚しか載せていない人もいますが、買い手にとって写真は購買の決め手になる重要な要因です。
面倒ぐさがらずに10枚分、目一杯登録しましょう。

実際、自転車の左右両面の全体写真や、フレーム、タイヤの状態、ハンドル、サドルなどの写真の他に、汚れやキズのある部分、カスタムパーツ、アクセサリーなどの写真を全部登録しようとすると、10枚では足りなくなると思います。

アピールポイントになる写真や、買い手に購入決定前に知っておいて欲しいキズの部分の写真などを厳選して登録します。

高品質の写真を使おう

登録する写真の枚数だけでなく写真の質も大事です。

写真を取り直すのが面倒になり、多少ピンボケでもいいだろうとなりがちですが、画質が良くないと、出品した品の質も悪く見えてしまいます。

買い手は、高画質で明るく、ピントが合っている写真が載っている商品の方が購買意欲が湧きます。

傷のある部分を示す写真も登録すれば、買い手も売り手も安心

買い手からすると、「こんな傷があるとは知らなかった」、「購入前に知っていれば買わなかった」などと、購入後の不満足になって、売り手とトラブルになりかねません。

特にブロンプトンのような高額のものでは、ありがちです。

売り手からしても、事前に知らせないと、買い手から後でクレームが来るんじゃないかと余計な心配をしてしまいます。

商品紹介文でよく見かけるのが「多少のキズはあります」とか「〇〇年使ったので使用感はあります」という文言です。

しかし、「多少」とか「使用感」というのは本人の主観であり、人によって感じ方が大きく変わる可能性があります。

高額の商品の場合、買い手は「一体どんな程度なのか?」と心配になって買うのを控えてしまいます。

そのため、高額商品の紹介文には「キズのところの写真を載せましたので、よろしくご確認ください」などと書いて、写真を載せるのが一番のやり方だと思います。

買い手は写真を見て、「あっ、この程度の小さいキズのことか、これぐらいなら問題ないから買おう」とか「う~ん、このキズは大きいな。買うのを止めとこう」と判断できます。

また、ただ写真を載せるだけでは、光の加減で白くなっているのか、そこもキズなのか写真を見た人はよく分からないことがあります。

傷のある部分を示す写真は、PowerPointやWindowsの無料アクセサリーである「ペイント」のような画像編集ソフトで矢印を付けたり、丸で囲うなどして、どこが傷なのか分かるようにするというひと手間かけましょう。

私のブロンプトンにもちょっとしたキズがいつの間にかついていて売る際に気になりました。

小さなキズでしたが、気にする人はクレームしてくるかもしれないと思い、これは事前に知らせておこうと、上記のようにキズのところに印を付けた写真を載せました。

こうすることで、不安のない取引ができました。

後で触れるように、譲渡証明書を作成する関係上、通常のメルカリでの取引と違って、匿名の取引にならないで、これは重要だと思います。

どのような自転車かを買い手が判断できるように商品紹介文を書く

購入者が購入するにあたって気にすると思われる事柄を網羅するように、次の内容を商品紹介のところに記載する必要があります。

  • メーカー名
  • 型番またはモデル名、サイズ
  • 購入した年(古いか新しいかで大体、状態の想像がつきます)
  • 状態(キズや汚れ、破損、動作の不具合などがあれば丁寧に伝えます。伝えないと、こんなことは買う前に知らされていなかったと購入者の大きな不満になりかねません。キズや汚れなどは、読んだだけではどの程度か分からないので、上に述べたように、写真を載せます。)
  • 保管やメンテナンス状況(室内で大切に保管してきた場合はその旨を書きます)
  • カスタム(ハンドル、グリップ、バーエンド、サドル、ペダル、ホイール・・・などのカスタマイズの有無です。たとえばサドルを純正でなく他社のサドルに変更している場合、買い手は純正サドルでないので不満足に思う可能性があります。逆に、高級なサドルに替えていることで、より購入意欲を高められるかもしれません。)
  • 付属品(説明書・保証書、自転車バッグ、輪行袋・・・の有無を知らせます)

送料はこちら持ちにする方がベター

自転車を売るとき、送料の着払いはやめた方がいいと思います。

購入を検討している人からすると、着払いとなっていれば、自転車を買うのはためらうと思います。

少しでも安い価格のものを買いたいと買い手は思っていますから、自転車の送料という結構お金がかかりそうな支払いが必要なものの購入を尻込みするのは当然だと思います。

防犯登録を解除し譲渡証明書を用意する旨を商品紹介文に書くと信頼感が増す

自転車の防犯登録というのは、利用している自転車が自分のものであることを証明するためのものです。

盗難などの犯罪から自転車を守るのに効果を発揮します。

サイクルショップなどで自転車を購入した際に、防犯登録を行い、ステッカーが貼られますが、あれのことです。

防犯登録シール

防犯登録は「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」によって、自転車を利用する人の義務とされています。

そのため、自転車を他の人に売ったり譲ったりする際には防犯登録の解除が必要となります。

もし、解除せずに受け渡してしまうと、買主が盗難車に乗っていると思われてしまう恐れがありますし、新しい買主の名義で登録したいと思ってもできません。

そのため、防犯登録を売主が解除するとともに、譲渡証明書を買主のために作成する必要があります。

メルカリに出品するときは、防犯登録を解除し、譲渡証明書を用意する旨も記載した方がいいでしょう。

記載することで売主に対する信頼感も高まるので、売れやすくなる助けになります。

出品されているブロンプトンをざっとみてみたら、この防犯登録解除と譲渡証明書作成に関する記述が無い方が多かったです。

自分の手間が増えるのが嫌で知らせないのか、そもそも防犯登録に関する知識がないのか、いづれにしても残念なことだと思います。

防犯登録を解除し、譲渡証明書を用意する方法

防犯登録の解除法

「防犯登録甲カード(お客様用)」がある場合

防犯登録を解除できるのは、自転車の防犯登録をした場所(通常は購入したサイクルショップやホームセンター)または警察署です。自転車、身分証明書、「自転車防犯登録甲カード(お客様用)」を用意して手続きに行きます。

この手数料は数百円です。

解除した際に、防犯登録所より「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届 お客様控」を渡されます

地域によって違うことがあるらしいので、防犯登録を抹消しに行く前に、一度、持って行くものや費用を聞いておいた方がスムーズにいくと思います。

「防犯登録甲カード(お客様用)」を紛失してしまった場合

このカードを紛失してしまっている場合、自分の地域の自転車防犯協会との郵送での手続きになり、時間がかかります

私も紛失してしまっていました。

私はブロンプトンを買った際、神奈川県で防犯登録しました。

なので、神奈川県自転車防犯協会宛に「自転車防犯登録 抹消 申請書」を送付しました。
(他地域で防犯登録をした方は、その地域の自転車防犯協会の郵送先を調べ、そちらに送ってください)

郵送して4日後に「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届 お客様控」の書類が届きました。

このように時間がかかるので、出品した自転車が購入されたらすぐに相手に送れるよう、出品前か、出品したらすぐに手続きをしておきましょう

ご参考までに、下のリンクをクリックすると神奈川県の場合の「自転車防犯登録 抹消 申請書」(PDFファイル)を保存できます。
https://www.kanajibou.jp/pdf/torokubangomasshoshinseisho.pdf

神奈川県の「自転車防犯登録 抹消・変更 申請書」

郵送での手続きの際に必要となるものは以下です。

  • 「自転車防犯登録 抹消 申請書」
  • 防犯登録標識(自転車に貼付されている銀色のシール)に記載された登録番号
  • 車体番号(自転車に刻印されている英数字)
  • 登録した際の住所、電話番号
  • 自身の身元を証明する運転免許証、健康保険証、パスポート等(公的なもの)のコピーのうちいずれか1つ
  • 返信用封筒(定形封筒)に84円切手を貼付し返信先住所と氏名を記入したもの
  • 往信封筒の余白に「抹消希望」と記入のこと

譲渡証明書の作成法

防犯登録を解除したら、譲渡証明書を作成します。

これは文字通り、自転車を譲ったことを確認できる書類で、自転車と一緒に購入者に送ります

私の場合、上記の「自転車防犯登録変更(訂正)・抹消届 お客様控」も一緒に買い手の方に送りました。
これを自分で持っていても使い道がありませんから。

ここで注意点があります。

メルカリのメリットの一つは、売り手も買い手も匿名で取引できることです。
しかし、自転車の売買をして、防犯登録を解除し、譲渡証明書を用意する場合、匿名にはなりません

なぜなら、譲渡証明書には、こちら(旧所有者)と買い手(新所有者)の名前や住所などを記載する必要があるからです。

譲渡証明書には買い手(新所有者)の名前や住所、電話番号を記入する必要がありますから、商品が購入されたら、買い手にそれらを教えてもらうよう依頼します。

譲渡証明書の記入のルールやフォーマットはありません。
インターネットでフォーマットを検索し、必要な情報を記載しましょう。

ご参考までに、下のリンクをクリックすると神奈川県自転車防犯協会が作成した譲渡証明書のサンプルを保存できます。
https://www.kanajibou.jp/pdf/jotoshomeisho.pdf

自転車譲渡証明書のフォームの例

自転車を買ってくれた相手は、この譲渡証明書を使って自分を新所有者として防犯登録をすることができます。

メルカリで自転車を送るには「梱包・発送たのメル便」が便利

梱包・発送たのメル便」というのは、メルカリとヤマト運輸が提供しているサービスで、メルカリで売れた商品だけに利用できます

出品した際に、送付方法を選びますが、そこでこのサービスを選ぶことができます。

メルカリでの一般的な発送方法である「らくらくメルカリ便」の場合、サイズは、160サイズまでですが、「梱包・発送たのメル便」の方は、対応できるサイズは80~450cmまでと大物まで送ることができます。

このサービスが便利なのは、ヤマト運輸の人が家まで集荷に来てくれて、品物の梱包もしてくれることです。

自転車のような大きなものを送る場合、そもそも大きな段ボールや気泡緩衝材(プチプチ)の入手は簡単ではないことが多いと思います。

それに折り畳み自転車でない場合は、自分で自転車を適度に分解して輸送中に傷が付かないように梱包するのも大変です。

「梱包・発送たのメル便」の場合、こちらで段ボール箱の用意やプチプチを用意したり梱包したりする必要はありません。

購入されたら、希望の日時を入力して集荷依頼をするだけで、後は何もせずに待っていればいいんです。

なお、メリカリが徴収する販売手数料ですが、送料には販売手数料はかかりませんので、(売れた金額-送料)x10%で販売手数料が計算されます。

それから、実際の配送サイズが出品時に申告したサイズより大きい場合、間違えると差額の送料分を売上金から徴収されます。販売利益で補填しきれない分はメルカリが負担してくれるそうです。

私の場合はこの逆で、出品時に申告したサイズよりも、実際のサイズが小さいということがありました。

自分でメジャーを使って測ったときは三辺の合計が165cmだったので、出品した際は200サイズを申告しました。

ところが、集荷に来てくれたヤマトのお兄さんが測ったら160サイズでした。

私が「自分で測ったときは160を超えてたんだけど」と言ったら、ヤマトのお兄さんはもう一度メジャーで測って、「いや、やっぱり160サイズですねぇ。160サイズの料金でやりますよ」という返事でした。


送料が安くなるので嬉しかったのですが、メルカリ出品時に200サイズと申告したことを伝えると、「大丈夫です。メルカリの方にも反映されますから」との返事でした。

ヤマトさん、優しい・・・

実際、発送完了通知後に取引ページを確認すると、ヤマトさんが修正してくれたデータに基づいて、「送料:160サイズ」となっていました。

このように実際の配送サイズが出品時に申告したサイズより小さい場合、ヤマト運輸とメルカリで修正してくれるため、こちらからのメルカリへの修正連絡は特に必要ありません。

おかげで、200サイズの送料5000円を想定していましたが、実際には160サイズの送料3400円で済みました。

おわりに

初めてメルカリで自転車を売ってみた経験に基づいて、気が付いたことや注意点をまとめてみました。

特に、出品にあたっての価格設定法や写真および商品紹介文の書き方、さらに自転車の発送、防犯登録解除、譲渡証明書作成の仕方などです。

これから自転車をメルカリで売ろうと考えている方の参考になれば幸いです。

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