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いつの間にか自転車に乗ることに飽きてしまう・・・
健康長寿を目指すためには、1週間に中強度の有酸素運動を150分以上するのが良いとされています。
それも、1日でそれを達成して、残りの6日間はゼロ分というよりも、例えば1回、30~40分の運動を何日か行って達成する方が良いと言われています。
下の記事に書きましたように、サイクリングは比較的飽きのこない運動であり、膝や腰に優しい運動です。
しかし、そうは言っても、継続的に目標を達成するのが難しくなることもあります。
以前の記事でも、運動不足解消のために自転車に乗ろうと思っている人は多いけれども、実際にはあまり乗られていないという調査結果を紹介しました。
多くの人は、健康のためにと一念発起して自転車によく乗るようになっても、時間が経つとそれ程乗らなくなってしまいます。
それは、自転車に乗るモチベーションが下がってくるからです。
もう体力が衰えて乗れないということはあまりなく、殆どはマンネリ化が原因と思います。
恋愛や結婚でもそうですね。
どんなに相思相愛であったとしても、長い間一緒に居ると倦怠期が訪れることがあります。
これと一緒で、いわば自転車の倦怠期に入ってしまうことがあります。
どうすればモチベーションを保てる?
そこで自転車に乗るモチベーションを保ち続ける方法をいくつか紹介したいと思います。
ひと口で言うと、「繰り返し的になることを避けるノウハウ」ということになります。
走るコースはいつも同じところだし、新しいテクニックを試すこともない、乗っている自転車は長い間どこも変えていない、ウェアやシューズ、ヘルメットなどもいつも同じ・・・
こういう状態が長く続くと、走ることで新鮮な感動や気持ちの高ぶりを感じることが少なくなります。
すなわち、倦怠期に入りやすくなります。
こうならないようにするための具体的な方法を、「楽しい系」と「ちょっとストイック系」の2グループに分けて紹介したいと思います。
「楽しい系」のマンネリ打破方法
楽しい系は、誰でも簡単にエンジョイしながらマンネリを打破できる方法です。
新しいアクセサリー、ツール、ウェアを試す
いつも同じ服装、同じ機材、パーツではなく、新しいものを取り入れるとマンネリ化を防げます。
アクションカメラ(GoProなど) サイクリング動画を撮ると、サイクリング中だけでなく、後で見返す楽しみが増え、「アーモンドグリコ」じゃないですが、二度おいしいです。 | |
新しいタイヤ タイヤに変えると走りが激変します。 細身のタイヤに変えると、スピードアップが図れます。逆に太いタイヤに変えるとクッションが良くなります。 | |
新しい地図(ナビゲーション)アプリ アプリによって機能が違うのでいろいろ試してみると面白いです。 Google Maps、Yahoo!MAP、NAVITIMEなど色々ありますね。 | |
これまでと違うサドル(サイズ、形状) 長く座るとお尻が痛い場合、他のサドルを試すと解決するかもしれません。 | |
新しいウェア 上着、パンツ、帽子、手袋、ヘルメット、靴、サングラスなどを変えると気分が上がります。 |
楽しい目的・趣味をサイクリングに追加する
ただサイクリングするだけでなく、新たな目的や趣味に関連させると、自転車で出かける楽しみが増します。
目的地へ行くために、いつもと違うところを走ることで、マンネリ化も防げます。
また、輪行(自転車を電車などの交通機関に載せて移動すること)も加えると、より遠くまで行けるので、一層の非日常感を楽しめます。
下に、目的の例と自宅近辺の施設やお店を調べるのに便利なサイトへのリンクを紹介します。
日帰り温泉巡り 近隣の日帰り温泉施設やスーパー銭湯を制覇するのも楽しそうです。 日帰り温泉ナビ https://onsen-trip.com/ | |
カフェ・スイーツ巡り 雰囲気のある喫茶店をめぐってみたいです。 日本のカフェ・スイーツ https://rtrp.jp/locations/38/categories/310/ | |
石拾い これは私が行っていることです。 川・海・山で石ころ探し https://ishihiroi.com/ | |
寺社仏閣巡り 自転車での寺社めぐりを私もときどきします。 御朱印集めもすると、より楽しいかもしれません。 日本全国の神社お寺 https://hotokami.jp/area/ 鎌倉の寺社を中心とした観光スポットの駐輪場は こちらの記事で紹介しています https://bit.ly/3nOlpAE | |
美術館・博物館巡り 展覧会スケジュール https://artscape.jp/exhibition/schedule/exhi_schedule_result.php?area=9 全国の博物館・科学館のおでかけスポット一覧 https://iko-yo.net/facilities?genre_ids%5B%5D=19 全国の美術館のおでかけスポット一覧 https://iko-yo.net/facilities?genre_ids%5B%5D=24 | |
滝巡り 滝でオゾンをいっぱいに浴びると癒されます。 いつもナビ「全国の滝・河川の施設検索」 https://gurutabi.gnavi.co.jp/i/gs20104/ | |
イベント巡り 日本はイベント大国です。祭りだけでも、数多くありますね。 全国のおでかけイベント https://iko-yo.net/events |
他にも、湧き水巡りや酒蔵巡り、旧街道の関所巡り、パン屋巡り、ラーメン店巡りなど、色々、ありそうです。
私などはあれもやりたい、これもやりたいと、選ぶのに困ります。
ブログやSNSにアップする
サイクリングの様子を写真や動画で撮って、ブログやSNSで他の人とシェアすることを想定して走ると、よりモチベーションが上がります。
私も行ったところを、このブログやYouTubeでときどき紹介しています。
https://www.youtube.com/channel/UCYdmMthTXx1E8mmMHsp3uYw
「ちょっとストイック系」のマンネリ打破方法
こちらは、自分を律したり、スキル向上のための努力をしたりすることでモチベーションを上げようという方法です。
求道的というかストイックな感じのある方法です。
目標管理を導入し、ガジェットで実績の把握と管理をする
自分で目標を設定し、それを達成することでモチベーションを維持します。
例えば、1週間に中強度の有酸素運動を150分以上するとか、月間300km以上走るといった目標です。
その際に、運動量を計測してくれるランニングウォッチのようなガジェットを活用すると、楽に実績を把握できます。
私の場合、GARMIN(ガーミン) ForeAthlete 55というのを使っています。
ForeAthlete 55はGarminウオッチの中では求めやすい価格で、基本的な機能しかありません。
それでもGPSや心拍計が付いているので、スピードや距離、タイム、カロリー、心拍ゾーン、平均心拍、ケイデンスなどを測ることができ、私にはこれで十分です。
なお、ケイデンス(1分間にクランクを回す回数)を測るには、自転車にケイデンスセンサーを付ける必要があります。
Garmin純正のものはこちらです。
Amazonで購入者のコメントをみると、こちらのより安いケイデンスセンサーでも使えるようです。
また、このようなガジェットは運動量管理のアプリと連携させられるものが多く、楽に管理ができます。
Garminの場合、「Garmin Connect」というモバイルとWebのアプリがあり、これでGarminウオッチで記録した健康とフィットネスのアクティビティを管理、分析できます。
https://www.garmin.co.jp/products/apps/garmin-connect-mobile/
私もこのアプリを使って毎週、中強度の有酸素運動を150分以上行うという目標の実績管理をしています。
例えば、7日目で累計140分しかできていなければ、「あっ、いけない!今日は10分以上有酸素運動をして、今週のノルマを達成しよう!」と運動をする気になります。
目標管理をしているからこそ、こういう行動をとるのであって、そのメリットだと思います。
目標管理をするにあたっての注意点は、実力とかけ離れた高いところに目標を設定しないことです。
さもないと、目標がプレッシャーとなってしまい、逆にモチベーションの低下につながってしまいます。
新しいライディング・テクニックを習得する
自転車に乗るスキルを改善し、その効果を感じることで、もっと自転車に乗ろうという気持ちになる方法です。
自転車初心者が取り組みやすく、大きな効果が出やすいのはペダリング・スキルの改善だと思います。
例えば、YouTubeには効率的なペダリングをするための方法を説明する動画が沢山あります。
下の動画はその一例です。
自分に合いそうな動画を視聴して、自分でもやってみると、何も考えずにペダルを回しているのとは効率が大きく違うことに驚くと思います。
もう一つ、自転車初心者がやってみて大きな効果が出やすいのはサドルの高さや前後位置の調整です。
一般に自転車初心者のサドルは低すぎる位置にセットされていることが多くあります。
適正な位置にサドルをセットできると、ペダルを漕ぎやすくなり、体幹や上半身の筋肉もうまく使えるようになります。
自分にとってのスイートスポットが見つかると、それから5mmでも違うと、大きな違和感を感じるようになります。
サドルの位置のセットの方法についてもYouTube上に多くの動画が載っています。
下の動画はその一例です。
他にもテクニック系のテーマは色々ありますね。
例えば、自転車に乗る姿勢です。
「正しい姿勢」に関しては、実はいろんな説があります。
例えば、「骨盤を立てるのか、前傾させるのか」について、YouTubeでも色んな説の動画が掲載させています。
自分にあった姿勢を追及するのも面白いと思います。
また、長い坂の登り方も奥深いですね。
立ちこぎ(ダンシング)と座りこぎ(シッティング)の割合をどうするのか、上手く切り替えるにはどうすれば良いのか、正しいダンシングの方法は何か、などです。
おわりに
飽きがきて自転車に乗ることが億劫になってしまうことを避けるための方法を、幾つかご紹介しました。
もし、倦怠期に陥りそうでしたら、それを回避する方法を選ぶための参考になれば幸いです。