「楽しさの良循環」を作って、運動をやらない理由にサヨナラする方法

 

「よし、やるぞ!」と思いたって運動を始めてしばらくは続けるけれど、いつの間にか止めてしまうことはよくあると思います。

そのため、なぜ継続できないのか、その原因と対策を考えてみました

また自転車は継続的に運動するための最適なツールだと思います。

自転車が長続きする運動になり得る理由と具体的に楽しさをアップするためのアイデアを紹介します

運動を始めたけど、続かない・・・

「よし、やろう!」と思いたって運動を始めてしばらくは続けるけれど、いつの間にか止めてしまった、ということはありませんか?

運動は三日坊主になりやすい

運動を始める理由は人それぞれだと思います。

例えば、定期健康診断の結果が思いのほか悪かった、もっとスリムにカッコ良くなりたい、あの服が着られるようになりたい、健康長寿のために足腰が衰えないようにしたい・・・

ただ、せっかく始めても、時間が経つと三日坊主で止めてしがちです。

どんな運動が続かないかは人によって違うと思いますが、私の場合、ゴルフやダンベルを使った筋トレは続きませんでした。

専門家のよくあるアドバイス

運動を継続できない人に対する専門家のよくあるアドバイスとして、次のような「明確な目標の設定」と「運動習慣の記録」を勧めることが多いですね。


目標設定をする

「痩せたい」、「健康になりたい」というような目標は漠然としていて達成感が得られにくいので、モチベーションを維持するのが簡単ではありません。
そこで、具体的な目標を設定することで、達成感を得やすくしましょうというアドバイスです。
例えば、「体重を5kg減らす」、「週3回、30分間運動する」といった具体的な目標設定です。
また、あまり高い目標を設定すると挫折しやすいので、ほどほどの目標にすることもお勧めされます。


運動習慣の記録を付ける

こちらは、運動習慣を記録することで、自分の取り組みを客観的に把握して、進捗を「見える化」しましょうというアドバイスです。
最近は便利な運動記録アプリがありますから、それらを活用すると楽に行えます。

  

これらのアドバイスはもっともだし、有益だとも思いますが、私が継続できなかった運動に関しては、あまり効果はありませんでした。

目的や目標は合理的であっても続けられない理由

何らかの合理的な理由で運動をしようと初めても続かないことが多いのはなぜでしょうか?

もうお分かりかもしれませんが、それは「人間は合理性では動かない生き物」だからです。

そのため、先程のような合理的なアドバイスを取り入れてもあまり効果が無い事が少なくありません。

賢そうに見える人でも合理的に行動するとは限らないことは、よくある次の例を見ても明らかですね。

・健康に悪い食事:頭では体に良くないと言われている食べ物を避けるべきだと分かっていても、食欲に負けてそのようなものを食べてしまう。

ジャンクフード

世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェット氏は大富豪で、毎日のように経済関連のニュースで氏に関係するニュースを見ます。
聡明な人なのでしょうが、チェリーコークなどジャンクフード大好きだそうで、氏自身、「まるで6歳の子どもの食事だ」と言っているそうです。
詳しくは次の記事をご覧ください。

・喫煙や飲酒:喫煙や飲酒の健康リスクを知っていても、禁煙・禁酒を挫折してしまう

酒・タバコ

・先延ばし:大事なことをすぐにすべきだとは分かっているけれど、面倒くささや怖さなどから先延ばしする

先延ばし

・浪費癖:浪費はいけないと分かっていて直そうと思っていても、つい衝動買いをしてしまう

浪費

他にもギャンブル依存など沢山ありますね。

つまり、人間の行動は理性だけでなく、欲求や感情、習慣などにも大きな影響を受けるというということですね。

次の図のように、理性が欲望の力に負けることはよくあることです。

(参考:GizWoo「【ブッダのライフハック術】心のムダな反応をやめればモチベーションは上がります」 https://blog.gizwoo.com/rd-no-reaction/

 

例えば、「寝不足で疲れている。もっと寝たい(睡眠欲)」とか「今日、外は寒そうで、部屋で暖かく快適に過ごしたい(怠惰欲)」といったネガティブな感情が強いと、理性では運動をすべきと分かっていても、運動するのを止めてしまいます。

更に、運動しないことに対する罪悪感を感じないでも済むように、「運動なんて本当はしないでいいんだ」という理屈を付けるという高等テクニックさえ使ったりします。

例えば、太り気味の人がダイエットで運動を始めたけれども、「太り気味の人の方が長生きする」という医療の専門家が書いた記事をネットで見つけて、運動を止める口実にしたりします(笑)。

また、「習慣」も合理的なことをするのをじゃまする力が強いですね。

例えば、駅の階段は歩いて登った方が健康に良いと分かっていても、ついつい習慣に従って無意識にエスカレーターに乗っている自分に気づいたりします。

では、どうすれば良い?

このように人間には非合理的な面もあり、単に「やるべき」と考えているだけでは運動を継続できません。

更に、同じことをずっとしていると、新鮮味が薄れてきてどうしてもマンネリ化してモチベーションが下がってしまいます。

マンネリ化

ではどうすれば良いのでしょう?

それは「楽しさの良循環」を作ることで継続できるようにすることだと思います。

具体的には次の2つを行うことです。

「楽しさの良循環」を作る方法

⑴ 新しい事を取り入れてマンネリ化を防ぐ

⑵ 合理性だけでなく非合理性もひっくるめて、ポジティブなワクワク感全体がネガティブなイヤイヤ感全体を上回るようにする

そうすると次の図のように「楽しさの良循環」ができて、運動を継続していけます!

「楽しさの良循環」を回す

 

① エクササイズをすることで、筋力、持久力、柔軟性などが向上します。
精神面では、脳内物質であるセロトニンやドーパミンが分泌され、気分が高揚します。
更に、目標を達成したり、身体の変化を感じたりすることができて、自己肯定感が高まります。

② その結果、身体面では、体力向上は、日常生活の動作を楽にし、活動範囲を広げることにつながります。
また、精神面では、意欲を高め、積極的に行動することにつながります。
ただし、同じことを長く続けているとマンネリ化していしまう恐れがあります。

③ やり方を変えてみるとか、他の楽しみと組み合わせてみるといったマンネリ化を防ぐ工夫をします。
またこの工夫で、合理性だけでなく非合理性もひっくるめて、ポジティブなワクワク感全体がネガティブなイヤイヤ感を上回れば、「よし、続けよう」となります。
こうなるとまた、①に戻って、更に身体面や精神面が改善され、②のその結果・・・というように「楽しさの良循環」が出来上がります。

サイクリングは「楽しさの良循環」を作りやすい

私はサイクリングは「楽しさの良循環」を作りやすい運動だと思います。

なぜなら、自転車には他の運動には無い、次の三つの特徴があるからです。

自転車の三つの特徴

特徴1: きつくない運動強度で、早く遠くまで行ける

自転車であれば、頑張らなくともウォーキングやジョギングの数倍のスピードで遠くまで行けるます。
特に、電動アシスト自転車であれば、急な上り坂があっても、それなに頑張らずに行けます。
「電動アシスト自転車って楽過ぎて運動にならないんじゃないの?」と疑問に持つ人もいると思いますが、前傾姿勢を取りやすいもの(例:クロスバイク型電動アシスト自転車)であれば、しっかりと運動になります。
詳しくは次の記事をご覧ください。


また、自転車はサドルに座ってペダルを漕ぐので、歩行やランニングよりも膝や腰にかかる荷重が少なく、怪我をしにくいというメリットもあります。

例えば、ある調査では約80%のランナーが膝に何らかの不安を感じていると答えています。
(PRTIMES 日本シグマックス株式会社 「1000人のランナーに膝の不安とその対処法を調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000002354.html

特徴2: 荷物を沢山運べる

ロードバイクでは難しいですが、普通のママチャリやクロスバイクには簡単にバッグやカゴを取り付けられます(初めからカゴが付いているモデルもあります)。
飲料、食料、撮影機器、お土産、着替えなど、様々なものをそれで運べます。
特に電動アシスト自転車であれば、荷物による重量が増えても、きつい坂の登坂でもそれ程大変にはなりません。
それに対して、ウォーキングやランニングでは身軽である必要があるので、重いものやかさばるものを持ってはできません。

特徴3: 普段着で乗れる

ロードバイクに乗る人はジャージやビブショーツなどをビシッと着ている人もいますが、クロスバイクや小径車、ママチャリの場合、普段着でOKです。
気を付けるのはペダルを漕ぎやすいように伸縮性のあるパンツを履くことくらいです。
今は、見た目はジーパンやスラックスみたいでも、すごくストレッチするのも売られているので、選ぶのは苦労しないと思います。
普段着で乗れるということは、サイクリング中にショッピングセンターや飲食店、寺社、美術館などにも違和感なく行けるということです。
それに対して、タンクトップやショートパンツのランニング姿でレストランに行ったりお寺にお参りしたりできません。

これら3つの特徴を活かして、ただサイクリングするだけでなく、新たな目的や趣味に関連させると、自転車で出かける楽しみが増して、マンネリ化も防げます

サイクリングと組み合わせる楽しみのアイデア例

例えば、次のような楽しみや趣味とサイクリングに組み合わせることができます。

● 観光スポット・寺社巡り
(荷物:カメラやモバイルバッテリーなどの撮影機器、お土産・・)

(参考: 日本全国の神社お寺 https://hotokami.jp/area/

● 美術館・博物館巡り
(荷物:カメラやモバイルバッテリーなどの撮影機器、お土産・・)

(参考: 全国の美術館のおでかけスポット一覧 https://iko-yo.net/facilities?genre_ids%5B%5D=24

(参考: 全国の博物館・科学館のおでかけスポット一覧 https://iko-yo.net/facilities?genre_ids%5B%5D=19

● 飲食店や喫茶店巡り

(参考: 日本のカフェ・スイーツ https://rtrp.jp/locations/38/categories/310/

● ショッピングモールやアウトレット、ホームセンター巡り
(荷物:買った商品)

● 温泉施設やスーパー銭湯巡り
(荷物:着替えの衣服、タオル、スキンケア用品・・)

(参考: 日帰り温泉ナビ https://onsen-trip.com/

● 石拾い・鉱物採取
(荷物:ハンマー、長靴、ゴム手袋、スコップ、ふるい、濡れタオル・・)

 

更に電車での輪行や自転車を車に乗せて行くと更に行動範囲が広がります。

折り畳める自転車を使えばこれは大変な手間ではありません。

詳しくは次の記事をご覧ください。

 

自転車と組み合わせられるものは一つだけでなく、例えば、名所スポット巡りとグルメショップ巡りの両方のように複数の組み合わせも勿論可能です。

更には、写真や動画を撮って、SNSに上げるなど、楽しみの幅を広げられます。

このように新しいこととサイクリングを組み合わせて、マンネリ化を防ぎ、楽しみの感情が増して、ネガティブな感情を上回るようにすることで、運動を継続できます(次の図)。

自転車を使って「楽しさの良循環」を回す

例えば、花のお寺巡りの趣味と組み合わせると、「寒いから外に出るのは止めようかな」と思っていても、「梅の花が満開らしいので見に行きたい」という気持ちが勝ってサイクリングに出かけたりします。

 

身だしなみについての一口メモ

上記のような楽しみや趣味とサイクリングを組み合わせる場合、サイクリングでかく汗が気になる場合があります。

例えば、汗臭いままでレストランや美術館に入るのは気が引けますよね。

私は、次のような大判のぬれタオルをサイクリングの際に持参して、気になったときに体を拭くようにしています。

個装なので1,2本を持参することができ、便利でお勧めです。

お勧めはどんな自転車?

さきほど次の三つの特徴を持つ自転車と他の趣味や目的とを組み合わせれば自転車での運動を継続しやすいと言いました。

・特徴1. きつくない運動強度で、早く遠くまで行ける
・特徴2. 荷物を沢山運べる
・特徴3. 普段着で乗れる

これら三つの特徴、全てを併せ持つのは、クロスバイク風の電動アシスト自転車です

アップライトな姿勢で乗るママチャリ風電動アシスト自転車と違って、クロスバイク風のものは前傾姿勢を取りやすいので、体重も使った乗り方で効率よく進みます。

また、前傾姿勢だと腕や背筋、体幹の力も利用しやすくなり、より全身運動がしやすくなります。

ロードバイクはスピードは出ますが、荷物をあまり運べず、服装も普段着では似合いません。

ということで、クロスバイクバイク風電動アシスト自転車がお勧めで、例えば次のようなモデルです。

商品写真ではカゴは付いていませんが、カゴを付けることはできます。

 

上記の商品紹介で、「楽天市場で見る」のボタンを押すと、「サイクルベースあさひ」の楽天市場ショップに飛びます。

「サイクルベースあさひ」の店舗が近所にあれば、「サイクルベースあさひ」の楽天市場ショップで注文し、商品は実店舗で受け取るのがお勧めです。

なぜなら、「楽天市場」のポイント利用ができて、品物は実店舗で受け取るのでお店で、色々なサポートを受けることができ便利だからです。

特に商品に初期故障があると、ネットでの購入で自宅に直接配送の場合、商品交換や返品の処理が面倒なことがありますが、実店舗で受け取れば対面でお店の人と問題解決できます。

はい、以上です!

思いたって運動を始めてしばらくは続けるけれど、いつの間にか止めてしまうことはよくあると思いますので、その原因と対策を考えてみました。

自転車は継続的に運動するための最適なツールだと思います。

私自身の経験に基づき、具体的に「楽しさの良循環」を作るためのアイデアを紹介しました。

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