電動アシスト自転車のバッテリー寿命はたった数年 ~ 寿命をできるだけ延ばす方法

電動アシスト自転車本体の寿命は8~10年なのに対して、バッテリーの寿命は3~5年と言われています。

ですから、バッテリーの寿命がつきたら、自転車本体はそのままで、バッテリーを新品に交換することが多いと思います。

ここで頭が痛いのは、新しいバッテリーは大体、3~5万円もすることです。

バッテリーの値段は高い!

電動ではない普通のママチャリの相場は2~3万円ですから、バッテリー単体の値段の方がママチャリよりも高いということになります。

健康寿命を延ばすために電動アシスト自転車を愛用している私ですが、バッテリーの寿命がすぐにきて、高額な買い替えをしなければならなくなるのは困ります。

バッテリーの寿命は、電動アシスト自転車の乗り方やバッテリーの保管方法によってかなり変わると言われています。

「バッテリーの寿命を延ばすには、あまり乗らなきゃ良いんじゃない」と冗談に思うかも思うかもしれませんが、バッテリーは乗らなくても常に放電しているし、保管の仕方によっては早く減ってしまうこともあり得ます。

例えば、3年間で数えるほどしか充電していないのに走行距離が短くなるということもあるそうです。
(参考: Panasonicの「よくあるご質問」 https://x.gd/kuFib )

そこで、なるべくバッテリーの寿命を延ばすための工夫をまとめてみましたので、紹介します。

電動アシスト自転車のバッテリーには、リチウムイオン電池とニッケル水素電池の2種類がありますが、現在はリチウムイオン電池が主流となっています。
そのため、この記事ではリチウムイオン電池のバッテリーを想定しています。

バッテリーの一般的な寿命はどれくらい?

バッテリーの寿命は、自転車の走行の仕方や気温などの保管状態、充電の仕方などに変わってきます。

ただ、ざっくりと言うと、最近の最新モデルでは3~5年、充電回数で700~900回が目安といわれています。

では、どうなったらバッテリーの寿命がきたと言うのでしょうか。

バッテリーは充放電を繰り返して充電容量が定格の半分程度になると、以降は急激に劣化が進みます。
そのため、バッテリーメーカーなどは、定格容量の50%になる充電回数を寿命とし、回数で言うと上記のように700~900回としています。

(参考:ブリジストンの「電動アシスト自転車取扱説明書(シティ車)」https://www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&category_id=8&products_id=126&year_id=2022&shashu_id=807 )

バッテリーの寿命を延ばすコツは?

バッテリーの寿命を延ばすコツは次の図のように、大きく「保管方法」と「充電方法」、「乗り方」の三つの分野に分けることができます

バッテリーの寿命を延ばすための方法

次に各分野の説明をします。

保管方法

バッテリーの寿命は保管の仕方によっても違ってきます。

バッテリーは「満タン」または「カラ」の状態で放置しない

リチウムイオン電池は、満充電(充電が100%近くの状態)や充電残量が0%の状態で長期間放っておくと劣化してしまいます。

ちなみに、このような保存状態が原因となっておこる劣化は「保存劣化」と呼ばれます。

寿命を延ばすには、残量を40~60%に維持することがポイントです。
スマホの充電の要領と同じだと考えるとわかりやすいでしょう。

忘れがちなのは、バッテリーは常に放電していることです。

電動アシスト自転車を長期間使わないときは、残量がある状態で保管し、放電でバッテリーが空にならないように、ときどき充電することがお勧めです。

バッテリーの置き場の温度に注意する

リチウムイオン電池には、高温にも低温にも弱いという特徴があります。

直射日光に当たる場所に保管すると劣化が進んだり、冬季には能力が低下して残量が急に少なくなったりすることがあります。

長期間、自転車に乗らない場合、バッテリーは屋内(15~25℃)で、湿気のない所で保管することが良いそうです。
(参考:Yamaha PAS「サポートQ&A」 https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/faq/answer/cn/03/qn/post_92/

私は家では自転車にバッテリーを付けたまま庭に停めていましたが、今年は猛暑が長く続いている上、自転車用カバーをかけているのでカバー内は更に高温になっていると思い、バッテリーは外して室内で保管することにしました。

バッテリーを自転車からはずして保管する

自転車にバッテリーをつけたままの状態で自転車を停めておくよりも、バッテリーを外して、上記のように気温の安定した室内で保存することがお勧めです。

こうすることで、自然放電を減らせるので電池の消耗を減らすことができます。

また、バッテリーを室内保管すれば盗難予防にもつながります。

充電方法

バッテリーの寿命を延ばすには、次のように充電の仕方にもコツがあります。

十分、充電されているバッテリーに続けて充電しない

バッテリーが空にならないように、マメに充電する人も少なくないでしょう。

しかし、バッテリーを充電し過ぎると、劣化を早める恐れがあります。

90%といった満タンに近い状態での充電は避ける方が良いでしょう。

充電容量が適度な範囲内に収まるように充電する

電動自転車のバッテリーは、700〜900回程度充電を行うと寿命が来るので、バッテリーの寿命を延ばす策の一つは、充電回数を減らすことです。

ただし、充電回数は、充電した回数ではなく、充電量が合計で100%に達した時点で1回と数えるため、頻繁に充電を行う「継ぎ足し充電」にそれほど気に掛ける必要はないと言われています。

それよりも、バッテリーの寿命を延ばすのに有効な策は、充電容量を定格の40%から85%程度に収めることと言われています。
(参考: 日本経済新聞 「満タンと空っぽはNG バッテリー長持ちの基礎知識」https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34356140Q8A820C1000000/

【一口メモ】
ブリヂストンの一部のバッテリーには、70~80%まで充電したら充電が止まる「リミット充電モード」という機能が付いています。
例えば、私が乗っているTB1eという同社の電動アシスト自転車に使われるBT-B400というバッテリーにこの機能が付いています。
ヤマハやパナソニックの電動アシスト自転車には無い、ブリジストン独自の機能のようです。
この「リミット充電モード」を使えば、70%~80%で充電がストップするのでバッテリーが長持ちすることが期待できます。
更に、「リミット充電モード」で充電すると、「回生ブレーキ」の機能を走り始めてすぐに使えるようになり、自転車を走らせながら自動で充電も行われるため、フル充電しない方が省エネになります。

乗り方

電動アシスト自転車の乗り方に注意することによっても、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

アシストが必要ない所ではこまめに切る

一般的に電動アシスト自転車は、走行モードを電力消費量の少ない方から、エコモード、オートモード、パワーモード(メーカーによって名称は違うかもしれません)といったように選べます。

いつもアシストが最大なパワーモードで走っていれば楽ちんではありますが、バッテリーは早く減り、充電回数が早く増えます。

逆に、平坦な道や下り坂などでは、エコモードを選択するか、アシストを切るようにすることでバッテリーの消費を抑えられます。

私は次の記事に書きましたように、ハンドルにバーエンドバーを取り付けました。

アシストをあまり使わずペダルを漕ぐのが重く感じる場合も、これを使うと、より上半身の力を使えるようになり、より楽にペダルを漕げるようになりました。

バーエンドバーをハンドルに取り付けたところ

バーエンドバーは簡単に取り付けられて効果がはっきり分かるのでお勧めのパーツです。
しかも値段もそれほどしません。

デメリットはブレーキレバーから離れた所を握ることになるので、とっさにブレーキをかけられないことです。

そのため、ゆったりと走行できる状況のときにだけ、バーエンドバーを使うようにする必要があります。

軽いギアでスタートしてアシストの負担を減らす

電動アシスト自転車は走り出す時にもっとも負荷がかかり、バッテリーの電力を多く消費します。

そのため、例えば、信号待ちなどで停車するときにはギアを軽い方にシフトダウンします。

そうして信号が青になったら走り始め、スピードがついてきたらより重いギアにシフトアップすると、バッテリーの減りを抑えることができます。

タイヤの空気圧を適正に保つ

タイヤの空気が減っているとタイヤの地面への接地面積が増え、抵抗が大きくなるので、バッテリーの消耗も増えます。

そのため、タイヤに空気がちゃんと入っていることを確認して走行することが必要です。

また、電動アシスト自転車はバッテリーやモーターが搭載されている上、重さに負けないように頑丈な部材で作られているため、普通の自転車よりも重量があります。

その重さのため、タイヤがペコペコの状態で走行するとパンクしやすくなるので、それを防ぐ意味でも空気をちゃんと入れておくことが大事です。

バッテリーの今の寿命を知る方法

自分のバッテリーの寿命はあとどれくらいか、知りたい人も多いと思います。

特に、「最近、1回の充電で走れる距離が減ってきた?」と感じている人は気になりますよね。

バッテリーの寿命の確認方法には次の二つがあります。

  1. 残量表示ボタンで確認する
    ブリジストンやパナソニック、ヤマハなど代表的メーカーの電動アシスト自転車のバッテリーにはバッテリーの自己診断機能が付いています。
    操作方法はメーカーによって違うので、自分のバッテリーの寿命を知るには自転車の取扱説明書を見てください。
    購入した時に付属していた紙の取扱説明書を紛失していても、今はネットで検索すればPDFファイルで見られる便利な時代になったので調べ易いと思います。
  2. お店でバッテリーを確認してもらう
    大手メーカーのバッテリーは、バッテリー診断機を置いているお店で診断してもらえます。バッテリーがどのような状況で使われているかを可視化するとともに、今後の使い方についてのアドバイスも受けられます。
    (参考: サイクルショップ オギヤマ 「バッテリー診断できます♪」https://ogiyama.net/2594/
    自分の自転車を購入したお店や最寄りの自転車店にバッテリー診断機があるかどうか確認してみることをお勧めします。

バッテリーの廃棄処分にいくらかかる?

電動アシスト自転車のバッテリーは再利用できる材料を多く含んでいるので、リサイクル回収の対象となっています。

一般ゴミとして捨てることはできません。

結論から言うと、使わなくなったバッテリーは基本的に無料で回収してくれます。

具体的には、買ったお店に持ち込むか、一般社団法人 JBRCに加盟しているバッテリーリサイクル協力店にバッテリー回収の相談をしましょう。

なお、次の例のように有償の回収サービスもあり、それを利用する方法もあります。

●【電動アシスト自転車用バッテリー回収・引取サービス】Panasonic・ブリヂストンのバッテリー
https://wowma.jp/item/427078360

●【廃棄バッテリー回収サービス】 パナソニック・ヤマハ・ブリヂストン・ミヤタ・サンヨー・サンスターのバッテリー
https://item.rakuten.co.jp/zitensyadepo/haiki/

おわりに

電動アシスト自転車の便利さを一度知ってしまうと、もう使うのを止められなくなってしまいます。

バッテリーの寿命が来たときに、自転車本体にガタが来ていなければ、新しいバッテリーに換える人が殆どでしょう。

けれども、新品のバッテリーは高価です。

新しいバッテリー換える時期をできるだけ後に延ばすためのコツを、「保管方法」、「充電方法」、「乗り方」の三つの分野に分けて紹介しました。

ひとつでも参考になるところがあれば、幸いです。

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