サイクリングは、風を切って走る爽快感が気持ち良いですよね。
しかし、日焼け止めを塗っていても、汗で流れ落ちて目に入ってしまい、ヒリヒリと痛む経験はありませんか?
そんな悩みを解決してくれる、目にしみない日焼け止めがあるんです!
今回は、サイクリング中の日焼け止めの選び方と、私のおすすめの日焼け止めを紹介したいと思います。
目 次
体に良くない紫外線への対策は3月から始めるのが良さそう
私は若いころは紫外線対策をあまりしてこなかったせいか、今頃になって顔や手の甲のシミが増えてきました。
紫外線を浴び続けるとその影響は肌へ蓄積され、忘れた頃に現れてくるそうです。
例えば、シミやしわの増加、腫瘍やガンの発生、白内障、光線過敏症、免疫抑制などの悪影響です。
(参考: 環境省 「紫外線による健康影響」 https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/02.pdf)
紫外線が原因で起こるシミは頬やこめかみに出来やすく、薄茶色で一度できると消失しないのが特徴だそうです。怖いですね。
もうこれ以上、シミを増やしたくありません。
そもそも、何月から紫外線対策を始めれば良いのでしょう?
気象庁のデータによると、図のように3月から紫外線が強くなり、夏にピークを迎えます。
私はなんとなく、5月くらいからでいいやと思っていましたが、紫外線対策は3月から始めた方が良いということですね。
また、紫外線の量は晴れの日だけでなく、曇りや雨の日でもそれほど減らないそうです。
(参考: 気象庁Webページ https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html )
薄曇りの日の紫外線量は晴れの日の8~9割、曇りの日の場合は6割弱だそうです。
驚くことに、雲の状態によっては、雲が比較的多くても日射しを受けていれば、快晴の場合よりも紫外線量が多くなることもあるそうでう。
曇りの日でも油断せず、紫外線対策をする必要があるということですね。
サイクリング中に日焼け止めが目にしみて困る
私はサイクリングで紫外線を防ぐための対策として、次のような服装をしています。
気温に合わせて薄着、厚着の調節はしますが、大体一年中、この格好です。
・長袖の上着、または半袖+アームカバー
・長ズボン、または半ズボン+レッグカバー
・手袋
・つばの広い帽子、またはヘルメット
・サングラス
・フェースカバー、またはマスク
・日焼け止め
中でも欠かせないのは日焼け止めです。
紫外線は上から降ってくるだけではなく、地面からの照り返しや周囲の壁からの反射光もあります。
さらに、マスクで覆っている部分にも紫外線は侵入すると言われています。
(参考:日本予防医学協会 健康づくりかわら版 https://www.jpm1960.org/kawara/02/202207.html)
そのため、帽子を被ってフェースカバーやマスクをしていても、日焼け止めを塗るようにしています。
ただ、日焼け止めに関しては、私は悩んでいることがありました。
それは、汗とともに日焼け止めが目に入って、ものすごい痛みを感じることです、
涙がボロボロと出て止まらなくなります。
目薬をさしたくらいでは治りません。
交通量が多いところを走っているときにこのような事態になると事故にも繋がりかねません。
なお、使っていたのは、近所のドラッグストアで買った安い日焼け止めでした。
日焼け止めなんてどれも大差ないだろうと思っていたので、価格で選んでいました。
日焼け止めが目にしみる原因を調べてみた
サイクリング中に汗とともに日焼け止めが目に入って、ものすごく痛くなる原因を調べてみました。
「日焼け止め 目にしみる」でネット検索してみたところ、多くの人が共通して言っているのが、日焼け止めに入っている次の二つの成分が目にしみる原因だということでした。
【 目にしみる原因の日焼け止め成分 】
参考: ユースキン製薬 https://www.yuskin.co.jp/hadaiku/detail.html?pdid=73
- 紫外線吸収剤(ケミカル)
- アルコール (エタノール)
特に紫外線吸収剤は、 人によってはアレルギー反応を起こし、真っ赤にただれたり、腫れたりしてしまうことがあるそうです。
私は美容系のことはまったく疎く、初めて知りました。
また、日焼け止めの中には、これらを含んでいないものもあることも分かりました。
「紫外線吸収剤」が入ってないものは効果が薄いんじゃないかと思いましたが、代わりに「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」というものが入っているものがあり、これが紫外線を拡散して日焼けを防いでくれるらしいです。
紫外線散乱剤の肌への刺激は紫外線吸収剤に比べると負担が少ないそうです。
また、石けんで簡単に落とせる商品が多いので、クレンジングによる肌への負担も減らすことができます。
ただ、散乱剤入りのものは、吸収剤より塗り心地が劣ったり、白浮きなどが目立ったりすることがあるようです。
目にしみる成分の入っていない日焼け止めを探してみた
要するに、目にしみない日焼け止めを探すには「紫外線吸収剤不使用」で「アルコール(エタノール)不使用」と記載されている日焼け止めを選べばよいことが分かりました。
ただ、「紫外線吸収剤」と記載されていない商品を選べばいいのではなく、「紫外線吸収剤不使用」と記載されているものを選ぶ必要があります。
その理由は、「紫外線吸収剤」を使用していても、メーカーは商品に「紫外線吸収剤使用」と記載しなくてもよいことになっているからです。
さらに、サイクリングのように長時間、外にいる場合、PA/SPF値が高い日焼け止めを選ぶ必要があります。
ネットショップで、次の4条件で日焼け止めを探してみました。
・「紫外線吸収剤不使用」かつ「アルコール(エタノール)不使用」
・PA/SPF値が高め
・評価が高い
・お値段が手ごろ
その結果、次の二つが良いと思い、購入しました。
- 無印良品 日焼け止めミルク SPF30・PA++ 150ミリリットル
これは、その量に対して価格が安いので、普段使いに使っています。
・紫外線吸収剤不使用
・アルコールフリー
・無香料・無着色・無鉱物油
・パラベンフリー
・アレルギーテスト済み
・ヒアルロン酸Na配合(うるおい成分)
伸びが良く、べたつかないので使い心地は良いです。
ノンケミカル(紫外線散乱剤)なので塗った直後は少し白浮きしやすいですが、私の場合、10分もすると消えます
また、石鹸で落とせるので便利です。
- キュレル UV カット UV エッセンス 50g 日焼け止め SPF30 / PA++
こちらは携帯に便利な小さ目の容器なので、外出する際に携行して2度目の塗りをするのに使っています。
1度目の塗りから、2,3時間経ったら2度目の塗りをするようにしています。
・紫外線吸収剤無配合
・アルコールフリー(エチルアルコール無添加)
・アレルギーテスト済み
・植物由来の消炎剤(有効成分)配合
・潤い成分(セラミド機能成分、ユーカリエキス、アスナロエキス)配合
硬さはクリームのようですが、塗ってみると結構伸ばしやすいです。
また、保湿成分のおかげでマスクしていてもカサカサせず、快適です。
白さで少し顔色がトーンアップしますが、私の場合、より若々しく見えるのでそれが気に行っています。
おわりに
日焼け止めは、体に害のある紫外線への対策として大事ですが、フェースカバーやマスクの下にも塗る必要があることが分かりました。
日焼け止めを付け始める時期については、3月からが良さそうです。
また、日焼け止めが目に入った場合にしみる原因は、「紫外線吸収剤」と「アルコール(エタノール)」でした。
これらが入っていない日焼け止めに換えることで、サイクリング中に目に入って激痛に襲われることがなくなりました。
同様の悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
【追記】
アイブロウ(眉墨)が目に入ってしみるという悩みを解決してくれるものを次の記事で紹介しました。
よろしかったらご覧ください。
一口メモ : PA / SPFとは
地上に到達する紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があります。
PAはProtection Grade of UVAの略です。
UVAは皮膚の弾力を保つコラーゲンなどを破壊するためシワやシミの原因となります
UVAの防止効果のレベルは+から+++の3段階があります(PA+:UVA防止効果がある、PA++:UVA防止効果がかなりある、PA+++:UVA防止効果が非常にある)。
SPFはSun Protection Factorの略で、UVBに対する防御効果を表しています。
UVBは皮膚表層の細胞を傷つけ細胞の癌化を引き起こします。
SPF値の意味ですが、普通、夏の海岸で20分間日光に当たると、翌日赤みが出ます。
例えば、SPF30の製品を規定量つけた場合、20分×30=600分=10時間、日光に当たって、始めて翌日赤みが出るということになります。
(参考: 日本皮膚科学会Webページ https://www.dermatol.or.jp/qa/qa2/q12.html )