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ブロンプトン自転車用のサドルハイトインサートという便利なパーツ
サドルハイトインサートというパーツは、ブロンプトンの折り畳み自転車のシートポスト(サドルが乗っかっている棒)を伸ばした時、自分が設定した長さ以上には、シートポストが伸びなくなくするためのものです。
https://jp.brompton.com/support/setting-up#anchor8
これで、折り畳んだ自転車を展開する際、サドルの高さをいちいち調整する手間が省けるようになります。
ブロンプトンを購入した際、このパーツは標準で付いていました。
お店の人から「これを付けると便利ですよ」と聞いてはいたのですが、これまでずっと放置していました。
このパーツがあるのを思い出し、自分のサドルの高さも定まってきたので、付けてみることにしました。
サドルハイトインサートの取り付け方法
取り付け作業は簡単で、器用ではない私でもできました。
作業に使うものを用意する
作業に必要なものは、サドルハイトインサートフィッティングの他には、六角レンチ、ハサミ、マジックペンです。

サドルの高さの位置を決める
自分のライディングに合うサドルの高さを位置決めします。
遠乗りをし、また乗る回数も数多くして、これが私のポジションと思えるところを見つける必要があります。
後で、設定したサドルの高さが低すぎたと気が付いても、カットしてしまったサドルハイトインサートを長くはできませんので、慎重に決めます。
次に、サドルやリアライトなど、シートポストについているものを取り外します。

シートポストのポジション位置にマジックで印をつける
シートポストの根元にポジション位置の印をマジックペンなどで付けます。
油性マジックペンで書いても、後でシンナーなどできれいに消せますので、心配いりません。

シートポストを目一杯延ばす
印を付けたら、次に、シートポストを一番上まで引き上げます。

サドルハイトインサートをシートポストにはめる
サドルハイトインサートをシートポストに巻きつけます。
サドルハイトインサートには角のようなものが付いており、これが下側になるようシートポストに取り付けます。

サドルハイトインサートをカットするところに印を付ける
マジックペンで印をしたポジション位置に合わせて、サドルハイトインサートをカットするところに目印を付けます。
私の場合、目印として布粘着テープの切れ端を貼りました。

サドルハイトインサートをカットする
さきほど印を付けた部分でサドルハイトインサートを切断します。
ハサミでも簡単に切れます。
これで、サドルの高さが決まってしまうので、切るときはちょっとドキドキします。

シートポストを下側から抜き取る
シートポストの末端に抜け防止のパーツが付いているので、自転車の下側から抜き取ります。

カットしたサドルハイトインサートをシートチューブに挿入する
サドルハイトインサートに生えている角を上にしてシートチューブに挿入します。
シートチューブには切り欠きがあり、そこに角が入るように入れます。

下はサドルハイトインサートを挿入したシートチューブの写真です。
シートチューブの中に切り欠きがあり、そこにサドルハイトインサートの角が引っかかるため、下に落ちないようになっています。

シートポストを下から入れ、サドルなどを戻しておしまい
シートポストを下から入れます。
それからサドルやリアライト等を元通り取り付けます。
シートポストを一番上まで引き上げてみると、先程マジックペンで印を付けた位置でピタッと止まります。
期待した結果通りではあっても、ちょっと感動しました。
これを考えた人はすごいです。

まとめ
これで、降りたんだブロンプトンを展開する都度、サドルの高さを調整する必要がなくなりました。
ただ、今後、シートポストを延ばせる長さを変えたくなる場合も無きにしも非ずです。
例えば、厚みの薄いサドルに交換すると、乗車位置が厚みの違い分だけ、低くなります。
そうするともっとシートポストをもう少し長くできるようにしないと、サドルの高さが前のサドルと同じになりません。
一旦カットしたサドルハイトインサートはもう長くはできませんので、新しいサドルハイトインサートを購入して、上記の作業をまた行うことになります。
新しいサドルハイトインサートは、例えばAmazonで1800円(当記事の執筆時点)程度で購入できます。