私は健康のためにサイクリングすることを日々の運動のメインにしていますが、これは下半身が主の運動です。
サイクリングばかりしているせいか、腕の筋肉が細くなり、以前の固い力こぶもなくなってきて、プニョプニョと柔らかくなってきました。
腕立て伏せ等は時折、思い出したようにするのですが、長続きしません。
そこで上半身の運動が多めのゲームソフトを探した結果、選んだのがNintendo Switchの「フィットボクシング2(Fit Boxing 2)」です。
コントローラー グリップはこのメリケンサック風のものを使っています。
ストラップをつけるより、しっかり握れるのでミスが少なくなり、パンチの判定結果(JUST、GOOD、MISS)も良くなりました。
3ヵ月やってみて、プヨプヨ気味になっていた上腕二頭筋も以前のように大きく固くなって嬉しくなりました。
また、上半身全体が引き締まった結果、体重が1kg減りました。

このゲームの特に何が良かったのかを紹介したいと思います。
また、当初、パンチの打ち方が良くなく、テニス肘のように肘を痛めてしまいました。
そのため、怪我をしないための方法を調べ、ポイントをイラストを使ってまとめたので、それも紹介します。
目 次
「フィットボクシング2」の良い点
飽きさせない仕掛けが秀逸
約3カ月使ってみての感想ですが、ゲーム性があるので飽きずに続けられる点が良いと思います。
すっかりハマってしまい、今後も続けたいと思います。
このように思えるのは大切で、どんなに良いと言われるエクササイズでも続けられないと意味がありません。
具体的に良いと思う点を以下に列挙します。
- 魅力的なインストラクターからの励まし
12人のインストラクターの中から好きなインストラクターを選べるのですが、エクササイズ中や終わった後にものすごく励ましたり褒めたりしくれるので、やる気が出ます。
インストラクターは口調や性格が様々なので、気分に応じて違うインストラクターを選べるという楽しみがあります。

次のスクリーンショットのような感じで、インストラクターが「最後まで集中していきましょう!」とか、「すごくいいですよ!」、「完璧!」などと励ましてくれます。

エクササイズが終わると、結果に対してコメントもしてくれます。
高齢者と呼ばれる歳ですので、カラダ年齢38歳と言われるとニンマリしてしまいます。

- 練習量、スキルアップの見える化でモチベーションを維持できる
徐々にスキルアップしているのが分かる仕組みになっていて、それがやりがいに繋がります。
初めのうちは、ジャブやストレートなどの基本的なパンチが中心ですが、うまくできるようになると、新しい練習メニューが自動的に追加され、より複雑なパンチを楽しめます。

具体的には、次のスクリーンショットのように、アチーブメント(達成した結果)に基づいて、新しい練習メニューが追加されます。

また、新しい練習メニューが追加されるにつれて、運動の強度も増えていきます。
初級から中級を経て最近、上級になって達成感があります。

難しいメニューは最初のうちはうまくできないのですが、何回も挑戦しているうちに、それほど難しくなくなり、成長を感じられるのも「フィットボクシング2」の魅力の一つです。
- メニューを柔軟に選べる
今日はあまり時間が無いとか、疲れ気味でサクッと運動したいといったこともありますが、運動量を「軽め」、「いつも通り」、「重め」から選べるのも良いです(次のスクリーンショットを参照)。
これを気軽に選べるようになっているのも、続けられる要因だと思います。

素早い身のこなしできるようになり、若々しくなる
最近はスピーディな動きをすることがめっきり減っていました。
サイクリングやウォーキングで俊敏な動作が必要なことは殆どありませんから。
「フィットボクシング2」では、パンチを避けるためのダッキングや左右のウィービング動作も交えながら、数秒間の間にパンチを的に何発も叩き込むという動作を何度もします。
そのために、身のこなしが軽くなりました。

また、反射神経も良くなったと感じます。
認知機能が向上し、脳が活性化する
インストラクターから次から次へと「ジャブ」、「ストレート」、「フック」、「アッパー」などの指示が出され、それを瞬時に認識してその通りに体を動かさなければならないので、認知機能や脳の活性化にも良いと思います。

高齢者にはこのようなボケ防止にも役立つゲームは助かります。
ストレス発散できる
パンチで殴るという動作は、何か本能的な快感があり、ストレス発散できます。
特に、「フィットボクシング2」では、ノリノリの曲とインストラクターからの励ましを聞きながらパンチを繰り出すので、余計、ストレスを発散できます。

怪我をしないための注意点
以上のようにメリット満載の「フィットボクシング2」ですが、私はやり始めてしばらくして、肘の外側が痛くなりました。
症状はいわゆるテニス肘と同じで、パンチを打つときに腕を伸ばし過ぎたのが原因でした。

次のテニス肘用サポーターを買って付けたので、痛みはすぐに軽減しましたが、それでもせっかく楽しくなっていたのに、治まるまで2週間もゲームを中断しなければなりませんでした。
そこで、ケガをしないための姿勢や体の動かし方を調べてみました。
特に、「肩こりラボ」の「Fit Boxing公式」という一連のYouTube動画が非常に参考になりました。
このようにして調べた結果の要点を自分用にイラストにしたのですが、以下に共有したいと思います。
肘を痛めないように、腕を過伸展しない
初めは何も考えず、パンチを打つときは肘が伸びきるまで腕を伸ばしていました。
井上尚弥選手のような目にもとまらないパンチを出しているという妄想をしながら、肘に負担をかけてやっていました(我ながら馬鹿ですね~)。
その結果、肘が痛くなり、テニス肘用のサポーターを着けて腕をしばらく安静にするはめになってしまいました。
ジャブを打つときに、インストラクターが「腕は真っ直ぐに伸ばす!」と声掛けをしてくれるのですが、怪我をせずに「フィットボクシング2」を長く楽しみたいなら、腕を完全に伸ばしきらないようにする必要があります。

腕だけのパンチにならないに、「肩甲骨まで腕」というイメ―ジで打つ
「肩甲骨まで腕」という意識で打つと腕だけに負荷をかけないでパンチが打てます。
また、この方がより全身運動になる上、パンチの判定も良くなるようです。

肩を痛めないように、フックは体幹から引く
フックも腕だけを振り回して打つと、肩を痛めてしまう恐れがあります。
そのため、体幹から引くイメージで打つ動作の準備をして、体幹も使いながらフックを打つようにすると肩を痛めるリスクが減ります。

膝関節を痛めないように、膝の過伸展をしない
膝が伸びきった姿勢で運動すると膝を痛めてしまう恐れがあります。
膝を痛めないための下半身の姿勢のコツは股関節から曲げて、少し膝が曲がった状態をキープすることです。

膝や腰を痛めないように、頭の位置は足の前と後ろの線上をキープ
次のイラストのように頭が足の前や後ろになり過ぎないようにします。

次のイラストの姿勢は頭を前に突っ込み過ぎていて、その結果、膝頭が足首より前に出ています。
この場合、膝を痛めてしまう恐れがあります。
また、この姿勢だと腰も痛めてしまうかもしれません。

次の姿勢もウィービングでやってしまいがちです。
ウィービングとは、ボクシングにおける防御テクニックの一つで、相手のパンチをかわすために下に沈みこみながら、上体を左右に揺らす動作です。

つい、腰を曲げることで頭を前に低くするということをやってしまいますが、腰に負担をかけてしまいます。
「フィットボクシング2」の場合、素早く膝を曲げて真下にしゃがむのが正解とされています。
はい、以上です。
腕の筋肉が細くなったのが気になったので、上半身の運動が多い「フィットボクシング2」買った結果、3ヵ月で上腕二頭筋が以前のように大きく固くなり、体重は1kg減りました。
また、当初、パンチの打ち方が間違っていたため、肘を痛めてしまいましたが、怪我をしないための方法も分かってきました。
このゲームには大満足で、これからも楽しく使っていこうと思います。
「フィットボクシング2」に慣れてきたために負荷をあまり感じなくなり、心拍数も前ほど上がらなくなりました。
なんだか物足りなくなったので、腕にリストウェイトを装着してみました。
その結果や気が付いたことなどを次の記事に書きましたので、よろしかったらご覧ください。