秋の花を見に自転車で鎌倉のお寺へ ~ 浄智寺、明月院、報国寺、浄妙寺

今年の夏は本当に長く暑かったので、ウンザリしました。

10月になって、ようやくサイクリングに適した季節になってきたので、鎌倉のお寺の花を見に自転車で巡ってきました。

今回、訪れたのは、北鎌倉方面にある「浄智寺」「明月院」と鎌倉駅の東の方にある「報国寺」「浄妙寺」です。

この時期に鎌倉観光に行こうと思っている人の参考に、お花の様子などを写真や動画を交えて紹介したいと思います。

サイクリングのルート

次の地図のように浄智寺、明月院、報国寺、浄妙寺を電動アシスト自転車で巡りました。

自転車で走った距離は自宅から往復で約27kmでした。

各お寺の境内を隅々まで歩いたためか、歩行距離は思ったよりも長く、4.4kmでした。

前に記事で書きましたが、鎌倉の名所スポットを巡るなら電動アシスト自転車が便利です。

渋滞している道路や坂道、細い道もスイスイ行けます。

なお、明月院へは、自転車を浄智寺の駐輪場に止めて、そこから歩きましたが、6,7分で着きました。

同様に、浄妙寺へは報国寺の駐輪場に自転車を置いて歩きました。
こちらも5分程で到着しました。

駐輪場の詳しい場所は、こちらの記事をご覧ください。

それでは、それぞれのお寺の様子を紹介します。

浄智寺

浄智寺HP: https://jochiji.com/

拝観時間: 9時~16時30分、拝観料:200円

浄智寺は、周りに円覚寺や明月院、建長寺といった有名寺院があるせいか、ちょっと目立ちませんが、森に囲まれたひなびた風情のある穴場的なお寺です。

次の地図が浄智寺のある場所です。

浄智寺は鎌倉五山の第四位に位置する、格式の高いお寺です。

【 鎌倉五山とは 】

五山制度とは各寺の格を定めるもので、官が任命した住持(住職)を順次上位の寺へと昇任させていくという中国の制度です。北条氏が中国にならってはじめたとされています。

第一位 建長寺
住所:鎌倉市山ノ内8

第二位 円覚寺
住所:鎌倉市山ノ内409​

第三位 寿福寺
住所:鎌倉市扇ガ谷1-17-7

第四位 浄智寺
住所:鎌倉市山ノ内1402

第五位 浄妙寺
住所:鎌倉市浄明寺3-8-31

鎌倉観光公式ガイド https://www.trip-kamakura.com/article/hiking-modelcourse/kamakuragozan.html

浄智寺に着いたのは9時半でした。

浄智寺の駐輪場は広く、余裕で自転車を停めることができます。

浄智寺の駐輪場

ここには鎌倉十井の一つがあり、「甘露ノ井」(かんろのい)という名前です。

鎌倉十井とは

江戸時代、水質に恵まれない鎌倉の土地において、質の良い水が湧き出す井戸は貴重な水源でした。鎌倉十井(かまくらじっせい)とは、水質も良く美味で、伝説やいわれが残る鎌倉を代表する十の井戸のことです。
江戸時代に鎌倉遊覧が盛んになり、名所旧跡を名水にちなんで紹介したのがはじまりと言われています。

「鎌倉観光公式ガイド」 https://trip-kamakura.com/article/10137.html

この井戸は浄智寺の総門の横にある石橋の脇にあります(次の写真)。

浄智寺 甘露ノ井

甘露ノ井の先には苔むした参道の階段があります。

この階段の石のすり減り具合がかなりすごくて歴史を感じます。

浄智寺の石段

先日、テレビで昔のサスペンスドラマを見ていたら、浅野ゆう子さんと西岡德馬さんがこの階段を上っているシーンがあり、「あっ、あそこだ!」とそのときに思わず声が出ました。

浄智寺の山門は、鎌倉時代の建築様式を残す国の重要文化財に指定されています。

浄智寺の山門

よく見えませんが、鐘つき堂を兼ねた建物で上層には梵鐘が吊るされているそうです。

そういえば乃木坂46の「いつかできるから今日できる」というシングルのジャケット写真の撮影が、この山門前と境内の書院で行われたそうです。
(参照: fumi Diary 2号店 http://blog.livedoor.jp/fumichen2/archives/50750835.html

前回、浄智寺を訪れたのは5月下旬でしたが、今回はその時とはまた違う花を見ることができました。

フヨウ

浄智寺 フヨウ

ハナトラノオ

浄智寺 ハナトラノオ

トレニア

浄智寺 トレニア

シュウメイギク

浄智寺 シュウメイギク

シロハギ

浄智寺 シロハギ

明月院

明月院紹介Webページ: https://www.trip-kamakura.com/place/230.html

拝観時間: 9時~16時、参拝料:500円

自転車を浄智寺の無料駐車場に置いて、次に明月院まで歩きました。

浄智寺から歩いて、横須賀線の踏切を渡って6、7分でした。

明月院の総門に着いたのは10時15分でした。

まだ混んではいませんでしたが、この時間でもうすでに観光客がひっきりなしに訪れていました。

明月院の「推しアイドル」ならぬ「推し動物」は「ウサギ」です。

「明月院」の名前にある「月」にちなんで、ウサギ推しをしているようです。

それも控えめな感じではなく、本物のウサギやウサギの置物などが境内のあちこちで見られます。

明月院はもちろん立派なお寺なのですが、このようなお茶目なところもあって面白いなぁと思います。

これからちょっとウサギ・シリーズでその写真を紹介します。

拝観口を出てすぐのところに「月の広場」という場所があります。

ここに幾つかウサギの置物があります。

明月院 ウサギ1

明月院 ウサギ2

また、通路の案内板もウサギです。

明月院 ウサギ3

また、境内には「うさぎの宇宙ステーション」というなんとも唐突感のある場所があります。

明月院「うさぎの宇宙ステーション」の入口付近

沢山のウサギの置物があります。

明月院「うさぎの宇宙ステーション」

この小屋の壁にはウサギに関する衝撃的?なお話が書かれていました。

明月院 ウサギのお話

ここには本物のウサギたちが飼育されています。

明月院 ウサギ4

現在、ネロ、オレンジ、モモという三羽のウサギが飼われているようです。

明月院 ウサギ5

「明月院の仲間たち」という掲示板がありましたが、これによるとリスやタヌキも出没するようです。

明月院 「明月院の仲間たち」

話は変わって、明月院の中で有名なのが本堂の丸窓です。

奥にある円窓は「悟りの窓」と呼ばれていて、その向こうには、本堂後庭園が広がっています。

明月院 表から見た丸窓

今回、初めて明月院の本堂後庭園に入り、裏側からこの丸窓を見ることができました(次の写真)。

明月院 裏から見た丸窓

本堂後庭園に行くには、次の写真の案内にあるように、300円払った後、竹の棒を左にずらして本堂脇を奥の方に進みます。

明月院 本堂後庭園への入口

後庭園には池があり、亀の置物があります。

明月院 本堂後庭園の池

さらに進んでいくと、枯山水庭園があり、白砂と苔がきれいです。

明月院 本堂後庭園の枯山水庭園

また、話は変わります。
先程の浄智寺にもありましたが、枯山水庭園にも鎌倉十井の一つである「瓶ノ井」(つるべのい)があります。

枯山水庭園「瓶ノ井」(つるべのい)

こちらの井戸は現在でも使用されています。

では、次に明月院で見られたお花の紹介をします。

シュウカイドウ

明月院 シュウカイドウ

アジサイ(明月院の出口のところに、この一輪だけなぜかありました)

明月院 アジサイ

報国寺

報国寺紹介Webページhttps://houkokuji.or.jp/

拝観時間: 9時~16時、参拝料:300円

明月院を後にして、報国寺の駐輪場に着いたのが、11時頃でした。

ちょうど、アジア系の観光客グループがレンタサイクルで到着するのに遭遇しました。

海外で自転車に乗って観光しようというのはなかなかのチャレンジ精神だと思います。

報国寺の駐輪場

報国寺は、建武元年(1334年)に足利家時によって創建されたとされています。

足利家時は足利尊氏のおじいさんであり、お墓が報国寺境内にあります。

竹林といえば京都の嵐山にあるものがおそらく日本で一番有名と思いますが、鎌倉の報国寺の竹林も有名です。

ちなみに、ミシュラン・グリーンガイドでは「報国寺」は三つ星★★★となっています(京都 嵐山の竹林は二つ星★★)。

そのせいか、訪れている人の大半は外国人で、日本人は少数派でした。

現在の「竹の庭」は休耕庵という塔頭(たっちゅう)の跡に作庭されたもので、約二千本の孟宗竹があると言われています。

【 塔頭(たっちゅう)とは 】

「塔」とは「お墓」のことを指します。
本来はお釈迦様の墓のみを指しましたが、やがて広くお墓一般を指すようになりました。
本山の住持(トップ)やそれに相当する高僧が引退、あるいはお亡くなりになりますと、本山の境内地に、小さなお寺を造り、隠居され、御墓の中に眠り、弟子たちが守っていくようになりました。

京都観光Navi https://x.gd/XolRQ

今は、この「休耕庵」という塔頭の名前を冠した茶室が竹林の中にあり、竹林を眺めながら、抹茶をいただくことができます。

報国寺の境内を散策した際の短い動画をYouTubeに登録しました。

鎌倉の報国寺を散策

報国寺の境内では次のお花を見ることができました。

フヨウ

報国寺 フヨウ

トレニア

報国寺 トレニア

浄妙寺

浄妙寺紹介Webページ https://www.trip-kamakura.com/place/japanheritage/183.html

拝観時間: 9時~16時30分、拝観料:100円

浄妙寺には駐輪場が無いので、報国寺の駐輪場に自転車を停めたまま、歩きました。

報国寺から浄妙寺の山門まで5分程度歩き、到着したのが11時半頃でした。

浄妙寺は、鎌倉五山の第五位に列せられる、歴史ある寺院です。

本堂前はきれいに整備された庭園が広がっています。

浄妙寺の本堂は、大きな銅板葺きの屋根が特徴です(次の写真)。

この屋根は、鎌倉時代の建築様式を残すもので、国の重要文化財に指定されています。

浄妙寺の本堂

ここも外国人観光客が多かったですが、おそらく、報国寺に近いのでここにも寄っているのかと思いました。

境内奥にはお寺には珍しく「石窯ガーデンテラス」というレストランがあります。

このレストランの入口付近の庭やレストランへ向かう坂道で、次のように多くの花を見ることができました。

アザミ(蜂が蜜を吸っていました)

浄妙寺 アザミ

カラミサンサ

浄妙寺 カラミサンサ

カンナ

浄妙寺 カンナ

ゴールデンカンナ

浄妙寺 ゴールデンカンナ

トレニア

浄妙寺 トレニア

フヨウ

浄妙寺 フヨウ

マーガレットコスモス

浄妙寺 マーガレットコスモス

ザクロの実

浄妙寺 ザクロの実

ヨウシュヤマゴボウ

浄妙寺 ヨウシュヤマゴボウ

浄妙寺を後にし、帰りについたのは12時頃でした。

お寺にお参りするだけでも癒されますが、さらに綺麗な花を見ることで今回も心が洗われました。

帰り道に稲村ケ崎の公園で、江の島を眺めながらランチ休憩をとりました。

体を動かした後で、絶景を眺めながら食べるとコンビニのおむすびとサンドイッチでも最高においしく感じました。

稲村ケ崎の公園にてランチ

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