神奈川県秦野市の「渋沢鉱山跡」までサイクリング~初心者でも黄鉄鉱石などを拾えました

自宅から秦野市にある「渋沢鉱山跡」までサイクリングと鉱物採取のために行ってきました。

五月の爽やかな風が田園や里山の新緑を吹き抜け、気持ちの良いサイクリングでした。

写真は秦野に行く途中に見た、金目川の河川敷の風景です。

自転車の走行距離は往復で66kmでした。

鉱山跡は山の中にあるので上り坂が多く、ブリヂストンのTB1eという電動アシスト自転車で行きましたが、初めバッテリー残量が80%だったのが、帰ったときには25%に減っていました。

ここを訪れるのも、鉱物採取をするのも初めての経験でしたが、ラッキーなことに黄鉄鉱のクラスター(黄鉄鉱が集まっている石)などを拾うことができました。

興味のある方向けに、渋沢鉱山跡への行き方や、持参していった方が良いと思うものなどを紹介したいと思います。

渋沢鉱山跡への行き方

鉱山の名前は「三丸鉱業渋沢鉱山」だったそうで、1935年から1948年まで、主に石こうを採掘していたとのことです。

最盛期は約10人の従業員が働いていた、こじんまりとした鉱山だったようです。
(参考: 秦野市HP https://www.city.hadano.kanagawa.jp/k-contents/dhm/dhm/nishi/tougenokouzanato/tougenokouzanato.htm

渋沢鉱山跡に行くにあたって、ネット検索で調べてみたら、行こうとしたけれども、道に迷ってたどり着けなかったという人がいました。

確かに、初めて行ってみた私も少し分かりにくいと思いました。

そこで、行き方を説明したいと思います。

公共交通機関で行く場合は、小田急線渋沢駅まで行き、そこから神奈中バスの「峠行き」で終点の「峠」バス停まで行きます。

バス停からは、次の地図のように、鉱山跡への入口まで8分前後の歩きになります。

  

「峠」バス停から鉱山跡への入口までのルートを、自転車のハンドルに付けたGoPro 10で録画し、YouTubeに登録しました。

この動画が「峠」バス停からから歩く人の参考になれば幸いです。

神奈中「峠」バス停から渋沢鉱山跡の入口までのルート

「渋沢鉱山跡」への入山地点はGoogle Mapでは次の地点です。

 

渋沢鉱山跡への入口に到着したら、そこからは森の中の細い道を歩くことになりますが、倒木があったり橋が流されたままになっていたりしています。

文章でその行き方を説明するより、動画の方が分かりやすいと思い、次の動画をYouTubeに登録しました。

森の入口から渋沢鉱山跡までのルート

鉱物採取のやり方と結果は?

準備したもの

初めての鉱物採取なので、他の人のブログなどを参考にして、次のものを用意していきました。

・ 長靴(必須でした)
・ 厚手のゴム手袋(必須でした)
・ ロックハンマー(あまり使わず)
・ パンニング皿(プラスチックの鉢皿で代用)(使わず)
・ スコップ(必須でした。プラスチックのものを持っていきましたが、金属製の方が良かったです)
・ 篩(ふるい)(必須でした)
・ 長靴や手袋などの汚れものをいれるビニール袋(必須でした)
・ とった石や砂を入れるビニール袋(必須でした)
・ 濡れタオル(いつのまにか泥が服に付くので必須でした)

つぎの写真は持っていったものの一部です。

私はブリヂストンのTB1eという電動アシスト自転車に乗っており、前後に大容量のかごを付けているので、このような沢山の荷物があるとき非常に便利です。

ロックハンマーですが、何しろ鉱物採取は初めてなので、あまり値段が張らないものをあれこれ調べた結果、こちらのものを買いました。

普通のハンマーと違って、硬い石をガンガン割ることができました。
先端が鋭い方の面で石を割ると火花が出て、ど素人の私はびっくりしました。

篩(ふるい)はこちらのを選びました。

ステンレスなので錆びず、替えのアミが3種類(細目、中目、荒目)付いていて、値段もリーズナブルです。

直径が21cmのものを選びましたが、泥や土をいれて、川の水で濾すのに、ちょうど良いサイズ感でした。

また、次の写真のように、川に入る必要があるので、長靴は必須です。

泥で覆われた斜面や川の中の石や倒木などを乗り越えて行かなければならないので、靴底が滑らない長靴を選ぶことが大切だと思います。

私は、現場で作業をしているプロの人からの評価が高い「ミドリ安全」社の長靴を買いました。

靴底のグリップはしっかりしているし、履き心地が抜群です。

また、シルエットが比較的細身で恰好良く、お気に入りです。

準備については以上です。

時間をかけて遠くまで鉱物採取に行って、必要なものを忘れたことに気が付くと悲劇です。

今後、また行くことを考え、チェックリストを作って、忘れ物がないようにしようと思いました。

鉱物の採取方法

私より先に渋沢鉱山跡に来ていた人は鉱物採取のベテランのようで、全くの初心者の私にやり方を親切に教えてくれました。

このような人に偶然出会えて本当に運が良かったです。

教えてもらわなかったら、特にこれといった石を探せず、ただ帰ってくるだけという結果になったと思います。

鉱物の採取方法ですが、次の写真のように、石灰層から泥のかたまりをスコップですくい、それを篩(ふるい)に入れ、川の水で泥を洗い流します。

時にはスコップではなく、グローブを付けた手で手探りをし、石が含まれている粘土の固まりを握ってとりました。

そうして篩(ふるい)に残った石の中に目ぼしいものはないかを調べます。

川の水できれいにするのは時間がかかるので、ざっと洗って篩(ふるい)に残った石を持参したビニール袋に入れました。

家に帰ってからじっくり選別するつもりです。

この作業をひたすら繰り返します。

30分もすると腰が痛くなってきました。

運よく、大きめの黄鉄鉱のクラスターをゲットできたので、そこで切り上げました。

熱心な人はここで一日中、鉱石探しをするそうです。

次の写真は二番目の坑道の下にある黄鉄鉱の露頭です。

写真では分かりにくいですが、目を近づけるとキラキラ光っているところが、所々にありました。

せっかくロックハンマーを持参してきたので、この石や周りに落ちている石を叩いてみました。

このやり方だと黄鉄鉱のクラスターを見つけるのは難しそうですが、小さな黄鉄鉱がキラキラしている石のかけらは簡単にとれました。

篩(ふるい)と川の水で濾した石は、次の写真のようにビニール袋に入れて持ち帰りました。

重さにして2kg位あったと思いますが、電動アシスト自転車の良いところは、荷物が多少増えても楽にペダルを漕げることです。

家に帰ってから、屋外の水道で綺麗に洗い、じっくりと良さそうな石を探しました。

これは宝探しのようで、なかなか楽しい作業でした。

どんな鉱物が拾えた?

拾ってきた石の一部を写真で紹介します。

写真は小さめの黄鉄鉱のクラスターの写真です。

次のはもう少し大きい石です。

真ん中の石は重量感もある黄鉄鉱のクラスターで、これをゲットできて満足しました。

上と下の石は黄鉄鉱でキラキラしているのですが、写真ではあまり分からないですね。

次の写真は、なんの種類か分からない石です。

見つけたときは石膏の泥のかたまりかと思いましたが、手に持ったら重量感のある石でした。

変わった感じの石なので、その種類を後で調べたいと思います。

肉眼で石を見るだけでなく、「サンワサプライ USB顕微鏡」という顕微鏡で、石の表面を拡大して観察してみました。

これは、パソコンにUSBケーブルで繋いで、対象物の拡大画像をディスプレイに表示したりファイルとして保存したりできる優れものです。

顕微鏡で見ると別世界が広がり、しばし時間を忘れます。

次の写真は、石全体がメタリックな感じでカッコよいです。

次の写真では、結晶が良く見えます。

次の写真では、肉眼では気がつかなかった青色や橙色の結晶が見えます。

これも何なのか気になります。

橙色のはザクロ石ではないかと思います。

以上ですが、初めての鉱物採取ということで、あまり成果を期待していませんでした。

しかし、鉱物採取のベテランの人に現地で偶然会い、丁寧に教えてもらった結果、私にしては上出来の成果を挙げることができました。

これまで、浜辺や河原に落ちている石を拾うだけでしたが、また違う楽しみ方を知り、更に石への興味が深まりました。

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