ネットショッピングの機会が増え、宅配便の受け取りに困っていませんか?
再配達の手間や盗難の心配、対面受け取りのわずらわしさ…そんな悩みを解決してくれるのが宅配ボックスです!
この記事では、私が実際に購入した「ルスネコボックス」の魅力を徹底レビュー。
大容量で使いやすい機能、おしゃれなデザインなど、購入の決め手となったポイントを詳しく解説します。
さらに、宅配ボックスを使い始めるために必要な郵便局への届け出方法や、配達員さんへの分かりやすい案内ステッカーの自作方法もご紹介。
宅配ボックスの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
目 次
宅配ボックスが必要となった理由
最近はネットショップで買い物をする人がますます増えています。
特にコロナ渦になってから、増えたそうです。
我が家もステイホーム中にネットショッピングの楽しさに目覚め、より頻繁に利用するようになりました。
今では、毎日のようにAmazonや楽天などから商品が届きます。
特にAmazonタイムセール祭りなどのイベント時は多いです。
最近は、直に受け取れない人のために、置き配をしてくれる宅配業者さんも増えています。
ただ、宅配ボックスの無かった我が家の場合、玄関前に置き配してもらうのは色々と悩みがありました。
悩み1:そもそも玄関前に置き配をしてくれない配送業者さんがいる
ネットでポチっと購入のクリックをすると、しばらくして商品発送の通知をしてくれる配送サービスがありますよね。
しかし、玄関前に置き配指定にしたいのに、自宅(対面)か自宅(宅配ボックス)の2択しかない配送サービスがあります。
宅配ボックスはなかったので、仕方なく、自宅(対面)を選ばざるを得ませんでした。
また、他の配送業者さんの中には、上記のような選択もなく、置き配対応をしてくれないところもあります。
しかし、こういう配送業者さんの中には、宅配ボックスがあれば、不在のときに宅配ボックスに荷物を置いてくれるところもあります。
例えば、ブックオフのオンラインショップでよく中古本を買います。
郵便局が配達してくれるのですが、対面で受け取り、印鑑を押しています。
ただ、不在時の場合は、宅配ボックスに荷物を置いてくれます。
悩み2:玄関前に置き配をしてくれても、雨の日は荷物が濡れてしまうし、盗難が心配
玄関前に置き配の指定ができる配送サービスもあります。
しかし、私の家の場合、玄関の上にちょっとした庇(ひさし)はありますが、風のせいで横なぐりの雨が降ると、玄関先に置いた荷物が濡れてしまいます。
また、荷物がそのまま玄関前に置かれることになるので、盗難の心配もあります。
このように玄関に置き配をしてもらうのが難しく、かといって家にずっといるわけにはいきません。
また、日時指定して対面で受け取ろうとしても急用が入り、そのときに在宅できない場合もあります。
そのために商品配達の不在届がポストに投函される回数も増え、配達業者さんに再配達の連絡を電話やネットでするのですが、これがめんどうです。
また、商品を早く受け取りたくて外出(特にサイクリング)を我慢して家で待ったり、外出しても日時指定に合わせて早めに帰宅したりすることもありました。
これはストレスが溜まります。
この記事ではこういった悩みを持っている方のために、宅配ボックスを購入した体験を紹介しますので参考になれば幸いです。
宅配ボックスに期待したメリット
上記のような悩みを解決するために、宅配ボックスを買おうと思ったわけですが、次のようなメリットを期待しました。
- 荷物を確実に受け取れる
再配達で発生する面倒な手続きもなくなる - 家にいなくても荷物を受け取れる
サイクリングなどにも気兼ねなく出かけられる - 例え家にいても、非対面での受け取りができる
– 忙しくて玄関に出れない場合に、配達に来られても大丈夫
– 人との接触を減らせられるので、感染症対策になる
– 荷物を受け取るために、身だしなみをちゃんとする必要もない - 再配達が減ることで、配達の人の負担が減り、配送時の自動車のCO2を減らすことに貢献できる
(参考1:『約2人に1人が利用する「置き配」に関するアンケート調査』~「置き配」魅力1位は、「配達員の負担が減るから」 https://locco.co.jp/news/5753368530124800/
参考2:政府広報オンライン 「受取は1回で!宅配便の再配達防止」
https://www.gov-online.go.jp/pr/media/tv/jouhoubin/movie/20230329.html )
実際に、これらの期待が満たされたかどうかは後で振り返ります。
なお、大型家電(テレビなど)や家具、一部の食品(冷蔵・冷凍食品など)のように、配送は対面のみの対応だけの商品もあります。
当たり前のことですが、これらについては宅配ボックスを置いたからといって、メリットは生まれません。
色々な型があるなかで、据え置き型宅配ボックスを選んだ理由
宅配ボックスを買うにあたってアマゾンや楽天で調べてみると、大きく次の3種類があることが分かりました。
① 業者に施行してもらう宅配ボックス
大型のものが多く、値段も高価なものが多いです。
設置は工事店などの専門業者に行ってもらう必要があります。
例:YKKAP ルシアスポストユニット CC01型
② 簡易型宅配ボックス
名前のとおり、簡易的で折り畳んで、必要のないときはしまえるものが多くあります。
価格も比較的安く、5千円以下のものも多くあります。
例:VARNIC 宅配ボックス
③ 自分で設置できる据え置き型宅配ボックス
大容量で、材質が金属でしっかりした作りのものが多くあります。
値段は2万から3万円のものが主流のようです。
例:宅配ボックス ルスネコボックス
上記の3タイプの中で、業者に施行してもらう宅配ボックスはまず選択肢にはなりませんでした。
値段が高いですし、一生ここに置くかどうか分からないのに、庭や通路にポールを立てたり、家の壁に穴をあけたりするのに抵抗がありました。
更に、年月が経って錆びたり、別のものに換えたりしたくなった場合、その交換も大変そうです。
簡易型ではなく、自分で設置する据え置き型を選びましたが、後者には次のようなメリットがあるからです。
・いちいち宅配ボックスを準備しなくてもいいので、いつ宅配が来ても対応ができる
・玄関先に置いておいても見た目が良いものが多い
・施錠が本格的な商品が多く、セキュリティ性が高い
・固定アンカーや接着剤などで固定して盗難を防ぐ事ができる
据え置き型宅配ボックスを選ぶ際に重視したこと
「業者に施行してもらう宅配ボックス」、「簡易型宅配ボックス」、「自分で設置できる据え置き型宅配ボックス」の3タイプから、「自分で設置できる据え置き型宅配ボックス」を選んだわけですが、このタイプの商品は沢山あります。
選ぶにあたっては、次のことを重視しました。
● 投函口が大きく、容量も沢山入る
ネットショップで購入したものは、袋だけでなく、段ボールに入ってくることが多くあります。
特にAmazonで買うと、小さい商品でも結構大きな段ボールにちょこんと入っていたりしますよね。
スペースが狭いと「宅配ボックスに入りませんでした」と書かれた不在届がポストに入ることになってしまいかねません。
● 鍵の開け閉めが簡単
鍵の開け閉めは受け取り手と宅配業者さんの双方にとって簡単である必要があります。
手間がかかるやり方だと、配達員さんは鍵を閉めてくれない恐れがあります。
● 鍵を閉めても後から追加で入れられる
留守の間に2回以上配達されることもあります。
しかし、宅配ボックスの中には荷物を一回入れると鍵を閉め、二回目以降の荷物を入れられないものがあります。
この場合、二回目以降の配達は不在票がポストに入れられることになります。
なので、こういう宅配ボックスは選ばないことにしました。
● 耐久性があり、頑丈そう
すぐ錆びたり、へこんだり、ペンキがはがれるようなことがあっては困ります。
● デザインが宅配ボックスと分かりやすく、なおかつ無骨でない
野暮ったくないデザインが望ましいですが、同時に宅配ボックスと分かりやすい必要があります。
宅配業者の人に気付かれず、不在届をポストに投函されてしまっては困ります。
● 評価が高い
Amazonで購入する場合、購入者の評価があてにならないことは良く知られていると思います。
つまりサクラによる評価が少なからず横行しています。
また、宅配ボックスの商品をネットショップで見るとすぐ分かりますが、見た目がそっくりで、模倣品なのかなと思うものもあります。
そのため、Amazonでの評価だけでなく、サクラチェッカーでの評価が高い商品を選ぶことにしています。
購入した据え置き型宅配ボックスはこれです
あれこれ調べた結果、先ほどの条件を満たしていると思って購入したのは、ルスネコボックスです。
我が家の玄関の色に合わせてアイボリーホワイトのものにしました。
特に良いと思った点を紹介したいと思います。
【沢山入る】
次の写真のように、多くの荷物を入れることができます。
これだけ入れば、「宅配ボックスに入りませんでした」となる恐れが減ります。
(楽天の商品説明写真を加工)
【鍵の開け閉めが簡単】
配達員さんはつまみを左に回すだけで鍵がかかるので、本当に簡単です。
これであれば、億劫がらずに、鍵を閉めてくれそうです。
(楽天の商品説明写真を加工)
【鍵を閉めても後から追加で入れられる】
一回目の配達で、下の大きな空間に荷物を入れて鍵が閉められても、2回目以降の配達は、上の蓋を開けて上から荷物を入れることができます。
また、上の蓋を開けて、上からすでに入っている荷物を取り出すことができない防犯構造になっています。
これは良く考えられていて、買う決め手の大きな一つでした。
(楽天の商品説明写真を加工)
【デザインが宅配ボックスと分かりやすく、なおかつ無骨でない】
デザインがスッキリしていて、どんな家にも合うと思います。
また、おしゃれ過ぎて宅配ボックスと分かりにくいものもありますが、これははっきりと分かるので、宅配ボックスと気付かれないというリスクは無いと思います。
【印鑑ケース入れが二ヵ所にある】
下からと上からと二通りの荷物の入れ方があるので、印鑑ケース入れも二つあります。
片方にしかないと、印鑑が必要な荷物の場合、配達の人が印鑑を見つけられないので持ち帰ってしまうということになりかねません。
(楽天の商品説明写真を加工)
【配達員さん向けの案内用マグネットシートが分かりやすい】
次の写真のように配達員さん向けのマグネットシートが付いています。
これが分かりやすく、良いと思います。
(楽天の商品説明写真を加工)
【床クッションがしっかりしている】
床に置く衝撃吸収マットが柔らかすぎない造りで、重い荷物をいれてもクッションが効きそうです。
【防水・防音用パッキンが付いている】
扉を閉めたときに当たるところに、パッキンが付けられていて、防水・防音対策がされています。
こういう細かいところにもちゃんと気配りされていて好感が持てます。
【ケガの防止対策もされている】
上扉の開け閉めの際に、けがをしないように、プラスチックカバーが付けられています。
(楽天の商品説明写真を加工)
【購入者の評価が高い】
私はサクラチェッカーの愛用者で、Amazonで何かを買うときは必ずこれでチェックしています。
Amazonでの評価が4以上なので買おうと思ったけれども、念のためにサクラチェッカーで調べたら、評価が2以下だったので買うのを止めたというようなことが何度もあります。
このルスネコボックスは、次のスクリーンショットのように、サクラチェッカーでも評価が高く、安心して購入しました。
(2023年4月8日時点のサクラチェッカーの評価 https://sakura-checker.jp/ )
以上が特に良いと思った点です。
ひと言で言うと、全体的に非常によく考えられた宅配ボックスだと思います。
設置方法
特に組み立ては必要なく、段ボールから商品を出して、置きたいところに置くだけです。
ただ、取扱説明書に付属品の確認をするように書いてあったので、チェックしましたが、ぱっと見、マスターキーや上扉固定用ネジ、固定用アンカー、花型レンチなどが見当たりませんでした。
ちょっと焦ったのですが、次の写真のように、これらはビニール袋に入れられ、扉の内側に張り付けてありました。
また、衝撃吸収マットも宅配ボックスの中に入っていました。
盗難防止のため、ワイヤーを使いました。
宅配ボックスの本体側面と後面に、 それぞれ2つずつ通し穴が開いています。
ワイヤーをそこに通して柱などに結び付けることができます。
通し穴には防水キャップがはめられているので、 使う場合はそれを取り外
します。
また写真のような「固定アンカー」が付属しています。
これを使って、 床面などに固定して使うこともできます。
我が家の場合、床面に穴をあけるのは嫌だったので、これは使いませんでした。
使用にあたっての注意点と工夫したこと
郵便局への届け出「指定場所配達に関する依頼書」
郵便局から宅配物を指定場所に届けてもらうには、事前に届け出をする必要があります。
(なお、ヤマト運輸や佐川急便など、他のところについては届け出の必要はないようで、実際、既に配達してくれています。)
「宅配ボックス等への配達(指定場所配達)のご利用方法」
ご不在時に宅配ボックス等への配達をご希望されるお客さまは、配達郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」をご提出ください・・・
なお、置き配バッグ「OKIPPA」を設置されている場合は、依頼書の提出を省略いたします(書留等を除きます)。
郵便局のHPからの引用 https://www.post.japanpost.jp/service/okihai/shinsei.html
先程の引用に『配達郵便局に「指定場所配達に関する依頼書」をご提出ください』とありますが、自分の家の配達郵便局がどこか分からない人もいると思います。
私も知りませんでしたが、次の郵便局のHPで自宅の郵便番号で自分の家の配達郵便局を探すことができます。
https://www.post.japanpost.jp/shiten_search/index.html
「指定場所配達に関する依頼書」の入手方法ですが、次のように住まいの状況によってフォームが違うので、自宅に合ったフォーム(PDF)をダウンロードします。
マンション(3階以上の集合住宅)で共用玄関付近の宅配ボックスをご利用の場合
指定場所配達に関する依頼書(宅配ボックス(ゆうパック用))(PDF51kバイト)
一戸建、アパート等(2階以下の集合住宅)、マンションで各住戸に設置された宅配ボックスをご利用の場合
指定場所配達に関する依頼書(宅配ボックス(ゆうパック用))(PDF51kバイト)
宅配ボックス以外(車庫、物置、ロッカータイプでない受取用具等)をご利用の場合
指定場所配達に関する依頼書(車庫・物置等)(PDF50kバイト)
なお、私の場合、郵便局の配達員さんが配達してきてくれた時に、「今度、宅配ボックスを置くことにしたんですけど、配達の依頼書って要るんですよね?」と声をかけたら、その場で次の写真のような紙の用紙を手渡してくれました。
「指定場所配達に関する依頼書」に記入し終わったら、次のどれかの方法で郵便局に提出します。
【依頼書のご提出方法】
- 配達郵便局へお越しいただき、直接ご提出
- 配達郵便局へ郵送でご提出
専用の宛名(Word42kバイト)に配達郵便局の郵便番号、郵便局名を記載した上で、封筒に貼りつけ、依頼書をご郵送ください(専用の宛名をご利用いただければ、切手は不要です。)。
~ 郵便局のHPより抜粋
私の場合、配達に来てくれた郵便局の配達員の方に声をかけて、依頼書を直接手渡しました。
この依頼書を提出すると、郵便局の担当者が宅配ボックスの確認に訪問して、宅配ボックスに問題がないかチェックします。
普通の宅配ボックスを普通に設置していれば、チェックに引っかからないと思います。
インターホンやポスト周りに貼る配達員さん向けの案内ステッカーの自作
「ルネスコボックス」には、配達員さん向けの荷物を入れ方に関する説明のマグネットシートが付属していて、これを宅配ボックスにペタッと貼れるようになっています。
これはこれで良いのですが、我が家の場合、宅配ボックスを門のインターフォンのところから離れたところに置いています。
そのため、配達員さんがインターフォンをピンポンするところからは、宅配ボックスがあるのかどうかは見えません。
そこで、宅配ボックスがあることを知らせるために、インターホン周りに貼る配達員さん向けの案内ステッカーが必要となりました。
そのようなステッカーを買うこともできます。
例えば、次のようなものです。
ただ、自分のイメージにピッタリのものが無く、PowerPointのソフトとラミネーターを使って簡単に作れるので自作しました。
次の写真のように、自作したものをインターフォンの横に貼りました。
作るのは簡単で、私はPowerPointを使って作成しました。
作成したパワポのファイルはこちらです。
PowerPointファイルなので、ご自分の好みに文言や色などを自由に変更できます。
また、PDFファイルはこちらです。
このファイルをA4用紙に印刷し、周りの余白をカットして、ラミネートフィルムにセットします(次の写真)。
後は、ラミネーターに通して、ラミネートするだけです。
私はこのアイリスオーヤマのものを使っています。
ラミネーターとしてはかなり安い価格ですが、問題なく使えており、そのコスパの良さに大満足しています。
ラミネートできたら、適当な大きさにハサミでカットします。
後は、後ろに両面テープを貼って、インターフォンやポストの横に貼るだけです。
私が使った両面テープはこちらです。
かなりガッチリ貼れ、風雨にさらされても、びくともしません。
おわりに
購入した宅配ボックスは期待どおりで、大変満足しています。
また、インターフォンから見えないところに宅配ボックスを設置しているので、自作の案内ステッカーが効果を発揮しています。
これで、宅配物がだんだんと増えていく状況になっても、気兼ねなく外出できます。
それに、在宅していても手が離せないときには、非対面での受け取りができるようになりました。
これはストレス軽減になり、精神衛生に良いです。
また、再配達の問題が最近クローズアップされています。
宅配員さんの負担や運送用自動車のCO2排出量の増加などです。
ちょっぴりですが、この問題を減らすのに貢献できるのは嬉しいです。
当記事が宅配ボックスの購入を考えている方の参考になれば幸いです。