目 次
自転車で巡ると多くのメリットが : 移動が便利、健康に良い、エコ
自転車で鎌倉の寺社や景色の良いところをめぐってみたいと思われる方も多いかと思います。
私も、家から約30分、ペダルを漕げば鎌倉市に行けるのでよくサイクリングに行きます。
鎌倉は有名観光地だけに、渋滞が多く、自動車での移動よりも、自転車の方が便利です。
また、坂が多いところなので、歩くと時間がかかり、あまり多くのスポットを巡れません。
そのため、特に電動アシスト自転車やe-bikeが向いています。
マイ自転車でなくとも、遠方からの人はレンタサイクルを利用することもでき、電動アシスト自転車を貸すショップもあります。
有名観光スポットには意外と無料の駐輪場も数多くあります。
安心して自転車を停めて、お目当てのスポットをゆっくり見ることができます。

さらに、自転車で行くことで健康に良い有酸素運動ができ、環境面的にもエコです。
また、物価は上がっているが、収入は増えない・・・こんな時代だからこそ、財布に優しいサイクリングは最高です。
ただ残念なことに、寺社のHPを見ると、駐車場の所在地を載せているところはありますが、駐輪場についての記載が無いところが殆どです。
また、地図アプリで調べても、駐輪場についてはよく分からないことが少なくありません。
例えば、鎌倉五山の一つである浄妙寺や美しい苔の階段で有名な杉本寺には実際、駐輪場がありません。
また、鎌倉宮には駐輪場はありますが、鎌倉宮の入り口からかなり離れたところにあり、初めての人は見つけにくいと思います。
そこで、私が実地に行って調べた結果に基づき、湘南・鎌倉の有名な寺社などで駐輪場があるところを紹介します。
Googleマップを付けていますので、駐輪場へのルートを調べるのは簡単です。
これで道に迷うことなく、目的の駐輪場に行けます。
鎌倉近辺にある24ヵ所の観光スポットの駐輪場をカバーします
次の図にある有名な観光スポット、24ヵ所の駐輪場を紹介します。
無料の駐輪場が中心ですが、一部、見つからないところは、有料の駐輪場を紹介しています。

なお、以下に紹介する寺社の拝観料・入館料は大人料金です。
お子様や高齢者の料金は、より安い場合があります。
高徳院(鎌倉大仏)、長谷寺、光則寺
高徳院(鎌倉大仏)
鎌倉で唯一の国宝である仏像が有名で、鎌倉への修学旅行では定番の行先ですね。
- 拝観料・入館料:300円
- 拝観時間・入館時間:4月~9月 8時00分~17時30分、10月~3月 8時00分~17時00分
- 花の情報: [春] ソメイヨシノ,ツツジ [夏] ノウゼンカズラ,サルスベリ [秋] ハギ,紅葉 [冬] サザンカ,スイセン
高徳院HP: https://www.kotoku-in.jp/
駐輪場:無料
境内に入って最初にある仁王門の手前、右側に駐輪スペースがあり、自転車と原付バイクが停められます。
木々に囲まれて落ち着いた雰囲気のところに駐輪場があります。

停められるのは自転車と原付バイクのみとあります。

長谷寺
アジサイや紅葉などの季節の花や仏像などで人気のあるお寺です。
見晴台からは鎌倉の街と海を一望できます。
- 拝観料・入館料:400円
- 拝観時間・入館時間:
通常期間(7月~3月) 8時00分〜16時30分(閉山17時00分)
延長期間(4月〜6月) 8時00分〜17時00分(閉山17時30分) - 花の情報: [春] ハクモクレン、ソメイヨシノ [夏] アジサイ、キキョウ [秋] キンモクセイ、ハギ [冬] ツバキ、ウメ
長谷寺HP: https://www.hasedera.jp/
駐輪場:無料
下が駐輪場の場所の地図です。
長谷寺山門に向かって左側、駐車場の手前に駐輪場があります。

自転車専用とあります。

光則寺
200種類に及ぶ多彩な四季折々の花が美しい庭があります。
特に4月上旬に咲く樹齢約150年のカイドウ(市天然記念物指定)は有名です。
- 拝観料・入館料:100円
- 拝観時間・入館時間:8時00分 ~ 17時00分まで
- 花の情報: [春] カイドウ [冬] ウメ
光則寺紹介HP: https://www.trip-kamakura.com/place/150.html
駐輪場:無料
長谷寺のすぐ近くにあるお寺ですが、狭い道の奥にあるせいか、訪れる人は比較的少ないようです。
光則寺の門に向かって右側に駐輪場があります。

銭洗弁天、佐助稲荷神社
銭洗弁財天宇賀福神社
佐助ヶ谷にあり、三方を尾根に囲まれた神社です。
北条時頼が「銭をこの水で洗い清めれば福銭となり、一家は栄え、子孫は長く安らかになるであろう」と、持っていた銭を洗って祈ったことから、銭洗いの水と呼ばれるようになったそうです。
今では金運のパワースポットとして有名で、ここでお金を洗おうと多くの人が訪れます。
- 拝観料・入館料:志納
- 拝観時間・入館時間:8時00分~16時30分
銭洗弁財紹介HP: https://www.trip-kamakura.com/place/195.html
駐輪場:無料
銭洗弁天参拝者用の駐車場・駐輪場のGoogleマップはこちらです。
この駐車場・駐輪場の写真が下です。
駐車場の入口あたりに自転車を停められるスペースがあります。
特に駐輪専用と明記された標識などはありません。

上の写真の左側に写っている急坂を70mほど歩いて登ると銭洗弁天の入口に到着します。
午後4時半で駐輪場が閉まるとあります。

佐助稲荷神社
ここは出世や開運のパワースポットとして親しまれている神社です。
赤い幟旗に彩られた数十の鳥居が並ぶ参道があり、いわゆる「映えスポット」としても有名です。
- 拝観料・入館料:志納
佐助稲荷神社HP: https://sasukeinari.jp/
駐輪場:無料(銭洗弁天の駐車場を利用)
佐竹稲荷神社は下の写真のように住宅地の奥にあり、近所に駐輪場はありませんでした。

先ほど紹介しました銭洗弁天の駐車場に自転車を停めて、そこから下の地図のように、歩いて450mで佐助稲荷神社まで行けます。

北鎌倉方面:円覚寺、明月院、東慶寺、浄智寺、建長寺、海蔵寺
円覚寺
臨済宗円覚寺派の本山で、舎利殿や梵鐘は国宝に指定されています。
- 拝観料・入館料:500円
- 拝観時間・入館時間: 3月から11月 8時00分から16時30分、12月から2月 8時00分から16時00分
- 花の情報: [春] ウメ,ソメイヨシノ、ハクモクレン [夏] アジサイ [秋] 紅葉 [冬] ヒメツルソバ、ウメ
円覚寺HP: https://www.engakuji.or.jp/
余談ですが、円覚寺のYouTubeはお勧めです。
お寺の動画というと、堅苦しく難解なものを想像しますが、臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師などによる軽妙洒脱なお話もあり面白いです。
https://www.youtube.com/@kamakura.engakuji
駐輪場:
円覚寺専用の無料駐輪場はないと思います。
ただ、裏技としては、近くの浄智寺には無料の駐輪場があり、そこに自転車を停めて円覚寺に行くことができます。
詳しくは後に出てくる浄智寺の駐輪場の紹介をご覧ください。
駐輪場を使わせていただくので、なるべく拝観料を支払って浄智寺の拝観もしてくださいね。

浄智寺の駐輪場から円覚寺の総門まで歩いて7、8分です。
また、有料ではありますが、近くに北鎌倉サイクルパーク(自転車150円)があり、ここから徒歩で2、3分で円覚寺に行けます。
ここから円覚寺までは歩いてほんの数分です。

訪れたときは、一時利用のところは空いていました。

明月院(あじさい寺)
境内の数千本のあじさいは明月院ブルーとも言われ有名ですね。
シーズンの時は大勢の観光客が訪れます。
境内には「明月院やぐら」があり、鎌倉最大のやぐらだそうです。
- 拝観料・入館料:500円
- 拝観時間・入館時間: 9時00分開門~16時00分閉門(6月のあじさい時期は変更の場合あり)
- 花の情報: [春] モモ・サクラ・ハクモクレン・サンシュユ・ユキヤナギ・レンギョウ・シモクレン・ボケ・シャガ・カイドウ・ショカツサイ・シダレサクラ・サツキ
[夏] アジサイ・ハナショウブ・イワタバコ・ナツツバキ・ノウゼンカズラ・ヤマユリ・サルスベリ・ムクゲ・タマアジサイ
[秋] ハギ・ヒガンバナ・ツバキ・紅葉・サザンカ・シュウメイギク
[冬] スイセン・梅・マンサク・ロウバイ
明月院紹介HP:https://www.trip-kamakura.com/place/japanheritage/230.html
駐輪場:
明月院には次の写真のように、明月院の総門に向かって右側に、一応、駐輪場があります。

次の地図は、Googleマップに私が登録した明月院の駐輪場の場所です。
ただし、ここは写真のようにスペースが非常に狭く、あまり多くの自転車は止められないので、アジサイの時期のようなピーク時には、すぐに満杯になりそうです。
裏技としては、後で紹介する浄智寺には無料で広い駐輪場があり、そこに自転車を停めて明月院に行くことができます(次の図)。
浄智寺の駐輪場から、途中、横須賀線の踏切を渡って、明月院の総門まで歩いて7、8分と近いです。

駐輪場を使わせていただくので、なるべく拝観料を支払って浄智寺の拝観もしてくださいね。
また、有料ではありますが、円覚寺のところで紹介した、北鎌倉サイクルパーク(自転車150円)が近く、そこから約600m歩くと明月院に着きます。
東慶寺
かつて、「駆け込めば離縁ができる女性救済の寺」として知られていました。
男子禁制の寺として、寺への出入りが厳しく取りしまわれていましたが、花の寺として整備され、今では多くの参拝客を迎え入れています。
- 拝観料:200円
- 拝観時間・入館時間: 3月~9月 8:30~16:30、10月~2月 8:30~16:00
- 花の情報: [春] ウメ、ハクモクレン、サクラ [夏] ハナショウブ、アジサイ [秋] 紅葉 [冬] ツバキ、ロウバイ
東慶寺HP: https://tokeiji.com/
駐輪場:
東慶寺専用の無料駐輪場はありません。
ただ、裏技としては、近くの浄智寺には無料の駐輪場があり、そこに自転車を停めて歩いて東慶寺に行くことができます。
詳しくは次に紹介する浄智寺の駐輪場をご覧ください。
次の地図のように、約300m程で、歩いて4分位と近いです。

駐輪場を使わせていただくので、なるべく拝観料を支払って浄智寺の拝観もしてくださいね。
浄智寺
参道入口に甘露ノ井(鎌倉十井)があり、苔むした参道の階段を登っていくと鐘楼のある山門があります。
境内の奥には、鎌倉らしい石を削ったやぐらがあり、その中には石仏や鎌倉七福神のひとつである布袋像が佇んでいます。
- 拝観料:200円
- 拝観時間・入館時間: 9時00分から16時30分
- 花の情報: [春] ミツマタ・シャガ・ハクウンボク [夏] ナツツバキ・キキョウ [秋] サザンカ [冬] ウメ
浄智寺HP: https://jochiji.com/
駐輪場:無料
浄智寺の鐘楼門へ向かう参道を登り始めてすぐのところに浄智寺専用の無料駐輪場があります。
次が実際の駐輪場の写真ですが、かなり広く、ここであれば満杯になることはまずないと思います。

建長寺
臨済宗建長寺派の本山で、鎌倉五山の第一位である格式の高いお寺です。
国宝の梵鐘や国の重要文化財である三門/仏殿/法堂/唐門があります。
けんちん汁は、このお寺が発祥といわれています。
- 拝観料・入館料:500円
- 拝観時間・入館時間: 3月から11月 8時00分から16時30分、12月から2月 8時00分から16時00分
- 花の情報: [春] ハクモクレン・サクラ [夏] イワタバコ [秋] ハギ・紅葉
建長寺HP: https://www.kenchoji.com/
駐輪場:無料
下が駐輪場の地図です。
天下門の横に、「駐輪場」と壁にプレートが貼られた駐輪スペースがあります。

下の案内図にあるように、駐輪場(赤いマルのところ)は建長寺の天下門に向かって左側です。

海蔵寺
扇ガ谷の最奥にある深い緑に囲まれた臨済宗建長寺派の寺。
門前には底脱ノ井(鎌倉十井)、境内南の巌窟には十六ノ井があり「水の寺」と呼ばれています。
また、四季を通じて花が美しく咲き、「花の寺」としても知られています。
- 拝観料・入館料:100円
- 拝観時間・入館時間: 9時30分~16時00分
- 花の情報: [春] ユキヤナギ,カイドウ,ツツジ,ヤマブキ,サツキ,シャクナゲ [夏] マツバギク,イワタバコ,フヨウ,ハナショウブ,アジサイ,キキョウ,ハンゲショウ,ノウゼンカズラ [秋]ハギ,サザンカ,キンモクセイ,シオン,紅葉 [冬]スイセン,ウメ,ツバキ,サザンカ,センリョウ,マンリョウ,フクジュソウ
海蔵寺紹介HP: https://www.trip-kamakura.com/place/92.html
駐輪場:無料
次の地図の赤いポイントが駐輪場の入口です。
海蔵寺の入口の手前、左側に駐車場があり、自転車も停められます。

次の写真のように広い駐車場があり、自転車を隅に停められます。

鎌倉駅近辺:小町通、鶴岡八幡宮、妙本寺
小町通
JR鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮まで若宮大路と平行に走る300mほどの通りの商店街です。
土産物屋さんや飲食店、ファッション関連店まで200を超えるお店があり、観光客の人気スポットです。
小町通紹介HP: https://www.trip-kamakura.com/place/175.html
この界隈に無料の駐輪場は無いので、比較的料金の安いところを幾つか紹介します。
エコステーション21 鎌倉とうきゅう駐輪場A: 1時間毎 110円
東急ストア鎌倉店のところにあります。
この駐輪場から小町通の入口までは約100mです。

1時間ごと110円とあります。

エコステーション21 鎌倉とうきゅう駐輪場B: 2時間無料 2時間毎 110円
スルガ銀行鎌倉支店の横にあります。

エコステーション21鎌倉郵便局駐輪場: 1時間無料 3時間毎 100円
鎌倉郵便局の入口横に駐輪場があります。
この駐輪場から小町通の入口までは約150mです。

壁のプレートに、自転車は「1時間無料 3時間毎 100円」とあります。

小町サイクルパーク: 1日160円
小町サイクルパークの外観です。
この駐輪場から小町通までは約200mです。

訪れた時は、一時利用は「満車」となっていました。
鶴岡八幡宮
鎌倉のシンボル的存在であり、鎌倉時代には守護神として武士達の精神的団結の拠点でした。
流鏑馬神事の奉納は有名ですが、2023年は4月16日(日)と9月16日(土)に行われるそうです。
- 拝観料・入館料:宝物殿 200円
- 拝観時間・入館時間: 10月~3月:6時~21時、4月~9月:5時~21時
- 花の情報: [春] ボタン・フジ・シャクヤク・サクラ [夏] カキツバタ・ハス [秋] ヒガンバナ・紅葉・黄葉 [冬] 正月ボタン
鶴岡八幡宮HP: https://www.hachimangu.or.jp/
駐輪場:有料
鶴岡八幡宮専用の無料の駐輪場は無いようです。
道路を挟んで鶴岡八幡宮のほんのすぐのところに、
鎌倉有料駐車場:2時間まで200円、以降30分毎50円 があります。
パッと見ると、自動車専用の駐車場のようですが、係の人に確認してみたところ、自転車も停められるとのことで利用できました。
訪れた時は、自転車は1台も停まっておらず、意外と穴場かもしれません。
写真のように、鎌倉有料駐車場は鶴岡八幡宮の目の前です。

また、先に紹介しました小町通の駐輪場に自転車を停めて、歩いて小町通を散策して鶴岡八幡宮に行くというコースでも楽しいと思います。
妙本寺
身延山久遠寺、池上本門寺と並び日蓮宗最古級寺院のひとつ。
鎌倉駅東口から徒歩約10分と鎌倉駅周辺にありながら、静かなたたずまいが人気です。
四季折々の花々と緑濃い木々に包まれたお寺です。
- 参拝料:志納
- 拝開門時間:10:00~16:00 (御朱印・授与品等)*門はいつも開いています
- 花の情報: [春] 桜と海棠(かいどう) [夏] シャガ、ノウゼンカズラ
妙本寺HP: https://www.myohonji.or.jp/
駐輪場:無料
下が駐輪場の場所の地図です。
次の案内板の写真に書き込んだように、赤い点線で囲ったところに駐輪場があります。

駐輪場の写真が次です。

なお、妙本寺の境内には次の写真のようなトイレがあります。

二階堂・浄明寺方面:鎌倉宮、荏柄天神社、瑞泉寺、報国寺、浄妙寺
鎌倉宮
明治天皇の勅命によって創建され、後醍醐天皇の第3皇子である護良親王を祀る神社です。
厄よけでよく知られており、境内にはさまざまな厄払いスポットがあります。
- 拝観料・入館料:境内は自由。《宝物殿》300円
- 拝観時間・入館時間: 《社務所》9時00分~16時00分《宝物殿》【2月~11月】9時30分~16時30分【12月~1月】9時30分~16時00分*いずれも受付は30分前まで
- 花の情報: [春]ソメイヨシノ、オガタマ(市指定天然記念物) [夏]アジサイ、キキョウ [秋]モミジ [冬]ウメ
鎌倉宮HP: https://www.kamakuraguu.jp/
駐輪場:無料
駐輪場の地図がこちらです。
鎌倉宮の赤と白が印象的な鳥居のところを左折すると駐車場・駐輪場があります。
左折してすぐに駐輪場が見当たらなくても諦めないでください。
鳥居から駐輪場まで距離があり、120mくらい離れています。

鎌倉宮の駐輪場の写真が次です。

荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)
荏柄天神社は、京都の北野天満宮、福岡の大宰府天満宮と合わせて「日本三古天神」のひとつに数えられています。
学問の神様として知られる菅原道真を祀る神社です。
- 拝観料・入館料:志納
- 拝観時間・入館時間: 8時30分から16時30分
- 花の情報: [春]シャガ、ツツジ [夏]アジサイ、イワタバコ [秋]ヒガンバナ、イチョウ黄葉 [冬]スイセン、ウメ
荏柄天神社HP: http://www.tenjinsha.com/
駐輪場:
荏柄天神社の無料駐輪場はありません。
荏柄天神社への石段の下付近に自転車停めているのを見かけますが(次の写真)、そこは駐輪場ではないのでNGです。

裏技としては、近くの鎌倉宮には無料の駐輪場があり、そこに自転車を停めて荏柄天神社に行くことができます。
次の地図のように、距離は約400mで、歩きで5分程度と近いです。

瑞泉寺
季節折々の花が咲く「花の寺」として有名で、狭い谷の奥にあるため閑静なところです。
また、夢想国師作庭の庭園(名勝)も見どころです。
- 拝観料・入館料:200円
- 拝観時間・入館時間: 9時00分~17時00分
- 花の情報: [春] ミツマタ・フジ [夏] キキョウ [秋] フユザクラ、紅葉 [冬] スイセン・ウメ・ツバキなど
瑞泉寺HP: https://www.kamakura-zuisenji.or.jp/
駐輪場:無料
駐輪場の地図がこちらです。
拝観料を納める小さな小屋の手前に、下の写真のような駐車場・駐輪場があります。

駐車場・駐輪場の向かいにお手洗いもあります。

報国寺(竹寺)
境内の孟宗竹の林が有名で、「竹庭の寺」と呼ばれています。
日本の観光地を格付けする「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では三つ星の評価を受け、外国人観光客も多く訪れます。
- 拝観料・入館料:300円(竹庭拝観料)
- 拝観時間・入館時間: 9時00分~16時00分
- 花の情報: [春]ボケ・バラ [夏] イワタバコ [冬] フユザクラ・ツバキ
報国寺HP: https://houkokuji.or.jp/
駐輪場:無料
報国寺入口の門の手前、右側に駐輪場があります。

狭いですが、駐輪場とはっきり書いてあるスペースがあります。

浄妙寺
鎌倉五山の第五位に列せられる、歴史ある寺院です。
浄明寺の本堂は、大きな銅板葺きの屋根が特徴です。
枯山水庭園や喜泉庵という茶房、さらに石窯ガーデンテラスという英国式のガーデンとアフターヌーンティーが楽しめる施設もあります。
- 拝観料・入館料:100円
- 拝観時間・入館時間: 9時00分~16時30分
- 花の情報: [春] ボタン [秋] 紅葉 [冬] ウメ
浄妙寺紹介HP: https://www.trip-kamakura.com/place/japanheritage/183.html
駐輪場:
浄妙寺には檀家専用の駐車場はありますが、一般向けの無料駐輪場はありません。
ただ、裏技としては、先ほど紹介した報国寺には無料の駐輪場があり、そこに自転車を停めて浄妙寺に行くことができます。
駐輪場を使わせていただくので、なるべく拝観料を支払って報国寺の拝観もしてくださいね。
次の地図のように、報国寺の駐輪場から浄妙寺の山門まで歩いて5、6分です。

光明寺
材木座海岸の近くにある光明寺は、湘南の雰囲気が漂うお寺です。
鎌倉四大寺の1つとされる大きなお寺で、鎌倉最大級の山門があります。
第四代執権北条経時が開基となった浄土宗の大本山で、蓮や桜の名所として知られています。
- 拝観料・入館料:志納
- 拝観時間・入館時間:【10月15日~3月31日】7時00分~16時00分【 4月1日~10月14日】6時00分〜17時00分
- 花の情報: [春]サクラ [夏]ハス
光明寺HP: http://komyoji-kamakura.or.jp/
駐輪場:無料
光明寺総門のところを次の写真のように、左に行って、少し進んだところに駐輪場への入り口があります。

山門に向かって左手に駐輪場があります。

由比ガ浜
ここは広大な駐輪場で、気持ちがいいところです。
道路(国道134号線)側には腰かけられるベンチが並んでいます。
鳥のトビに注意してください。
ここでサンドウィッチを食べていたら、背後からトビが急降下してきて、奪われそうになりました。
手をトビの爪でひっかかれてゾッとしました。
駐輪場:無料
海を眺めて食事するのに気持ちの良いスポットですが、トビが食べ物を狙ってくるので気を付けてください。

すぐ近くにはトイレもあります。

極楽寺駅
極楽寺駅の北側、すぐのところに極楽寺があります。
梅雨シーズンに咲く紫陽花が有名ですね。
この駅は「俺たちの朝」や「海街diary」、「最後から二番目の恋」などのドラマや映画に登場した駅です。
駐輪場:無料
極楽寺駅の改札の前を直進すると駐輪場です。

こちらからも駐輪場に入ることができます。
自転車と原付バイクが停められます。

稲村ヶ崎公園
稲村ヶ崎公園は国道134号線沿いにある公園です。
公園には芝生が広がっていて、自販機やトイレもあります。
ここはサザンオールスターズの桑田佳祐が初監督した映画「稲村ジェーン」でロケ地として使われています。
また、映画「海街diary」では四姉妹が稲村ケ崎海岸を散策しました。
駐輪場:無料
「稲村ヶ崎古戦場跡」の碑の前に皆さん、自転車を停めています。
自販機も設置されています。

公園からの眺めは本当に絶景です。
短いですが、下に動画を付けます。
この日は、江の島の右側に富士山が良く見えて、感動しました。
江の島
「江の島」は、古くから参詣の地として、今では沢山の飲食店や土産物店、スパなどがある人気のスポットです。
冬季には日本でも有数のイルミネーションが人気です。
また、東京オリンピックではヨット競技の会場にもなりました。
ちなみに江の島は鎌倉市ではなく、藤沢市にあります。
江の島の紹介HP: https://www.fujisawa-kanko.jp/
駐輪場:無料
江の島北緑地駐輪スペース
江の島弁天橋を渡ると、すぐ左手の公園の端にこの駐輪場があります。
この駐輪場の先へ直進すると江の島ヨットハーバーがあります。

江の島内にある他の駐輪場の案内板もあります。

駐輪場の直ぐ近くに自販機やトイレも完備されています。

ここもトビの襲撃があるようで、注意喚起の看板がありました。
食べ物を食べていると、いつの間にか寄ってきますので要注意です。

Googleマップを使って道に迷わずに、目的の観光スポットの駐輪場に行く方法
この記事では、鎌倉を中心とした観光スポットの駐輪場のGoogleマップを載せました。
スマホでGoogleマップのナビ機能を使って、現在地から目的地の駐輪場まで、道に迷うことなく行けます。
Googleマップのナビ機能にあまり馴染みのない人向けに、スマホを使ってGoogleマップのナビを使う方法を説明します。
まず、この記事の目次のところを見て、行きたい場所を選んでください。
例えば「建長寺」に行きたい場合、目次の「5.3. 建長寺」をクリックします(次の図)。

建長寺の駐輪場の地図のところを表示し、地図の左上にある「拡大地図を表示」をクリックします(次の図)。

そうすると次の図のようにGoogleマップが表示されます。
マップの「ナビ開始」をクリックすると、現在地から目的地(この例では建長寺)までのナビゲーションが開始されます。
これだけです!

また、開始地点を指定する場合は、「経路」をクリックしてみてください。
そうすると、次の図のようにスタート地点を指定できます。
この例では、「鎌倉レンタサイクル駅前店」を指定しました。
すると、そこから建長寺に行くルートの候補が表示されています。

はい、以上です。
このように、Googleマップのナビ機能を使って、道に迷わずに目的地に到着することができます。
なお、鎌倉の街は歴史があるため、昔からの狭く曲がりくねった道が沢山あります。
自転車で走行する際には、歩いている人や車などと接触しないように気をつけてください。
おわりに
下の図が今回紹介した観光スポットを、ブリヂストンのTB1eという電動アシスト自転車で巡ったときのGoogle タイムラインです。
藤沢市の自宅から半日で回りましたが、走行距離は約40kmでした。
鎌倉は有名スポットが数多くあるので広いと思いがちですが、実際はこじんまりとしたところです。

今回巡ってみて、全国どころか今や世界でも有名で人気がある理由が分かると思いました。
何十年と湘南に住んでいるので、何回も行ったことがあるところが多かったですが、それでもその美しさに感動させられました。
また、下の記事にも書きましたが、自転車に乗ることのマンネリ化を防ぐには、いつもと違うことをやってみることが効果的です。
初めて駐輪場探しという目的でサイクリングをしたので、新鮮な感じで楽しめました。
湘南・鎌倉はあまりに人気があり、自動車で来ると渋滞に巻き込まれ、駐車場探しも大変なことがデメリットです。
また、歩きだと移動スピードが遅く、鎌倉は急坂が多いので足腰にもきます。
自転車、特に電動アシスト自転車であれば、観光スポット巡りをよりスムーズにできます。
そのため、この記事では具体的な駐輪情報を、実際に行ってみた結果に基づいてご紹介しました。
お役に立てば幸いです。
なお、この記事の駐輪場や拝観料、拝観時間などの情報は2023年2月時点のものです。
その後、変わっていても責任は負いかねますので、よろしくご了承ください m(,_,)m 。