蝋梅や梅を見に鎌倉へサイクリング ~ 浄智寺、東慶寺、鎌倉宮、荏柄天神社

蝋梅(ロウバイ)や梅などが咲いているという鎌倉のニュースを頻繁に目にしていたので見に行きたいなと思っていました。

1月29日は晴天で風も無く、しかもこの時期にしては暖かい気温の日だったので、矢も楯もたまらずサイクリングがてら見に行ってきました。

美しい寺社で咲く綺麗な花々を見て、春が近づいているのを感じることができました。

訪れたところ

拝観したのは、浄智寺と東慶寺、鎌倉宮、荏柄天神社で、Googleマップ上では次の場所(赤い自転車のマークがあるところ)です。

自宅から往復で約26kmのサイクリングで、程よい運動にもなりました。

それでは、それぞれの場所の花の様子を紹介します。

浄智寺

最初に訪れたのは浄智寺です。

浄智寺HP: https://jochiji.com/

浄智寺は、鎌倉五山の第四位に位置する禅寺ですが、鎌倉五山の中では最も素朴な雰囲気の寺院だと思います。

平日の10時半位に到着しまし、浄智寺専用の駐輪場に自転車を停めました。

場所の詳細については、次の記事をご覧ください。

境内には拝観客が5,6人名程度で、ゆっくりと拝観できました。

次の写真は総門の手前にある鎌倉十井の一つに数えられる甘露の井です。

昨年、10月に訪れたときはすごく汚れていていましたが、綺麗になっていてホッとしました。

次の写真は、鎌倉五山の中で唯一残る鐘楼門です。

鎌倉でも珍しい花頭窓の特徴を持つ建物で、鐘つき堂を兼ねています。

浄智寺の鐘楼門(二階部分に鐘があります)

 

満開は過ぎたようでしたが、蠟梅(ロウバイ)がまだ綺麗に咲いていました。

これは花芯まで黄色いのでソシンロウバイという種類です。

浄智寺の蠟梅(ロウバイ)

  

蠟梅(ロウバイ)に関する一口メモ

【蝋梅は梅の一種ではありません】

蝋梅は寒い季節に淡いクリーム色の花を咲かせます。

蝋梅の花は香りが良く、花びらには厚みがあります。

蝋梅にはいくつかの品種があります。花の中心部が赤紫色をしているロウバイの他に、中心部が黄色や白のソシンロウバイという園芸品種があります。

ソシンロウバイは香りが良く花も大きいことや、花芯まで黄色で美しいことから人気があります。

蝋梅(ロウバイ)はその名前から梅の一種かと思う人もいるようです。

しかし、蝋梅はロウバイ科ロウバイ属の木で、一方、梅はバラ科サクラ属の木で、全く違う植物です。

  

蠟梅(ロウバイ)の横には白梅が咲いていました。

素敵なツーショットです。

浄智寺 白梅と蠟梅(ロウバイ)

 

梅に関する一口メモ

【紅梅、白梅の見分け方は花の色ではありません】

紅梅か白梅かの基準は花の色ではなく、幹の断面の色で判断されているそうです。

紅梅の木の断面はピンクのような色で、白梅の木の断面は白っぽい色になっています。

幹の断面の色と花の色は必ずしも一緒ではないようで、実際、白い花の紅梅や紅色の花の白梅も存在するそうです。

普段私たちが食している梅を使った食品や飲料は白梅の実を使用していることがほとんどで、紅梅の実は硬くて苦味もあるので、食用には向いていないそうです。

(参考: NHK出版 みんなの趣味の園芸 「知ってますか?紅梅と白梅の秘密」
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=130323 )

 

大きな花をつけた牡丹もあでやかに咲いていました。

浄智寺 牡丹

 

水仙の花もあちこちで咲いていました。

水仙の花言葉は「うぬぼれ」 、「自己愛」だそうです。

水鏡に映った自分の姿に恋をして水仙になってしまった美少年ナルキッソスの伝説に由来するとのことですが、可憐な花を見ているとピンときません。

 

猫が庭を散歩していました。

浄智寺には何度も来ていますが、ここで猫を見たのは初めてだったので、写真をパチリ。

浄智寺の庭を徘徊する猫

東慶寺

東慶寺には駐輪場が無いので、浄智寺の駐輪場に自転車を置いたまま、歩いて行きました。

次の地図のように距離にして300m程で、歩いて4分位と近いです。

東慶寺は鎌倉時代の弘安8年(1285)に開創された臨済宗円覚寺派の寺院です。

東慶寺HP: https://tokeiji.com/

昔は、女性の離婚が非常に困難であったため、東慶寺は女性たちにとって最後の駆け込みの場所となっていました。

明治4年(1871)に廃仏毀釈の影響で縁切りの寺法は廃止され、明治35年(1902)に尼寺の歴史は閉じられました。

かつては男子禁制の寺だったので、寺への出入りが厳しく取り締まられていましたが、今では花の寺として整備され、多くの参拝客が訪れています。

次の写真にあるように、東慶寺は境内全域で撮影禁止となっており、花の写真は撮れませんでした。

東慶寺は境内全域、撮影禁止

 

山門をくぐると、沢山の紅梅、白梅、蝋梅(ロウバイ)が咲いており、目を楽しませてくれました。

写真を撮れなかったのが残念です。

次の写真は山門の手前にあった白梅です。

東慶寺 山門前の白梅

鎌倉宮

東慶寺から浄智寺の駐輪場にまた歩いて戻り、そこから鎌倉宮までサイクリングです。

途中、鶴岡八幡宮の前を通りましたが、平日にもかかわらず、道路は車で一杯、歩道にも多くの観光客が歩いており、「えっ?今日は休日?」と思う程、にぎわっていました。

 

鎌倉宮は明治2年(1869年)、明治天皇によって創建された神社です。

鎌倉宮HP: https://www.kamakuraguu.jp/

祭神は、後醍醐天皇の皇子である護良親王で、鎌倉幕府打倒に貢献した人物です。

その遺志を後世に伝えるために、明治天皇が創建したと言われています。

自転車を鎌倉宮の駐輪場に停めて、いざ拝観!

鎌倉宮の駐輪場

鎌倉宮の鳥居は赤と白の二色で、目を引きます。

鎌倉宮の目を引く鳥居

 

鳥居の左側に「初春桜」(河津桜)が咲いていました。

初春桜」って良いネーミングですね。
春の前触れを感じます。

鎌倉宮 「初春桜」(河津桜)

 

次の写真は「将軍梅」で、鎌倉宮の祭神・護良親王の弟・懐良親王のお手植えだと言い伝えられています。

三分咲き位でしょうか、ちらほらと咲き始めています。

鎌倉宮 「将軍梅」

 

拝殿前の梅も咲き始めていました。

鎌倉宮 紅梅

今回は、無料で参拝できる拝殿前までにとどめ、拝観料が必要な拝殿の奥にある宝物殿や護良親王が幽閉されていた土牢のところまでは行きませんでした。

荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)

次に鎌倉宮の近所の荏柄天神社に向かいました。

荏柄天神社には専用の駐輪場は無いので、自転車を鎌倉宮の駐輪場に置いて歩きで行きました。

鎌倉宮の駐輪場からの距離は約400mで、歩いて5分程です(次の図)。
鎌倉の住宅地をのんびり歩くのも良いものです。

鎌倉宮駐輪場から荏柄天神社までの徒歩ルート

 

次の写真のように、荏柄天神社への石段の下付近に自転車を停めている人を見かけますが、ここは駐輪の場所ではありません。

荏柄天神社HP: http://www.tenjinsha.com/

荏柄天神社は、学問の神様として知られる菅原道真を祀る神社です。

これは菅原氏が代々学者の家系であったことや、道真自身が優秀な学者であったことに由来します。

荏柄天神社は、京都の北野天満宮、福岡の大宰府天満宮と合わせて「日本三古天神」のひとつに数えられています。

 

荏柄天神社の本殿は、国の重要文化財に指定されています。
朱塗りの華やかな外観が緑の森をバックに映えます。

荏柄天神社の本殿

白梅が境内のあちこちで咲き始めていました。

荏柄天神社 白梅

今は受験シーズン。
学問の神様を祭るだけあって、受験生の家族とおぼしき多くの人がお参りしていました。

次の写真のように、社務所では各種、合格祈願の受付をしています。

荏柄天神社の社務所

 

荏柄天神社の境内には、漫画家の清水崑氏が愛用の絵筆を納めた「かっぱ筆塚」があります。

次の写真は、多くの漫画家が氏の遺志をついでカッパを描いた銅版でできた「絵筆塚」です。

荏柄天神社 「絵筆塚」

時刻も11時半になり、お腹が空いてきたので、帰途につきました。

帰り道、国道134号線を海沿いにサイクリングしていると、ずっと富士山が見えていました。

あんまり綺麗なので、途中、稲村ケ崎で自転車を停めて写真を撮りました。

下に写っている橋は江の島へ渡る弁天橋です。

稲村ケ崎から富士山を望む

 

蝋梅(ロウバイ)や梅、河津桜を見て、春が近づいているのを感じました。

梅の開花が本格的になったら、またどこかに花見に行きたいと思います。

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