自転車を家の庭に停めていた際、強風で倒れてハンドルに付けていたバックミラーが根元から折れてしまいました。
就寝する際に、外の風が強いなと思いつつ寝たのですが、朝にこれを発見して、出かけようと思っていた私は困りました。
長年、自転車にバックミラーに付けており、それで後方確認するのに慣れているので、付いてない自転車に乗るのが不安になります。
バックミラーが無いと後ろから何が来るのか、首を後ろに回して確認せざるを得ませんが、危ないことがあります。
バックミラーがあれば、首を後ろに回す動作をする必要がなく、しっかりと後方確認ができます。
壊れてしまったバックミラーは、ドイツの会社が製造しているBUSCH&MULLER (ブッシュ&ミューラー) CYCLE901/3というもので、気に入って何年も使い続けていました。
目 次
今までと違うバックミラーを買うことに ~ 選択基準
仕方がないので、また同じBUSCH&MULLER (ブッシュ&ミューラー)のバックミラーを買おうと思ったのですが、値が上がっているのにビックリ!
前回は2022年10月にアマゾンで購入したのですが、そのときの価格は¥2,289でした。
ところがわずか1年4カ月で900円も値上がりし、今や¥3,200(アマゾンでの価格)で、4割もアップ!
最近は色んなモノの値上げラッシュで嫌になってしまいます・・・
あまりにも値上がりしているので、別のブランドのバックミラーを探すことにしました。
次の基準で自転車用バックミラーを選ぶことにしました。
●視界が広い
何と言ってもバックミラーの目的は、後ろの安全確認なので、視界が広いことが大切です。
道路を直進しているときに、前に駐車している車があれば、車道の左端を走っている自転車はそれを追い越すために、進路を右の方(道の中央の方)にふくらませねばなりません。
走っている車両が多い道路では、自転車よりも早く走れる自動車やバイクが後ろから追いついてきていないかをはっきりと把握できて、安全に進路を右の方に変更できることが必要です。
また、右折するときも、後ろから自動車やバイクが来ていないか、明瞭に確認できることが必要です。
●走行中に振動でブレて見やすさが損なわれない
バックミラーを選ぶ際にやってしまいがちなミスは、自転車が停止している状態での見やすさだけを考えてしまうことです。
止まっているときは見やすいと思っても、自転車を走らせると、道路のデコボコによる振動で、バックミラーが揺れて後方確認がしづらいことがあります。
お勧めしないものを2種類紹介します。
【お勧めしないもの1:首長タイプ】
次のイラストのような、バックミラーを支える首が長いものは、止まっているときは高さがあるので見やすいのですが、走行中の振動で長い首がブルブルと振動しやすく、その結果ミラーに映っている後ろの景色も揺れて使いものにならないことがあります。
実はこのような首長のバックミラーを買ったことがあります。
プラスチック製だったこともあると思いますが、振動がひどくて全然使えないことが分かり、燃えないゴミとして即、廃棄しました。
【お勧めしないもの2:ゴムバンドで取り付けるタイプ】
次のイラストのように、ゴムの締め付けを利用してハンドルに取り付けるものは、あまりお勧めしません。
自転車の走行中には、地面のデコボコや段差による振動や衝撃がハンドルに結構かかるものです。
ゴムを伸ばして固定しても、どうしてもズレてきたり、ミラーの基底部がゴムのバンドに直結しているために、ミラーが揺れて見づらくなる恐れがあります。
以前、ゴムバンドでハンドルに付けるタイプのフロントライトを買ったことがありましたが、上記のように振動でズレてしまい、使いづらいものでした。
●ガッチリと取り付けやすい
取り付けやすさも大切です。
ハンドルの太さや形状には色々なものがあるので、それに合った取り付けができるものを選ぶ必要があります。
また、先ほどのゴムバンドで取り付けるもののように、ガッチリとハンドルに固定できないものは不適だと思います。
●壊れにくい
自転車用バックミラーは、雨風にさらされたり、段差などで衝撃を受けたりすることが多いため、耐久性があることも必要です。
また、駐輪する際に隣の自転車や壁などに当たって、バックミラーが曲がったり破損したりすることがあります。
これを防止するには、簡単にミラーを折り畳める構造になっているものが便利です。
購入したのは「ROCKBROS(ロックブロス) ラウンド-ショットタイプ」
上記の基準であれこれ選び、最終的に購入したバックミラーは「ROCKBROS(ロックブロス) ラウンド-ショットタイプ-右用1本」という商品です。
価格は¥1,746(アマゾンでの購入時)とBUSCH&MULLER (ブッシュ&ミューラー)のバックミラーの半額に近い安さでした。
このミラーの直径は凡そ7.5㎝で、BUSCH&MULLER (ブッシュ&ミューラー)のバックミラーの直径6㎝よりも一回り大きいです。そのため、見やすさは非常に良いです。
ロードバイクのハンドルに付けるには少し大きすぎる気もしますが、ブリヂストンのTB1eというクロスバイク型の電動アシスト自転車には全く違和感ありません。
取り付け方は簡単です。
このバックミラーは直径16mm〜22mmのバイクハンドルバーに対応できます。
ハンドルの端のキャップを外して、バックミラーの軸をハンドルの穴に挿入し、付属のネジを六角レンチで回して固定するだけです。
素材はプラスチックですが、レンチでしっかり締め付けるので、ガッチリと固定できます。
また、ハンドルの端に取り付けるスタイルなので、首長タイプと違って振動の心配は無く、デコボコ道でもしっかり後方を見られます。
次の写真のように折り畳めるので、駐車場などで隣に止まった自転車に当たったりしにくくできます。
おわりに
リーズナブルな価格に惹かれて初めて買ってみた「ROCKBROS ラウンド-ショットタイプ」ですが、取り付けて約一ヶ月経ちました。
今のところ、何も問題ありません。
高いものを買わなくても、もうこれで良いじゃないかと思っています。
後は耐久性がどうかで、今後、何かあれば、またこのブログで報告したいと思います。
自分がバックミラーを付けているので、人の自転車がどうか気になりますが、バックミラーを付けた自転車に乗っている人を殆ど見かけません。
こんなに安全確認に便利なもので、値段もそんなにしないのに、なぜ付けないのか不思議でしかたがありません。
この記事がバックミラーを付けてみようかと考えている人の役に立てば幸いです。
引用:excite.ニュース 「自転車のバックミラーは広まるか? 無料取り付け実施の警察署も」
https://www.excite.co.jp/news/article/Trafficnews_84306/
愛知県南警察署(名古屋市南区)では、高齢者を対象とした自転車の安全教室で、参加者の自転車にバックミラーを無料で取り付けるという活動を行ったそうです。
警察によると、その理由は次のとおりです:
「高齢者に多い自転車事故、なかでも道路を横断しようとした際のクルマとの接触事故を防止するためです。
高齢者は身体機能の衰えから、右後方を確認するために首を回すと、ハンドルまでふらつき、右にハンドルを切ってしまう傾向があり、接触事故の原因となっていました。
バックミラー越しに首を回さず後方を確認できれば、ハンドルもふらつかずに安全性が高まると考えたのです。」