目 次
スローパンクが発生! でも直せない・・・
妻が乗っているパナソニックの電動アシスト自転車 ViVi・L20の後輪タイヤがパンクしました。
3~4日間かかってゆっくりとタイヤの空気が抜けていく(いわゆるスローパンク)という現象でした。
我が家では自転車に関することは私が一手に引き受けているので、早速、原因究明にあたりました。
しかし、どうやってもパンク箇所が分かりません。
穴が空いているところが分かれば、自分で修理できるのですが・・・
はじめ、虫ゴムが劣化したのかと思い、新品のものに交換しました。
虫ゴムというのは空気口のバルブについているゴムです。
次の商品写真に黒いゴムのパイプがありますが、これが虫ゴムです。
これで解決できたかなと期待しましたが、やはり、3,4日で明らかにタイヤがへこんできてガッカリしました。
このため仕方なく、2,3日おきに空気入れでタイヤに空気を入れました。
自転車用瞬間パンク修理剤であっけなく問題解決
この空気入れ作業を一か月くらい続けてさすがに面倒になってきたので、自転車屋さんに持って行って直してもらおうかと思い始めました。
そのとき思い出したのが、自転車用瞬間パンク修理剤です。
自転車用瞬間パンク修理剤というと、ツーリングなどの際のパンクの応急処置用というイメージが強く、忘れていました。
英式バルブ用の自転車用瞬間パンク修理剤は持っていなかったので、アマゾンで次の商品をポチっと購入しました。
2月にこの瞬間パンク修理剤をタイヤチューブに注入し、5ヶ月経った7月の今でもまだ大丈夫です。
あんなに悩んだのが嘘のようです。
5ヶ月経って、さすがに空気は少し抜けてきたので、空気入れで空気を補充したところ、タイヤはまだパンパンな状態を維持してくれています。
自転車屋さんに持っていくと、修理材料の費用にプラスして工賃がかかる上、持って行って、預けてまた自転車を取りに行く時間がかかりますが、それも不要になりました。
応急処置ではなく、恒久的な処置になりました!
ただ、この商品に関するアマゾンでのコメントを見ると、概ね評価は高いのですが、次のようなネガティブなものもありました。
「パンク修理剤をうまく充填できず、ひげ剃りのムースのような泡が横から噴き出した」
「一応、パンク修理剤の充填はできたが、すぐにまたパンク状態に戻ってしまった」
うまくいかなかった人は、ひょっとしたら、使い方に問題があったのかもしれません。
そこで、商品の説明書や使用上の注意書きを参考に、使い方を次のようにまとめてみました。
【 マルニ Y-606 自転車用瞬間パンク修理剤の使い方と注意点】
- 英式バルブ専用なので他の米式、仏式バルブ等の形式には使用できない。
18インチ以下の小さなホイールには使用できない。 - クギ等パンクの原因となった物は出来るだけ取り除き、事前にタイヤ内の空気を完全に抜く
- 本品を使用する前にバルブの虫ゴムを点検する。
バルブに虫ゴムがこびりついている場合があるので、一度取り外し、再度装着してから使用する。
また、虫ゴムが硬化・劣化していると修理できないので、新しい物と取替える。 - 本品を上下によく振る (約15秒程度)
- キャップを外し、ノズル先端をタイヤのバルプ口に差し込み、そのまま強く押す。
その際、タイヤバルブロは必ず下にくる様にする。
本品1本は修理1回分で、1本で膨らまない場合は通常のパンク修理が必要。 - タイヤが十分膨らんだら、200~300m走行する。
- 走行後、 異常に空気圧が下がっている場合は通常のパンク修理が必要。
本品は直径1mm程度の傷穴を対象としている。
傷の大きい場合や裂け傷、タイヤ側面の傷の場合には使用できないので通常のパンク修理が必要。
この商品がその良さを発揮するのは、次の2つの場合かなと思います。
- タイヤから空気は抜けていっているが、どこに穴が空いているのか分かりづらい場合
- 周りに自転車店がない、あるいは夜遅くて自転車店が閉店しているような場合に、急いでパンク修理をしないといけない場合
また、この商品を使う場合の考慮点や使わない方が良い場合を次のようにまとめてみました。
- 次にパンクした際、自転車修理店に持ち込むと、タイヤの中のベトベトする修理剤が出てくるので嫌がられます。
自分でパンク修理できるなら、勿論、これは問題にならないです。
特に、チューブに空いた穴をふさぐのではなく、チューブごと新品に交換するのなら、修理剤でベトベトする古いチューブはそのまま捨ててしまえばよいので、修理は簡単です。 - 大きなパンク穴の修理には向きません。
パンクの穴が大きくて空気が漏れてる場所が簡単に分かる場合には、普通のパンク修理をした方が良いと思います。
このような定番のパンク修理用パッチキットで簡単に直せます。
はい、以上です!
長い間悩まされた問題が劇的に解決され、しかも簡単で安く済んだのでご紹介しました。
「英式バルブ」、「仏式バルブ」、「米式バルブ」の違いについては、次の記事『自転車チューブの種類と選び方』が参考になります。
https://www.cb-asahi.co.jp/contents/category/howto/variation_tubevalve/