スピンバイク FITBOX LITE のレビューと高身長の人が使うためのカスタマイズ法

スピンバイクを始めて買いました。

身長180cmの筆者が実際に購入した「FITBOX LITE 第3世代フィットネスバイク スピンバイク」のレビューと、高身長でも快適に使えるカスタマイズ方法をご紹介します。

購入の決め手となったポイントから、実際に使ってみて感じた良い点・悪い点、そして高身長ならではの悩みを解決する具体的なカスタマイズ方法まで、詳しく紹介します。

スピンバイクを買おうと思った理由

雨が降っていたり、寒すぎる、あるいは暑すぎる日には、これまでも家の中で運動をしていました。

しかし、今までの家の中での運動に満足していなかった点が幾つかあります。

電動のウォーキングマシンを持っており、これで歩いたりジョギングしたりしますが、昔、ランニングで膝を壊したため、長くはできません。

なぜかは分かりませんが、外では長時間歩けるのに、ウォーキングマシンだと45分くらいで止めないと膝にきます。

また、3点ローラーに自転車を載せて漕ぐこともしますが、こちらも長時間は難しいです。膝は痛くはなりませんが、集中力が無くなり、ぐらついて足を着いたり落車したことが何度もあります。

他には、YouTubeのトレーニング動画を観ながらエアロビ的な運動をすることもたまにありますが、有酸素運動として効果のある20分以上するのは飽きてしまい、継続が難しいです。

どうにかしたいと思っていたときに、Amazonで特価になっているのを見つけたのでスピンバイクを買いました。

なお、同じように家のなかでペダルを漕ぐ道具にエアロバイクというものもあります。

エアロバイクは乗車姿勢がママチャリ風で、サドルに直立で乗りますが、スピンバイクはロードバイクやクロスバイクのように前傾姿勢をとることができます。

また、エアロバイクと同じペダリングでも、スピンバイクはより高い負荷をかけることができるので、消費カロリーも多くなります。

このため、エアロバイクよりも本格的な有酸素運動を行えます。

FITBOX LITEを選んだ理由

購入したのは「FITBOX LITE 第3世代フィットネスバイク スピンバイク」というものです。

FITBOX LITEは次の理由から選びました。

  • マグネット式
    スピンバイクのホイールの負荷を変化させる方式には、マグネット式と摩擦式の2種類があります。マグネット式は強力な磁力で負荷をかける方法です。

    この方式だと部品の消耗も少なく、故障や摩耗による交換の心配がないので、長く使えることが期待できます。

    なお、マグネット式は長時間の連続使用はできませんが、それでも1時間30分前後の連続使用はできます。私の場合、これで十分です。
  • コンパクト
    FITBOX LITEの床との接地面は‎93㎝ x 43cmで、他の一般的なスピンバイクよりもコンパクトです。
    スピンバイクを置く場所にあまりスペースが無いので、これも重要な点でした。
  • 価格が比較的安い
    値段が倍近くするスピンバイクもある中で、これの価格が安いのにも惹かれました。

    高価格のものには心拍計や距離計、カロリー計などのモニターが付いていますが、私はガーミンのランニングウォッチで心拍数などを測れるので必要ありません。

    また、これまでの経験で、この手の運動器具に付いているモニターは正確性に欠け、参考程度のものであることが多いと思っているので、それにお金をかける気がしませんでした。
  • 評判が良い
    Amazonで一見評価が高い商品でも、サクラ(売り手から頼まれて、商品に高評価を付けたり、その旨のコメントを書く人のことです)の評価が多く、当てにならないのはよく知られているとおりです。

    それを暴く便利なツールがサクラチェッカーですが、これでチェックしても高評価が変わらないので、安心できました。
    https://sakura-checker.jp/search/B089CTFHPP/

実際使ってみた感想

良い点

ペダルを漕いでも、ほぼ無音です。

さすがマグネット式!これは感動ものでした。

飽きないように、テレビやYouTube、Amazonプライムで映画を観たりしてペダルを漕いでいますが、スピンバイクの音はしないので快適です。

正確に言うと、最初、サドルの辺りからカタカタという音がしましたが、後で述べる方法で解消しました。

見た目もすっきりしてカッコ良いです。

私は小屋の中に置いていますが、無骨さは無いので、家の中に置いても違和感なく溶け込むと思います。

良くない点とその解決法

サドル位置が低い

私は身長180㎝ですが、サドルの高さを一番高くしてもかなり低く、買ったのは失敗だったかとガックリきました。

商品の説明には身長185cmの人まで使えるとあったのですが・・・

大人が子供用の自転車に乗ったとイメージしてください。

これでは前傾姿勢をとってペダリングしようとしても足が詰まってしまい、うまく漕げません

前傾姿勢をとれないと、体幹や腕も使った全身運動になりません。

なんとかならないかとネット検索してみると、私と同じ悩みを持った人が、サドルの高さを上げるアダプターを使っているのを発見しました。

そこで私も真似してみることにしました。
その方法は後で説明します。

長時間座れないサドル

また、サドルの低さの問題だけなく、付属のサドル自体もよくありませんでした。

下の写真が付属していたサドルですが、座面が小さくしかも丸みを帯びているので、これに長時間座るのは私には無理でした。

FITBOX LITEに付属しているサドル

Amazonのコメントを読んでも、サドルについて不満が述べられていますが、その通りだと思いました。

後で説明しますように、使っていないサドルがあったので、それと交換しました。

サドル位置の高さとサドル自体の問題の解決法

サドル位置を高くするために、「GORIX 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP) 」というパーツを買いました。

これは、下の写真のような商品で、サドルの下に取り付けてサスペンション効果を得るためのパーツですが、見ての通り、サドルの高さを高くするのにも使えます。

GORIX 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP)

サドルはロードバイクに乗っていたとき使っていたサドルに交換することにしました。

これであれば、長時間座っていても痛くないのは実証済みです。

サドル位置を高くすると共に、サドルを交換する作業は次の通りです。

  • 1. 下の写真のように、付属のサドルを、それを支える金具から取り外します。
付属のサドルから、サドルを支える金具を外したところ
  • 2. GORIX 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP)に交換するサドルを取り付けます

  • 3. FITBOX LITEのサドルを支える金具に、2で用意したGORIX 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP)付きのサドルを取り付けます。

    このとき、下の写真のように、タイラップなどでサドルを支える金具が浮き上がらないように締め付けておきます。

    こうすると、ペダリングしている際に発生するこの金具からのカタカタという音を無くせます。

なお、タイラップ(結束バンド)というのは、下のようなものです。
実際に、私はこれを使用しましたが、長さも強度も問題ありませんでした。

GORIX 自転車 サドル サスペンション (GX-SSP)を使うことで、サドルの高さを8cm程上げることができました。

その結果、ペダルのクランク軸からサドルの上面までの長さが約70cmとなりました。

私は普段、73cmぐらいのところにサドルをセットしているので、更に3cm上げたいところです。

でも、これで前傾姿勢をとってペダルを回せるようになったので良しとします。

ペダル軸からサドル上面まで約70cm

商品の説明には「人間工学に基づいた前傾姿勢がとれる設計・・・適正身長は185cmまで」とありますが、ロードバイクに乗っているような前傾姿勢をとる場合、170cmちょっと位の身長の人までにしか合わないように思います。

付属のペダルは使いにくいので、交換する

下の写真が付属していたペダルです。

付属のペダル

このペダルはバンドの重みですぐに裏返ってしまい、それにストレスを感じました。

また、スリッパのような形状なので、ペダル軸に母指球をセットして効率的なペダリングをするのは難しいです。

そのため、ちょうど余っていたSPDペダルに交換しました。

これだと引き足も使えるようになるので、より運動になります。

ペダルをSPDペダルに交換

ちなみに、これはSHIMANO PD-ME700というペダルです。

自転車に詳しくない方のために補足すると、SPDペダルを使う場合、SPD対応の専用シューズが必要になります。

私は下のSPDシューズを使っています。

完成した全体像が下の写真です。

購入したときは、サドルを一番上にセットしてもかなりサドルの位置が低かったので、買って失敗したかと思いましたが、これなら使えると思えるようにカスタマイズできました。

同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

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