1週間ほど前ですが、Yahoo!ニュースに「横浜でサイクリング中に男性転倒、頭など打ち死亡 チェーンに引っかかったか」という記事が載っていました。
次がそのニュースの引用です。
30日午前11時40分ごろ、横浜市中区本牧ふ頭の横浜港シンボルタワーの駐車場内で、藤沢市辻堂東海岸1丁目、無職の男性(78)が自転車で転倒した。男性は頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。山手署が事故原因を調べている。
署によると、男性は友人2人とサイクリングをしていた。中区錦町方面から横浜港シンボルタワーに向かってロードバイクと呼ばれる自転車を走らせていたところ、駐車場内で車両の進入を防ぐために設置されていたチェーンに気づかず引っかかり、転倒したとみられる。男性はヘルメットを着用していた。 友人が119番通報した後、署に通報した。
神奈川新聞社
引用: Yahoo!ニュース 「横浜でサイクリング中に男性転倒、頭など打ち死亡 チェーンに引っかかったか」
悲しいニュースですが、私はこの方と同じ藤沢市に住んでおり、私も高齢者と言われる年齢なので特に印象が残りしました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
この事故については、記事に書かれていること以上のことは私には分かりません。
ただ、私も歩いていてチェーンに気がつかず、足を引っかけて転びそうになったことがあるので、このような事故があり得るのは分かります。
例えば、次の写真のように灰色のアスファルト舗装の駐車場がスチールのチェーンで囲われていると、空模様や日差しの具合でチェーンが良く見えない可能性もあり、注意が必要です。
駐車場だけでなく、次の写真のような門の入口に張られているチェーンも気が付きにくいことがあるかもしれません。
ある調査によると、
● 車両事故の約3割は駐車場で起きている
● その内訳は駐車場内の施設物との接触が3割で、道路上の事故が7割
だそうです。
(参照: 損保ジャパン 交通安全ニュース 「特集 駐車場での事故防止」 https://image.sompo-rc.co.jp/reports/Monthly2208.pdf )
この調査は自動車やオートバイ視点での結果ですが、自転車や歩行者が駐車場のチェーンに引っかかって転倒する事故もある程度あると類推できます。
空模様や日差しの具合で自転車や歩行者にチェーンが良く見えない可能性もあり、注意が必要です。
特に、夜間や悪天候時には気づきにくいことがあります。
夜間に無灯火で走っている自転車を見かけることは少なくありませんが、暗くなったらライトを点灯し、周りをよく照らしながら走行するようにしましょう。
また、中長距離のサイクリングなどで疲労が蓄積していると、注意力が落ちたり視野が狭くなったりして、チェーンがあるのに目に入らなくなってしまうこともあるかもしれません。
自己で亡くなられたサイクリストのニュース記事をみて、私も気を付けねばと思い、この記事を書きました。