e-bike BESV JR1 のインプレッション

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電動アシスト自転車BESV JR1を買って約9ヶ月経ちましたのでインプレをしてみたいと思います。


BESV(ベスビー)というブランドは女優の「のん」(能年玲奈)さんがテレビなどでコマーシャルをしているので、知ってる方も多いかもしれません。

現在、人気がある折りたためるe-bike「PSF1」もBESV です。

BESVは元々、自転車のメーカーではなく、IT企業が電動アシスト自転車の開発・製造を行なっているというちょっと変わったメーカーです。

本社は台湾にあり、液晶モニターで有名なBEN Qグループに属する会社です。

この会社の強みは格好良いデザインとITで培った独自のアルゴリズムによる最適な電動アシスト機能です。

2017年にはグッドデザイン賞も受賞し、ヨーロッパ市場を中心に高い評価を得ています。

BESVのe-ロードバイクはJR1のみ。2018年8月に登場した機種です。

コンポーネントは、よく比較されるYamaha YPJ-ERのTiagraよりも上位モデルとなるSHIMANO 105を採用しています。

油圧式のディスクブレーキももちろん105です。

JR1はe-bikeの中では最軽量級の16kgですが、ロードバイクの2台分の重さはあり、さまざまなコンディションでも軽い力で良く効くのは安心です。

前輪のディスクブレーキ

フレーム・フォーク共に素材はアルミでタイヤは700x25cです。

舗装された路面を走る分には振動はさほど感じません。

電動アシストの走行モードは「エコ」「スマート」「パワー」3種類。

ディスプレイはカラーで見やすく、サイクルコンピューターの機能も備えています。

下の画面はエコ・モードの例で、このモードの場合、ディスプレイは青色で表示します。

また、左のメーターには「Range」とありますが、これは過去のバッテリー消費量から、将来の走行可能距離を予測した数値です。

私の乗り方の場合、エコモードで140km走れるということになります。

右のメーターの「Max」は実際走った最高速度の記録です。

なお、ディスプレイの左に写っているのはスマホホルーダー、右はGoProを取り付けるアタッチメントです。

ブラケットの下にデュアルアシストコントロールスイッチがあり、ハンドルを握ったままモード変更などの操作が可能です。

運転しながらのパネル操作は危険なので、このスイッチはポイントが高いです。

バッテリーもフレームと一体化したかっこいいデザインです。

バッテリーは36V/7.0Ahと、スマートな見た目以上に高容量です。

バッテリーはダウンチューブにスマートに収納されている

実際走ってみた結果でのアシストの時間についてはこの記事を参照ください。

トップチューブのボタンは電源スイッチです。

ボタンの光の色は現在の走行モードを表しています(この写真は分かりにくいですが、青色で光っており、エコモードであることを示しています)。

コラムスペーサーは10mmのものが2枚ついていました。

コラムはカット済みで、私の場合、この2枚のコラムスペーサーの上下入れ替えでは、ハンドル位置の高さを私の乗車姿勢にフィットさせることができませんでした(私はかなりの高身長です)。

そのため、 ヘッドアップアダプターを購入して調整したところ、うまくハンドル位置を高くすることができました。

ペダルは踏面がプラスチックの片面踏みペダルです。

トウクリップを付けないと踏面から足がずれてうまく漕げませんでした。

そこで、このトウクリップを買ってつけたところバッチリでした。

カセットスプロケットはSHIMANO CS-R7000です。

歯数構成は 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32T の11スピードです。

JR1のカセットスプロケット

リアの油圧ディスクブレーキもSHIMANO 105です。

後輪はスルーアクスルではなく、六角ナットで締め付けられています。

そのため、ロードバイクと違って、後輪パンクに備えて、六角レンチを持参していく必要があります。

後輪のモーターへのケーブルがあるので、パンク修理のために後輪をはずす際は、写真のコネクターを忘れずにはずす必要があります(手で簡単に抜き差しできます)。

キックスタンドを取り付けました。

軽量なロードバイクと違い、気軽に柵や塀に立てかけることができないので、スタンドは非常に重宝しています。

ママチャリのように後輪の近辺にスタンドをつけるより、このようにフレームのセンターに取り付ける方が、走っているとき、ロードバイクっぽさが保てると思います。


全体的なインプレッションですが、 BESV JR1は軽量で バッテリーがフレームと一体化したスタイリッシュなスタイルで、私のようにロードバイクを長く乗っていた人でも、ロードバイク的なテイストが感じられて、乗り換えても違和感が少ないと思います。

舗装された道のファンライドやロングライドに向いていると思います。

特にロングライドをすることが多い人には、JR1のように手のポジションをあれこれ変えられるドロップハンドルのe-bikeが良いと思います。

ハンドルがストレートなクロスバイク型のe-bikeは、数時間乗っていると手や手首が痛くなり、私はどうしてもNGです。

JR1とよく比較されるYamaha YPJ-ERもドロップハンドルですが、BESV JR1より4kg重い重量や加速力を考えると、YPJ-ERはクロスバイク的な位置づけだと思います。

私のように中高年になってもロングライドをしたいが、以前のようには途中に出てくる急坂をロードバイクでは超えられない、あるいはあまりにスピードが遅くなって楽しめないという人にBESV JR1はぴったりだと思います。

日本は、どこに住んでいても30km~40kmも走るとどこかしら急坂が出てくると思います(北海道は例外ですかね)。

私は湘南に住んでいますが、宮ヶ瀬ダムやヤビツ峠、丹沢湖、箱根などを目指したいが、年のせいでロードバイクではきつすぎて行くのを諦めるようになり、 比較的平坦なルートばかり走るようになってしまってロードバイクがつまらなくなっていました。

ですが、BESV JR1を買ったことで、ヒルクライムも以前のように楽しめるようになり、私のような中高年でも若い頃のように、好きなところにロングライドに出かけています。

本当にこれは間違いなく大金を払っただけの価値を提供してくれています。

【追記】

BESV JR1についてのより新しいレビューは、こちらの記事をご覧ください。

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