静寂の林と河川敷を行く – 湘南の未舗装路をYAMAHA WABASH RTで巡ってみた

タイヤが土や草を踏みしめる感触、木々のざわめき。

バランスを取りながら未舗装路を走行するちょっとしたスリル。

最近、YAMAHA WABASH RTというグラベルe-bikeを手に入れてから、私のサイクリングは大きく変わりました。
(グラベルとは英語のgravel、砂利のことで、自転車では一般に未舗装路のことを意味します)

YAMAHA WABASH RT

長年、ロードバイクやクロスバイク、折り畳み自転車を愛用してきた私にとって、グラベルライドは全く新しい体験です。

舗装された道路では決して味わえない自然との一体感が、グラベルライドの醍醐味です。

高齢者と呼ばれる年齢になった筆者ですが、新しく見つけた遊びのような高揚感があります。

この記事では湘南にある未舗装路を探して、走りに行ってみた経験をシェアしたいと思います。

湘南の未舗装路探し

グラベルバイク遊びをするには、走る場所が問題です。

楽しむためには、それなりに走りにくい道でなければなりません。

いくらよいグラベルバイクを購入しても、普通に街中を走っているだけでは、その良さは分からないでしょう。

土の道で、石ころや草、木の根、浅いみぞがあれば理想的です。

昔はいたるところにそういう道がありましたが、今や、人里離れた山奥でさえ、多くの道が舗装され尽くした世の中です。

未舗装路を走りたいと思っても、そう簡単には見当たりません。

そこで、未舗装路をインターネットで探すところから始めました。

ダートコースをオートバイで走るのが趣味という人が多いのは知っていましたので、「神奈川 ダートコース バイク」などの検索ワードでgoogle検索をしてみました、

しかしながら、神奈川県にはそれほど多くない上、ほとんどは家から遠いところでした。

そこで、過去の記憶でゴルフ場の周りに舗装されていない細道があったのを思い出し、家から比較的近いゴルフ場をgoogle mapで候補を探してみました。

航空写真を拡大しても木で覆われているので良く分からず、細い道まではストリートビューではカバーされていません。

そのため、いくつかゴルフ場近くの細道に目ぼしを付けて、実地に行ってみることにしました。

また、相模川のサイクリングロードを走ったとき、ほとんどは舗装道路でしたが、一部未舗装のところがあったのを思い出しました。

記憶があいまいだったので、こちらも再確認に行きました。

実際に行ってみた

湘南カントリークラブ付近の未舗装路(茅ヶ崎市)

最初に行ってみたのは、茅ヶ崎市にある湘南カントリークラブというゴルフコースを南から北に突っ切るルート(次の地図)です。

実際はどうなんだろうとわくわくしながらでかけました。

ゴルフコースを縫うように伸びる細道に足を踏み入れた瞬間、静かな緑の空間が広がっていました。

茅ヶ崎って言うと、サザンオールスターズの夏の海やサーフィンの歌のイメージですが、こんなところもあるんだと驚きました。

下の写真は上記の地図のA地点付近の様子で、道の両側は湘南カントリークラブの敷地です。

湘南カントリークラブ付近の未舗装路 1

道は次の写真のようなほぼ平坦の未舗装路でした。

湘南カントリークラブ付近の未舗装路 2

WABASH RTのシートポスト(サドルが乗っかっているパイプ)には40mmの範囲で動くサスペンション機構が付いており、凸凹した地面からの振動を心地よいリズムに変えていきます。

やはり、このようなガタガタ道ではサスペンションの効果は絶大です。

もう一か所、次の地図のような湘南カントリークラブ沿いの小道に目を付けていたので、こちらにも行ってみました。

上記の地図のA地点の様子が次の写真です。

多分、通行者をゴルフボールから守るためのネットが設置されていたと想像しますが、写真のように支柱だけがずらっと並んでいます。

湘南カントリークラブ付近

しばらく行くと未舗装路になりました!

湘南カントリークラブ付近の未舗装路 3

次の写真のように「不法投棄禁止」の看板があるところに来て、道が二股に分かれていました。

私は直進を選びましたが、これは失敗で、次に述べるように右折が正解です。

湘南カントリークラブ付近の未舗装路 4

直進すると雑草が生い茂っていて、道がほとんど分からないところに分け入ってしまいました(次の写真)。

湘南カントリークラブ付近の未舗装路 5

背の高い草や上から覆いかぶさる枝が体にあたり、更にはクモの巣が2、3回、顔にかかり、ヒェッとなりました。

クモの巣は服にくっついてなかなかとれません。

しばらく突き進みましたが、どこに道があるかも分からなくなり、行き止まりのようなので、先ほどの不法投棄禁止の看板のところまで戻りました。

この看板のところを右折するとすぐに、森の中のダートコースのようなところが現れます。

楽しい!テンションが上がりました。

次の写真はそのとき撮影していた動画のスクリーンショットですが、あまりのガタガタ道のために手ぶれ補正が十分効かず、うまく撮影できませんでした。

湘南カントリークラブ付近の未舗装路 6

上記の湘南カントリークラブ付近の未舗装路、2か所はどちらも距離は短いですが、森の中を走る気分が味わえます。

相模川左岸の未舗装路(茅ヶ崎市および寒川町)

次は、相模川左岸にある相模川自転車道(さがみグリーンライン自転車道)に行ってきました。

相模川自転車道は全長21kmの予定ですが、その約半分はまだ未整備なので未舗装路も多いはずです。

行ってみると、次の地図の青線の付近に未舗装路が多くありました。

    

サイクリングロードは土手に作られていて舗装路と未舗装路が混在していましたが、土手を河川敷の方に降りると、地図では分からない細い未舗装路がたくさんありました。

次の写真は、サイクリングロードのある土手を降りたところにある未舗装の側道です。

相模川左岸の未舗装路

また、広い河川敷には畑があり、その中を縫うように未舗装路が続いています(次の写真)。

シートポストのサスペンション機能のおかげで、比較的、楽に走行できます。

相模川左岸の河川敷

草原(次の写真)もありました!

吹き抜ける風や、遠くに見える相模川の流れ、空高く舞う鳥たち—。

ここでは、まるで子供の頃に戻ったような解放感を味わうことができました。

相模川左岸の河川敷

次の写真もサイクリングロードのある土手下にある未舗装の側道です。

相模川左岸の未舗装路

また、原っぱです。

地面はふかふかで普通の自転車であれば、走るのに苦労するはずですが、WABASH RTだと時速20kmくらいでスイスイ進めたので驚きました。

相模川左岸の河川敷

相模川左岸の未舗装路は平坦基調ですが、距離が長いので楽しめました!

1分足らずと短いですが、このときの様子を動画に撮ってみました。

おわりに

WABASH RTを購入したおかげで、これまで避けていた未舗装路にどんどんチャレンジしたくなりました。

砂利や草、木の根っ子がある凸凹道を走ると自然との一体感を感じることができます。

また、こういう道は車や人があまり通らないところが多いので、静かでリラックスできます。

WABASH RTの強力なモーターや太いタイヤ、安定したハンドルポジションをとれるフレアハンドル、サスペンション機能付きシートポストなどのおかげで、未舗装路の走行が確かに楽しくなります。

今や私はWABASH RTで走れる未舗装路はないかと自然に探すようになってしまいました(笑)。

LEANY(レニー) | プチプラでおしゃれなヨガウェア・フィットネスウェア

【Allgu(オールグゥ)】 SNSで話題の滑車式骨盤ベルト

イルシル | スライド作成のストレスから解放!デザインはAIにお任せ