【初心者向け】電動アシスト自転車のギアチェンジの改善でバッテリー長持ち&楽々走行

電動アシスト自転車に乗っているとき、こまめなギアチェンジを気にかけていますか?

先日、このブログで『シマノの自動変速「Q’AUTO」って便利なの? 一般ユーザー目線で徹底解説!』という記事を書きました。

このとき、ふと考えました。

自分のギアチェンジはうまいの?それとも下手なの?

電動アシストの場合、いい加減なギアシフトでもアシストパワーで走れてしまうから、ギアシフトはうまくなくてもいいのかな?

この記事では、変速操作(ギアチェンジ、ギアシフト)がうまくなると、電動アシスト自転車(e-bike)でも非常に大きなメリットをもたらすことを紹介します。

また、電動アシスト自転車におけるギアチェンジのコツについても詳しく説明したいと思います。

電動アシスト自転車で変速操作がうまくなると、こんなメリットが

ギア・シフトがうまいと、自分自身がより快適にペダリングできるだけでなく、バッテリーを効率良く使えるので、より長く走れるという効果があります。

ギア・シフトに上手くなろう

では詳しく、メリットを見てみましょう。

バッテリーの消費効率が良くなり、1割近くより長く走れることも

電動アシスト自転車は、漕ぐ力をモーターで補ってくれるので、ギアをこまめに変えなくても、走れてしまうという特徴があります。

しかし、適切なギアを選ぶかどうかで、バッテリーの持ちが大きく変わります

必要以上に強く踏むとモーターも過度に作動し、バッテリー消費が増加

家電Watchが行った実験では、実際にギアの使い方によってバッテリー消費に差が出ることが検証されています。

【実験の内容】
●「ギアを固定して走る場合」と「こまめに変速しながら走る場合」(皇居周回+坂道の約8.4 kmを周回)を比較

● 実験結果
50%のバッテリー消費地点までの走行距離:例えば、固定40.82km、変速43.36kmとギア固定は約2.5 km短くなった。
つまり、変速を活用した方が1割近くアシスト距離が伸び、電力効率も良くなった

逆に言うと、重いギアのまま走るとモーターに負荷がかかり、バッテリーが早く減る

モーターや駆動系への負担を減らせる→故障を減らせる

適切なギア(例えば、停止状態からの発進は軽いギアを使う)を使うと、モーターやチェーンに大きな負荷がかかることを避けることができます。

長期的には故障や部品の摩耗を遅らせることができます。

登坂などでより脚が疲れにくくなる

急な坂道で重いギアを選んでしまうと、アシスト力があっても「重い」感じが抜けず、脚が疲労しやすくなります。

ギアを適切に軽くすれば、スムーズに登れて体がより楽になる上、アシストが効果的に働きます。

ふらつきを減らし、安全性を高められる

交差点や信号停止後に重いギアのままだと、スムーズな発進ができず、ふらつく危険性があります。

電動アシスト自転車は比較的重たいので、高齢者や女性、初心者には特にリスクです。

 

自転車に乗るとき、「なんでギアなんて付いているんだろう?」と思ったことはありませんか?

ギアは自転車をラクに、そして効率よく進ませるための大切な仕組みです。

たとえば、上り坂ではペダルが重く感じて大変ですが、軽いギアに切り替えることで、少ない力でクルクル回せるようになります。

逆に、下り坂や平坦な道では、重いギアにするとスピードをのせやすく、足の回転数を抑えながら快適に走れるのです。

つまり、ギアをうまく使うと…

  • 坂道で疲れにくい
  • 長い距離をラクに走れる
  • ペダルが空回りしないので安全

というメリットがあります。

とくに「長い距離をラクに走れる」理由は、脚や心肺への負担の変動を小さく抑えられるからです。

重すぎるギアで無理に漕いだり、軽すぎて空回りするような状態が続くと、脚や心臓に余計な負荷がかかります。

ギアをこまめに調整して、中程度以下の有酸素運動のレベルで、体への負荷をなるべく一定に保つことで、無理なく体力を温存しながら走り続けることができます。

電動アシスト自転車での最適な変速操作の方法

では、実際にどのように変速操作を行うのがベストなのでしょうか?

信号が赤から青に変わって発進する時や、坂を上る際に、重めのギアのままペダルを漕いだり、平坦な道でも低い回転数でゆっくりとペダルを漕いでいる人を大変多く見かけます。

次の表が場面別のお勧めのギアですが、あなたは全てできているでしょうか?

シーン推奨ギア理由・ポイント
停止からの発進軽めのギア(ローギア)モーターと脚への負荷軽減、急発進によるバッテリー消耗回避

📌信号の前では必ずギアを軽くして発進する練習をしましょう(クセづけが大事)。
平坦な道で巡航中間のギア(ケイデンス70〜90回転/分)ケイデンス70〜90回転/分が効率的で、アシストも自然に働く
(注:ケイデンスとは1分間に回すペダリングの回数)

📌ケイデンス計を使って「70〜90回転/分」の範囲を体感する方法については、『【楽しく痩せる】自転車ダイエットを成功させる!ケイデンスセンサーの使い方』の記事にケイデンス計の紹介や使い方の説明があるのでご覧ください。
坂道(ゆるやか〜急坂)軽めのギア(勾配に応じて)負荷増に対応して回転数を維持し、バッテリー消耗を抑える

📌坂道であえてギアを固定して、重いとき・軽いときの違いを体感してみましょう。
急な上り坂ローギア(最軽)ケイデンス維持が重要。坂に入る前に軽くしておくとスムーズ

📌坂の途中でギアを変えるのはタイミングが難しいので、坂に入る前にあらかじめ軽いギアにしておくとスムーズです。
下り坂ギアは不要/重めでも可ペダルを漕がないなら操作不要、重めで脚の動き安定も可
渋滞路や歩道軽めのギア低速走行でバランスがとりやすく、発進・停止が多いため効率的
ケイデンス70〜90回転/分が平地での理想

電動アシスト自転車でペダルをクルクル回す速さは、どれ位が良いと思いますか?

モーター効率が高いのは「適正ケイデンス」(70〜90回転/分)
人間の足のケイデンス70〜90回転/分は効率的なペダリング回転数として広く認められています。
電動アシスト自転車のモーターも、この「おいしい」回転数が、人間の快適なケイデンスと重なるように設計されていることが多いです。
これは、ユーザーが自然なペダリングで最大限のアシストを受けられるようにするためです。
→ その範囲をキープするためには、適切に変速してギアを合わせることが重要

重すぎるギア → モーターが高負荷・バッテリー浪費
発進時や登坂でギアが重いと、モーターが「フルパワー」で補助
→ バッテリーの減りが早くなってしまいます

軽すぎるギア → 速度が出ず非効率
下り坂や平地で軽すぎるギアのままだと、ペダル回転は速いが速度は出ません。
→ アシストも不自然になってしまいます

アシストレベルの適切な選択でもバッテリー消費を減らせる

電動アシスト自転車はアシストレベルを選べるようになっていますよね。

メーカーによって名前が違うかもしれませんが、エコ(弱)モードやノーマル(標準)モード、パワー(強)モードなどがあります。

アシストレベルの選択・表示用ユニット

ギアチェンジだけでなく、アシストレベルを路面状況に応じて選択することも効果的です。

次の図のように、アシストレベルを上げる程、より強いアシストが働いてバッテリー消費が進みます。

ブリヂストン『電動アシスト自転車取扱説明書(シティ車)』の図を引用
https://www.bscycle.co.jp/support/pdf/index.php?step=5&category_id=8&products_id=126&year_id=2022&shashu_id=807

ですので、平坦な道では弱めのアシスト、坂道では強めのアシストを使い分けることで、無駄な電力消費を抑えられます。

オートモードがある場合、これを選べば走行状況に応じた最適化してくれるので、一般的に無駄なバッテリー消費を減らすのに効果的です。

ただし注意点もあります。

エコモードと比較すると、オートモードが最も省エネとは限りません

センサーが坂道や負荷を感知すると、必要以上に強いアシストをかける場合もあるし、メーカーや機種によってオートモードの制御ロジックが違うからです。

最も効率的な使い方は、平坦な道が多い場合はエコモードかアシスト・オフ、起伏のある道が多い場合はオートモードを使うことです。

また、慣れてくれば手動でモード切り替えを行う方が、より細かくバッテリーを節約できることもあります。

おわりに / まとめ

電動アシストといえども、「モーターのアシストが頑張ってくれるから、ギアは適当にしてOK」ではなく、適正なギア選択がバッテリーの持ち・快適性・安全性すべてに影響します。

自転車の種類や脚力に応じて細かな調整は必要ですが、基本的には:
「ケイデンスが落ちてきたら1段軽く、早すぎるなら1段重く」が鉄則

電動アシスト自転車は便利ですが、変速操作のスキルを磨くことで、さらに快適で安全、そして効率的なライディングが可能になります。

特に、バッテリーの持ちや走行距離に関心がある方、長距離ライドを楽しみたい方は、ギア操作を「面倒」ではなく「味方」として取り入れるべきでしょう。

さらに、アシストレベルの選択もうまくできるようになれば、更なるバッテリー消費の改善も望めます。

次に電動アシスト自転車に乗るときは、「今日は変速操作とアシストレベルをちょっと意識してみよう」と試してみてはどうでしょう。


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