Insta360 X 自撮り棒は恥ずかしい?自転車で目立たない最強マウント術

360度ぐるっと撮影できることが有名なInsta360 Xシリーズ(X3 / X4 / X5)ですが、せっかく買ったInsta360 Xなのに、ほとんど使えていない——そんな方はいませんか?

次のような理由で、あまり活用されていないという話をよく聞きますが、私も同じでした。

「自撮り棒を伸ばすと目立ち、人の視線が気になる」

「ハンドルに付けると振動でグラグラ」…

ついつい手軽に使えるGoProやInsta360 GO Ultraを私は使いがちだったのですが、やはり360度撮影ができるというのは魅力的で、なんとか簡単に使えないものかと試行錯誤しました。

その結果、バックパックに取付けるやり方を偶然、発見し、問題を解決しました!

非常に簡単で便利なので、ぜひ紹介したいと思います。

Insta360 Xの【ハンドルマウントの落とし穴】

ハンドルマウント+長尺自撮り棒は「振動・固定力不足」が弱点

商品購入者のコメントやYouTube、ブログ記事でのレビューには、「ハンドルマウント+長尺自撮り棒」は固定力が低い”という声が多くみられます。

走行中に振動で自撮り棒の角度が変わったり、中には根本から折れたりすることも報告されています。

また、次の写真のように、長い自撮り棒を伸ばした状態はかなり目立ち、私は通行人がいるところでは人の視線が気になり、恥ずかしくてすぐに縮めてしまいました…

それに、前傾姿勢をとると、目の前に長い棒がきて、ちょっとうっとうしいです。

写真:ハンドルに長い自撮り棒を付けるとかなり目立つ

なお、Insta360 Xシリーズをハンドルにしっかりと取付けるためのお勧めマウントと取り付け方については『【保存版】Insta360の自撮り棒を自転車に安全装着!付け方とおすすめマウント』の記事で説明しました。

ハンドルマウントで自撮り棒を長く伸ばさないで使うなら、この記事の方法でも良いと思います。

360度カメラなのに「前方だけ」しか撮らない── よくある妥協マウント

このような悩みがあるので、多くのユーザーは下記のリストのようなマウントの仕方をしています。

しかし、これらは、基本的に一方向に向けての撮影で、他のアクションカメラでも同じことができ、Insta360 Xシリーズの前後・左右・上下、全ての映像をマルっと記録できるという特長を活かしきれていません。

  • チェストストラップ:安定性が高く、見た目も自然。前方中心の撮影向き。
  • サイクルコンピューターマウント:ハンドル一体型でロード向けの“スマートな取付け”として人気。前方中心の撮影向き。
  • テールマウント:サドルなどに取付け、後方の三人称視点を撮影。
  • 短めの自撮り棒+角度調整:長尺を避けて“ほどほどの三人称視点”で我慢。

Insta360 Xを使うなら「360度を活かさないと損」な理由

Insta360社には普通の前方だけを録るカメラもあり、GoProやDJIなど他メーカーも含めると、数多くのアクションカメラがあります。

その中からInsta360 Xシリーズを選んだのは、360度まるっと撮影でき、編集時に好きな向きを選んで動画を作成できるからではないでしょうか?

私も、初心に戻って高い買い物だった Insta360 X4を使って次のことを実現する方法を真剣に考えてみました。

  • 後方を含む“ドローン風の三人称視点”を安定して撮影する
  • 街中でも自然に使える、目立たないセットアップにする

たどり着いた正解!「バックパック固定」が最強(目立たず安定)

街中でも自然!目立たず「ドローン風視点」が手に入る

バックパックに取付ければ、自撮り棒を伸ばす長さは短めでも、Insta 360 Xシリーズのカメラが、ライダーの頭より上になるようにセットできます。

バックパックには折りたたんだカメラの三脚やトレッキングポールを差している人も多いので、短めに伸ばした自撮り棒は、見た目の違和感もありません。

このバックパックに自撮り棒を取付ける場合、次の図のように、自撮り棒をバックパックに対して少し後方にセットすると、前傾姿勢をとって自転車に乗っているとき、地面に対して垂直になります。

図:バックパックに自撮り棒を取付けた様子

Insta360 Xシリーズの場合、周囲全体を撮影できるので、自撮り棒の角度は地面に対して斜めになっても良いのですが、次のメリットがあります。

  • 自撮り棒が頭の近くにこないのでうるささが無い
  • ヘルメットを脱ぐときにカメラにあたりにくい

自転車を降りてもそのまま撮影OK!両手もフリーに

ハンドルマウントへの取付の場合のように、いちいち取り外す必要がなく、ウォーキング中の撮影もできます。

自撮り棒を手持ちするのと違って両手が空くので、ウォーキング中はスマートフォンを使ったり、水を飲んだりなどできます。

【比較表】Insta360 X 自転車マウント4種を徹底比較

どのマウントがいいのか迷っている方のために、代表的な4つを比較しました。

マウント方式目立ちにくさ手軽さ撮影視点
360°活用度
向いている人
バックパックに
自撮り棒を取付け(本記事)
◎ かなり自然◎ 三人称(ドローン風)で最大限活用目立たず360°を活かしたい人
チェストマウント◎ 自然△ 前傾姿勢をとるとカメラが下を
向きすぎるので
調整が必要
△ 一人称
(前方中心で限定的。前傾姿勢をとるとカメラが両腕の間になり、撮影できる範囲が狭い。)
風景にハンドルの一部が入った一人称映像を撮りたい人
ハンドルマウント
◎ 自撮り棒無し、あるいは短めの自撮り棒の場合
✕ 長い自撮り棒だと目立つ
△ 振動でカメラの取付けが緩んだり、自撮り棒の根本から折れたりする恐れがある△ 前方固定で限定的とにかく手軽に撮りたい人
ヘルメットマウント△ やや目立つ○ 安定(頭次第)○ 視線に近い
(中程度の活用)
臨場感重視の人

「前方だけ撮れればいい」「バッグパックは使いたくない」なら、チェストマウントやハンドルマウントで十分です。

でも「あとから自由に構図を決めたい」ならバックパックに自撮り棒を取付けるのが最適です。

Insta360 X 自撮り棒の固定に向いているバックパックの条件5つ

自撮り棒を取付けるには、どんなバックパックでも良いわけではありません。

私がたまたま一眼レフカメラ用に買っていた、次のニコンのカメラバッグが自撮り棒を取付けに非常に向いていることを発見しました。

ちなみに、現時点でのサクラチェッカーの評価は4.39/5と高評価です。

このバッグが自撮り棒を取付けるのに向いている5つの点を具体的に紹介します。

1. しっかりとした作りで自立する—— フニャフニャのリュックはNG

全体の作りがしっかりして、フニャフニャしたリュックサックやナップザックと違い、自立するので、自撮り棒を付けたバッグパックが変形しにくく、撮影が安定します。

また、中の間仕切りも内側からバッグの変形を防ぐ補強材の役割も果たします。

写真:バッグの中の間仕切り

2. サイドポケットがある

サイドには折りたたんだ三脚やトレッキングポールを収納するポケットがあります。

これもメッシュなどではなくしっかりとした素材です。

写真:サイドポケット

3. デイジーチェーンがあれば固定強度が段違い

デイジーチェーンというのはバックパックの外側にあるループ状の帯で、道具(例:カラビナ)を引っかけたり固定したりするのに使うものです。

写真:デイジーチェーン

これは、次に後で説明しますように、自撮り棒をバッグに固定するとき使います。

4. 大きさが丁度よく、比較的軽量

収容量が15.4Lと大きすぎず小さすぎず、程よい大きさです。

重量は1.3kgとカメラバッグとしては軽量です。

5. 上下にベルトがあり体に密着させて背負える

腰ベルトだけでなく、胸のベルトもあるので、安定して担げ、重さを分散させることができます。

写真:上下にあるベルト

これらの特徴を持つバッグが他にあるか、Amazonで探してみましたが、意外になく、これを購入していたのはラッキーでした。

以前、『Insta360 X4でサイクリングの楽しみが倍増する理由 & 自撮り棒のバックパックへの取付け方』という記事で、この方法を紹介しましたが、より分かりやすく説明するために、この記事を書きました。

撮影例

ニコンのカメラバッグに自撮り棒を下の写真のように取付け、Insta360 X4で撮影した動画の例を紹介します。

撮影した素材をInsta360 Studioでの編集時に、映像の向きを「下」→「正面」→「右」→「後ろ」→「左」→「正面」と変えてみました。

カメラのレンズの位置はヘルメットより15cm位上でしたが、この映像では1m位上から空撮しているかのように見えます。

通常のアクションカメラは、カメラが向いている方向の映像を記録するだけですが、Insta360 Xシリーズは、撮影時にはよく見られなかった方向の映像を自由に選択して、後から楽しめる点が素晴らしいですね。

【写真で解説】Insta360 X 自転車バックパック固定のやり方

必要な材料3点—— 100均でも代用可能

かかった材料費は全部で約1500円でしたが、100均を使えばもっと安くあがります。

ウレタンや発泡スチロールのブロック(無料)

私は、宅配便の段ボールに緩衝材として入っていたウレタンのブロックをナイフで切り出して作りました。

発泡スチロールでも良いと思います。

縦・横 6cm、厚み5cm位です。

写真:サイドポケットに入れるブロック
(ウレタンや発泡スチロールでOK)

結束バンド

百均で販売されていると思いますが、私が使用したのは次の20cmの長さのケーブル結束バンドで、50本入りで950円(アマゾンでの購入時)です。

荷締めベルト

幅2cm、長さ50cmの荷締めベルトを使いました。

これは、10本セットで645円(アマゾンでの購入時)でした。

取付けの3ステップ

最初に、取付け後のイメージを紹介します。

ポイントは、次の図のように自撮り棒を少し後方に傾けてセットすることです。

図:自撮り棒のバックパックに対する傾き

こうすることで、自転車に乗って前傾姿勢をとったときに、自撮り棒が垂直近くになります。

STEP1:ウレタンブロックでポケット内に「傾き」を作る

上記のように自撮り棒を少し後方に傾けてセットするために、適当なサイズにカットしたウレタンや発泡スチロールのブロックをバッグ側面のポケットの左の方に押し込みます(次の写真)。

その次に、右の空いたスペースに自撮り棒を挿し込みます。

STEP2:結束バンドで自撮り棒を2点固定する

そして、サイドポケットのベルトの隙間を利用して、結束バンドを使って自撮り棒をポケットに縛り付けます(次の写真)。

さらに、次の写真のように、ポケットの上にあるストラップに結束バンドで自撮り棒を縛り付けます。

STEP3:デイジーチェーン+荷締めベルトで最終固定—— これで完成

さらに、ガッチリと取付けるために、バッグパックのデイジーチェーンの輪に通した荷締めベルトで次の写真のように、自撮り棒を締め付けます。

これで、できあがりです。

Insta360 X バックパック固定の安全対策—— 落下・破損を防ぐコツ

撮影時は、自撮り棒を40~50cmくらい延ばすだけで、カメラのレンズがヘルメットの上に出て、360度まるっと周囲を撮影できます。

これくらいであれば、自撮り棒を長く伸ばしすぎて、頭上の木の枝にカメラをあててしまうというような恐れはあまりないと思います。

使わないときは自撮り棒を縮める—— これだけで破損リスクが激減

ただ、自転車を降りて、自撮り棒を伸ばしっぱなしのままで歩きまわったりすると、カメラを人やモノにあててしまうことがあり得ます。

使用しないときは、カメラにカバーを付け、自撮り棒は一番、短くしておきましょう。

ストラップを自撮り棒にくぐらせる—— 万一の落下からカメラを守る方法

次の写真のように、カメラの保護ケースに取付けたストラップを自撮り棒にくぐらせておけば、万一、カメラが自撮り棒の先端から外れても、地面に落下して破損する悲劇を避けられます。

まとめ:Insta360 Xが「眠ったまま」の人に試してほしいこと

Insta360 Xシリーズは、うまく使いこなせれば「走行中の景色も、自分自身も、まるごと記録できる」唯一無二のカメラです。

しかし、長尺自撮り棒の扱いづらさや、街中での目立ちやすさがハードルとなり、宝の持ち腐れになってしまうケースも少なくありません。

今回ご紹介したバックパック固定は、特別な機材がなくても実践でき、目立たず、しかも安定する現実的な解決策です。

私自身、この方法に変えてから、撮影のストレスがほぼなくなり、「撮る楽しさ」そのものが大きく変わりました。

もし、あなたのInsta360が眠っているなら、ぜひ一度試してみてください。
いつもの道が、まるで空から見たような新しい景色に変わるはずです。

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