鎌倉の桜と江ノ島グルメを自転車で巡る春の湘南旅… 写真と動画も併せて紹介します!
今回は、源氏山公園の満開の桜、歴史を感じる葛原岡神社、そして江ノ島の絶景と海鮮グルメを電動アシスト自転車で巡った様子をご紹介します。
目 次
今回のサイクリングのルート
桜の様子が気になり、4月4日に鎌倉・源氏山公園までサイクリングしてきました。
自転車はブリジストンのTB1eという電動アシスト自転車です。
次の地図が今回のルートで、自宅から往復で約20kmの半日コースです。
- 自宅から藤沢駅近辺に向かい、東に鎌倉の方に向かい、葛原岡神社と源氏山公園へ
- 桜を満喫した後、南下して、海沿いの134号線を走って新江ノ島水族館へ
- 新江ノ島水族館の脇にある駐輪場に自転車を停めて、近くのお店でランチ
- 湘南海岸公園を散策した後、帰宅
このルートの順に訪れてみた様子を紹介したいと思います。
藤沢から源氏山公園までサイクリング
朝9時に自宅のある藤沢市を出発。心地よい春風を感じながらペダルをこぎ出しました。
出発時の気温は12度くらいで、昼頃には15度になるとの予報だったので、軽量のダウンジャケット着て出かけました。
花粉の飛散量は「極めて多い」という予報だったので、マスクをしました。
最近、外出時には『J-95マスク』を着けており、普通の花粉症対策のマスクよりも具合が良いと感じていいるので紹介したいと思います。
【J-95マスクとは】
『J-95マスク』は日本のJIS規格(JIS T 9001)に準拠した日本版N95マスクとも言える高性能マスクです。
0.1〜0.3μmの微粒子を95%以上カットできるフィルター性能があり、花粉対策用の一般的な不織布マスクでは防御が難しい、飛沫核(乾いた飛沫)やインフルエンザウイルス、PM2.5などの防御にも効果があります。
つまり、普通の花粉症対策のマスクよりも有能です。
また、私の趣味である石磨きの際に出る石の粉塵防御にも使えます。
プロの場合、N95マスクという高性能なものが使われますが価格も高めです。
『J-95』は趣味程度の石削りには効果があり、価格がリーズナブルで財布に優しいのがうれしいポイントです。
【お勧めのJ-95マスク】
以下に、私が使ってみてよかった『J-95マスク』をご紹介します。
性能・価格・つけ心地など、総合的にバランスが取れていておすすめです。
✅ 約0.1μmの微粒子を95%以上カット
✅ 花粉・飛沫・ウイルス・PM2.5に対する防御に最適
✅ 趣味程度の石磨きの粉塵対策にも使える
✅ より本格的なN95マスクより価格が手ごろで続けやすい
✅ 顔にしっかりフィットする立体構造で漏れにくい(メガネが曇りにくい)
✅ ウォーキングやのんびりサイクリング程度であれば息苦しくない
次の「サクラチェッカー」のスクリーンショットのように、ユーザーの評価も高いです。

この道は道幅が狭いところが多く、車の通行量も結構あったので安全運転に気を使いました。
源氏山公園は鎌倉の高台にあるので、最後の方は上り坂が続き、一部、斜度20%近いと思われる急な坂ではゼーゼーハーハーと息が上がり、電動アシスト自転車でないと私の貧脚では無理でした。
坂の先に待つ桜を期待しながらペダルを踏み、目的地の源氏山公園に到着したのは9時50分ごろで、想像よりも時間がかかりました。
源氏山公園の北端にある葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)の参道付近にある駐輪場に自転車を停めました(次の写真)。

次のGoogleマップが葛原岡神社にある駐輪場の位置です。
源氏山公園は桜の名所としてよく記事で紹介されますが、自転車で行く場合、どこに駐輪したらよいのか書かれていないことが殆どなので、参考になれば幸いです。
葛原岡神社の桜|鎌倉の穴場花見スポット
まず向かったのは、葛原岡神社の参道です。
桜は満開で、柔らかな日差しに照らされてとても綺麗でした。
葛原岡神社には、ソメイヨシノを中心に20本以上の桜が植えられていて、長谷寺や鶴岡八幡宮などの超有名スポットに比べれば、比較的静かな花見スポットです。
この桜並木は1924年に植えられたもので、祭神の日野俊基卿(ひのとしもときょう)を顕彰する行事の一環として設けられました。
葛原岡神社前で撮影した写真を紹介します。

大きな桜が立ち並び、満開に咲く姿が豪華絢爛でした。

白っぽい花びらで青空をバックに可憐に咲いていました。

良い意味で予想外だったのは、椿の花も桜に負けず多く、美しさを競っていたことです。

最近、Insta360 X4という360度撮影ができ、撮影後に好きなアングルで映像を切り出せるカメラを購入しました。
これで撮ったのが、次の桜の花すれすれの空撮風動画ですが、なかなかイイ感じです… 自画自賛(笑)。
境内には「男石」と「女石」があります(次の写真)。
お祈りする人は、縁結びのお守りに付いている赤い糸に結んだ五円玉を社務所で購入し、石のしめ縄に結び付けて良縁を祈願します。
女性は向かって右側の「男石」に、男性は向かって左側の「女石」に五円玉を結び付けると恋愛運が高まると言われています。

恋愛成就のおみくじや外国人向けのおみくじもありました。

葛原岡神社は北鎌倉から大仏へ続くハイキングコースの一部にもなっており、ハイキング中と思われる人達も境内にいました。

鳥居をくぐって参道を道なりに進むと、ひっそりと佇む社殿が見えてきます(次の写真)。

社殿の手前にご由緒書きがありました。

源頼朝像周辺の広場で桜を堪能
自転車は駐輪場に停めたままにして、続いて源氏山公園の源頼朝像があるところに向かいました。
像の周囲は広々とした芝生広場になっており、人も少なくてゆったりとした時間を過ごすことができました。

源氏山公園では約300本の桜の木がありますが、種類が多いようで、ヤマザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノなどがあるそうです。
次の写真は頼朝公の像の近所の桜です。

青空と緑の木々をバックに満開の桜が映えます。

また、こちら側も椿が多く、桜と椿の美しさの競演が見られます。
次の写真は源頼朝像がある広場の小道で、桜と椿の並木を楽しめました。


源氏山公園には源頼朝像もあるので、「源氏山」という名前は源頼朝に由来すると思っていました。
けれども、実はちょっと違うようです。
源氏山公園の名前の由来は、主に以下の二つの説があります。
- 麓に源氏の屋敷があった説: 平安時代後期の武将・源義家(八幡太郎義家)やその一族が麓に住んでいたため、源氏の名が付けられたとされています。
- 後三年の役での白旗立て説: 1083年に始まった後三年の役で、八幡太郎義家がこの山上に源氏の白旗を立てて戦勝を祈願したことから、「旗立山」とも呼ばれます。
どちらの説にせよ、源頼朝よりも古い時代の「源氏」に由来しているようです。
公園内にある頼朝像は、源氏山公園内にある源頼朝像は、1980年に源頼朝の鎌倉入りから800年を記念して建立されたそうです。
歴史的に頼朝とこの公園の名前のつながりはそこまで深くなかったというのも意外な発見でした。
片瀬海岸「江ノ島小屋」で海鮮丼ランチ
11時ごろに源氏山公園を後にして、帰り道は少し遠回りして片瀬海岸方面へ。
目的地は、以前から行きたかった「江ノ島小屋」という新鮮な海の幸を使った料理が人気のお店です。
海沿いの134号線を走りましたが、いつものように車が混雑し、多くの観光客が沿道を歩いていました。
学校が春休みなので子供達が沢山、観光や遊びに興じていて、まるでゴールデンウイークや夏休みの雰囲気でした。
自転車を新江ノ島水族館脇の駐輪場に停めて、お店「江ノ島小屋」まで歩きました。
新江ノ島水族館の入口は次の写真のように家族やカップル、学生同士などで賑わっていて、楽しい雰囲気を辺りに振りまいています。

次の写真が、新江ノ島水族館脇の駐輪場で、ここに自転車を停めました。

次の図のように、駐輪場からお店まで湘南海岸公園の遊歩道を歩きました。

このときの様子も360度カメラ『Insta360 X4』で撮影しましたので、よろしければご覧ください。
のんびりとした春の湘南の海です。
ほどなくして、お店に到着!
次の写真が「江ノ島小屋」の外観ですが、ドアが閉まっていると、中の様子が分かりづらく、ちょっと入りにくい感じがします。

ここはテレビのグルメ番組などでよく取材されているので、前から来たかったお店です。
【『江ノ島小屋』の基本情報 】
- 住所: 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-12
- 営業時間: 通常は8:00から20:00まで(ラストオーダー19:00)。
ただし、営業時間や定休日は変更されることがあるため、訪問前に確認することをおすすめします。 - 定休日: 不定休で、大晦日と元旦は閉店
- 予算: ランチは約2,000円、ディナーは約4,000円から8,000円まで
スタイリッシュな建物で、次の写真のように広いテラスが特徴です。
テラスからは江ノ島を一望でき、潮風を感じながら食事を楽しむことができます。
テラス席だけでなく、内側にテーブル席やカウンター席、小上がり席もあります。

テラス席の窓からは海と江ノ島が見え、開放的な絶景を楽しみながらご飯をいただくことができます。

【ランチメニュー】
ランチメニューは海鮮料理が中心で、シラス丼やお刺身の盛り合わせなどが人気だそうです。


私は「地魚甘辛ソースカツ丼」を頼みました。
この日の地魚はシイラで、2枚の大きな切り身がカツのように揚げられていて、お吸い物と漬け物も付いていました。
厚みのあるアジフライのような食感でフカフカと食べやすく、甘辛ソースが味覚を刺激し、あっという間に完食しました。

店員さんのサービスや料理、立地・雰囲気、どれも良くお勧めのお店です。
食事を終えて、湘南海岸公園を少し散歩してから、帰宅しました。
おわりに: 春の湘南・鎌倉サイクリングの魅力
春の花と潮風に包まれたサイクリングは、心も体もリフレッシュできる時間でした。
電動アシスト自転車を使えば、体力に自信がなくても無理なく楽しめます。
天気予報によると、源氏山公園の桜吹雪の予想は4月11日だそうです。
桜の季節は短いですが、その儚さもまた、特別な思い出を彩ってくれます。
ここに祀られている日野俊基(ひのとしもと)は、鎌倉幕府を倒そうとした後醍醐天皇側の公家でした。
倒幕計画に関わったために、この地で処刑されました。
つまり、ここは「反逆者」とされた人物を後に祀った、ちょっと珍しい神社でもあります。
なお、葛原岡神社の創建は明治20年(1887年)で、日野俊基の功績を評価した明治天皇がその支援をしました。
当時は逆臣であっても、今では祀られて神社のすぐ近くには鎌倉幕府を開いた源頼朝像のモニュメントがある… 歴史の多面性を感じながら歩く参道も、また味わい深いものでした。