102歳でも現役の自転車職人! 真似すべき健康長寿のコツは?

102歳になっても元気に仕事をしている自分を想像できますか?

東京で自転車修理店を営む石井誠一さんは、「死ぬまで働く。それが本望だ」と、それを実現しています!

幼い頃から自転車が好きだった石井さんは、14歳の頃から自転車修理の道に入り、それ以来一筋にこの仕事を続けています。

その姿は、健康長寿を望む私たちに多くのヒントを与えてくれます。

102歳でも自転車店を営む石井誠一さん

テレビ朝日の『ナニコレ珍百景』で放送されたことをご存じですか?

2022年10月9日の『ナニコレ珍百景』で『100歳で現役の自転車職人』として紹介され、私はその時初めて石井さんのことを知りました。

自転車という趣味を活かして健康長寿を目指したいと思っている私ですので、「ウォー!石井さんのような長寿者になりたい!」と強く思いました。

元気な百寿者として注目されているので、次の例のように毎年、石井さんのことをメディアが報じています。

● FUJIGLOBAL CHANNEL『101歳の自転車職人も 年金を受け取りながら働くシニア【しらべてみたら】』(画像の上でクリックすると動画が始まります)

 

● FNNプライムオンライン
『「死ぬまで働く。それが本望」101歳の現役自転車職人、生きがいは“仕事後の一杯”  年金受け取りながら働くシニア世代の現実』
https://www.fnn.jp/articles/-/685675

● 読売新聞『誇りを胸に現役貫く102歳、東京・墨田区「石井サイクル」店主は自転車修理90年…仕事後には焼酎割り1杯』https://www.yomiuri.co.jp/national/20240917-OYT1T50066/

これらの記事から石井さんのことを次のようにまとめてみました。

略歴

石井さんは1922年5月に東京・神田で生まれ、14歳の頃から自転車屋で修業を始めました。

ですから今年の5月で103歳!になられるのですね。

20歳のときの徴兵で中国に出征し、「何度も死ぬと思った」と過酷な経験をしましたが、無事、日本に戻ったのが23歳のときです。

その後、再び自転車店で働き始めました。

27歳でお見合い結婚をして2人の子供をもうけ、29歳で自分の店を開業しました。

以来、地元で自転車職人として働き続けており、33年前に奥さんが亡くなった後もお店を続けています。

日常生活と仕事

石井さんは朝型で、午前4時には目が覚めます。

朝8時に店を開け、その後朝食を取るのが日課です。

お店は午後6時頃まで開けていて、日曜日と正月の三が日以外、毎日、一人で店を守っています。

上記のFUJIGLOBAL CHANNEL『101歳の自転車職人も 年金を受け取りながら働くシニア【しらべてみたら】』の動画を見ると、その体力の凄さが分かります。

超高齢なのに、自転車をひょいと持ち上げる姿には驚かされます。

お店には近所の人々が頻繁に訪れ、世間話やお裾分けをする温かい関係が築かれています。

仕事を終えたら、ビール風味の炭酸飲料水で割った焼酎を1杯飲むのが日課。

趣味はカラオケで、日曜はテレビで「NHKのど自慢」を見た後、自転車でスナックに向かい、常連客と北島三郎や三波春夫を中心に熱唱します。

仕事が長寿の秘訣? 102歳の職人が語る“働く意味”

仕事こそが長寿の秘訣――石井さんはそう考えています。

「仕事があれば機嫌がいい。自転車をいじっている時が一番楽しい」
「死ぬまで働く。それが本望」
「仕事をしながら死ねれば本望」
と語っていて、仕事に対する強い情熱を持っています。

また、「ブレーキが利かなければ事故になり、人命にかかわる。ネジを締め忘れるようなことがあれば、仕事はやめる」と命を預かる責任を強く感じながら仕事をしています。

地域に密着した営業を続けており、地元の人々の信頼を大事にしています。

100歳を超えても現役! 他の超人たち

他にも次のお二人が、百歳で元気に働いているとメディアで紹介されていました。

  • 町中華の鉄人: 100歳にして、週5日店に立つ“町中華の鉄人”と呼ばれる女性です。
  • 世界最高齢の現役化粧品販売員: 100歳でギネスに認定された、世界最高齢の現役化粧品販売員の方がいます。

お二人を紹介する動画が次のようにYouTubeにありますが、見るだけで元気をもらえます。

お二人には次の特徴があります:

  • 仕事を楽しみながら続けている
  • よく食べ、よく動き、よく寝る
  • 人との関わりを大切にしている
  • ポジティブな気持ちを持ち続けている

100歳を超えても自立している人はどれくらい稀なのか?

100歳以上の高齢者が元気に自立して生活できる確率は、ごくわずかです。

次の記事に書いたことを要約して紹介します。 

厚生労働省のデータによると、95歳まで生存する確率は以下の通りです。
(厚生労働省の資料には、100歳までの生存率は残念ながらありませんでした)

生まれ年男性の生存率女性の生存率
昭和25年(1950年)0.3%0.6%
昭和35年(1960年)0.4%1.2%
昭和55年(1980年)1.5%4.2%
平成2年(1990年)3.0%9.0%
平成12年(2000年)5.7%17.7%

この生存率の中には介護などを受けて自立できなくなった人も含まれていることに注意が必要です。

一般的に、「ピンピンコロリ」と言われる、寝たきりにならずに亡くなる人の割合は約10%と言われており、かなり少ないです。

ですので、95歳を超えて100歳以上まで生きて、なおかつ自立した生活を送れる人は、上記の生存率よりもぐっと少ないのが現実です。

それだけに、1922年生まれで今でも現役の石井誠一さんのような方は、極めて稀な存在と言えます。

100歳を超えても元気な人に共通する特徴

研究によると、長生きする人々は「バランスの取れた食事」「適度な運動」「質の良い睡眠」「前向きな心」を意識していることが分かっています。

石井さんの生活を振り返ると、これらの要素に多く当てはまっていることがわかります。

(主な参考資料:
● サライ『いまや約7万人!100歳以上の百寿者が身につけている生活習慣とは?』https://serai.jp/health/340957
ハートピアの森『100歳まで生きる人に共通する10のルール』https://x.gd/gTMUb
健康長寿ネット『100歳以上の高齢者の長生きの秘訣』https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka/himitsu.html
キューサイ株式会社の「100歳100人実態調査」(2018年)https://corporate.kyusai.co.jp/news/detail.php?p=1589
長寿科学総合研究所の報告「百歳研究の動向と課題」https://www.l.yamaguchi-pu.ac.jp/archives/2009/graduateschool/g12.pdf

詳しく共通点をみていきましょう:

食生活の視点 🍱🥦🐟

特徴: バランスの取れた食事と適度なカロリー摂取が共通しています。

具体例:

  • 主食: 白米よりも玄米や雑穀米を取り入れることが多いです。
  • たんぱく質: 魚、大豆製品(豆腐、納豆)、鶏肉を中心に摂取し、赤肉(牛肉、豚肉)は控えめにしています。
  • 野菜: 緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、かぼちゃ)、根菜類(大根、ごぼう)をよく食べます。
  • 発酵食品: 味噌、漬物、ヨーグルトが腸内環境を整えます。
  • 油脂: オリーブオイルや魚の脂に含まれるオメガ3脂肪酸を摂取します。
  • 砂糖・塩分: 控えめで、甘いものや塩辛いものは少なめにします。

飲酒と喫煙:

  • 飲酒は「適量」で、例えば赤ワインをグラス一杯程度楽しむ人がいますが、飲まない人もいます。
  • 喫煙率は非常に低いです。長寿者の多くは生涯禁煙か、若い頃にやめています。

科学的根拠:
沖縄県や長野県の長寿者を対象にした研究では、低カロリーながら栄養価の高い食事、魚介類の摂取、植物性食品の割合が多いことが、寿命と健康の維持に関係していることが示されています。

運動習慣 🚶‍♂️🚴‍♂️🧘‍♂️

特徴: ハードな運動ではなく、日常生活での自然な身体活動を続けています。

具体例:

  • 毎日軽い運動を続けます。例えば、ウォーキング、庭仕事、掃除、自転車移動、買い物などが挙げられます。
  • ストレッチや軽い筋トレ(スクワット、腕立て伏せなど)を取り入れる人もいます。
  • ヨガや太極拳、ラジオ体操のように、柔軟性やバランス感覚を保つ運動が好まれます。

ポイント:

  • 運動量は1日に30分から1時間程度で十分とされます。
  • 無理をせず、楽しみながら続けることが大切です。

科学的根拠:
京都大学や国立長寿医療研究センターの研究では、適度な運動が血圧や血糖値を安定させ、筋肉量と骨密度を維持することで、高齢期の健康寿命を延ばすことが分かっています。

睡眠と休息 😴🛏️🌙

特徴: 質の高い睡眠と規則正しい生活リズムを保っています。

具体例:

  • 睡眠時間は6〜8時間程度が一般的です。
  • 夜更かしをせず、早寝早起きを心掛けています。
  • 昼寝を30分以内にとる人もいますが、長時間の昼寝は避けます。
  • 寝室は静かで暗く、寝具も快適に整えています。

科学的根拠:
睡眠の質が免疫機能や認知機能に影響を与えることは多くの研究で確認されています。
特に深い睡眠(ノンレム睡眠)は脳の老廃物を除去し、認知症のリスクを下げるとされています。

精神面 😊💖🧘‍♂️

特徴: 前向きな考え方と生きがいを持つことが健康長寿の鍵です。

具体例:

  • 趣味や地域活動、家族との交流を大切にしています。
  • ボランティア活動や社会貢献によって「人の役に立っている」という感覚を持っています。
  • ストレスをため込まず、困難も「なんとかなる」と考える楽観的な思考を持つ人が多いです。
  • 信仰や哲学的な価値観を持つことが、心の安定につながっています。

科学的根拠:
ポジティブな感情や目的意識は、ストレスホルモンの分泌を抑え、免疫機能を向上させます。
研究によれば、生きがいを持つ高齢者は持たない人に比べて死亡リスクが低いことが分かっています。

 

100歳を超えても元気に暮らす日本人の秘訣は、特別なことではなく、日常生活の中で自然に続けられる健康的な習慣ということですね。

バランスの取れた食事、適度な運動、質の良い睡眠、そして前向きな心が、長寿と健康を支えてくれるようです。

健康長寿を目指すために、日々の生活をチェック!

次のチェックリストは生活習慣がどれだけ健康長寿につながるかを簡単に確認するためのものです。

結果によって、どの項目を改善すればいいかが分かりますので、ぜひ試してみてください!

食生活編:バランスの取れた食事を意識する

魚・大豆製品(豆腐、納豆)を積極的に食べる
野菜を毎食しっかり摂る(特に緑黄色野菜や根菜類)
発酵食品(味噌、漬物、ヨーグルト)を取り入れる
白米だけでなく、玄米や雑穀米を食べることがある
食べ過ぎず、腹八分目を心掛ける
油はオメガ3系(魚・オリーブオイルなど)を意識する
砂糖や塩分の摂取を控えめにする
お酒は適量に(飲むならワインや日本酒を少量)
喫煙しない(またはやめる)

運動習慣編:毎日少しでも体を動かす

30分以上の軽い運動(ウォーキング、サイクリング、庭仕事など)を続けている
階段を使う、買い物に歩いて行くなど、日常の動きを増やす
ストレッチやラジオ体操など、柔軟性を高める運動をする
スクワットや軽い筋トレで筋肉を維持する
運動を「義務」ではなく「楽しみ」として取り入れている

睡眠・休息編:質の良い睡眠をとる

毎日6〜8時間の睡眠を確保する
寝る時間と起きる時間を一定にする(規則正しい生活)
寝る1時間前にはスマホやテレビを控える
静かで暗い寝室で、快適な寝具を使っている
日中に短時間(30分以内)の昼寝をすることがある

精神面編:前向きな心を持つ

趣味や好きなことに没頭する時間を作っている
家族や友人との交流を大切にしている
地域活動やボランティアなど、人とのつながりを意識する
「なんとかなる」と楽観的に考える習慣がある
感謝の気持ちを忘れずに過ごしている
生きがいや目標を持ち、それに向かって努力している

💡 チェックの結果は?

15個以上チェックがついた!(60%以上なら、バランスの取れた生活を送っている証拠!)
あなたは健康長寿の素質あり!このまま続けていきましょう! 🎉

10〜14個チェックがついた(40%~60%)
すでに良い習慣を持っていますが、さらに改善できるポイントがあるかも! 🔍

9個以下だった…(40%より少ない)
まずはできることから1つずつ始めてみましょう。無理なく続けることが大切です! 🌱

おわりに

あなたは何個チェックがついたでしょうか?

百寿者の方が実行している健康生活のコツは何も奇異なものはありませんね。

健康長寿は特別なことではなく、毎日の小さな習慣の積み重ねが重要なようです。

私たちもまずは一つ、今日からできることを実践しませんか?

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