もっとスピードを出したい、坂道を楽に登りたいという欲求からドロップハンドルをブロンプトンに取り付けてみました。
ロードバイクのような一体成型のドロップハンドルに交換しようとするとものすごく大変なので、ドロップエンドバーと呼ばれるものをハンドルの両端に取り付けました。
六角レンチでネジを締めるだけなので、装着はものすごく簡単です。
写真がブロンプトンにドロップエンドバーをとりつけたところです。
見た目はそれほど違和感がありません。
カッコいいとさえ言えるかもしれません。

上から見たところ。

ブロンプトン標準のグリップでは、エンドバーを装着するスペースが無いので、より短いグリップに交換しました。

購入したのはこのグリップです。
これだとドロップエンドバーを装着するのにちょうどよいスペースが生まれます。
ショートグリップですがエルゴノミクス形状になっており、手が疲れません。
このショートグリップに交換しただけでも、大正解でした。
さてインプレッションですが、まず良かったのは次の2点です。
1 . ハンドルをしっかり握れ、上半身の力もペダルに伝えやすくなり、明らかによりスピードを出せ、坂道も上りやすくなります。
2. ドロップハンドルのメリットとして下ハンドルバー部分や上ハンドルの首の曲がったところなど、様々な持ち方ができるので、手や腕が疲れにくくなります。
ストレートハンドルの場合、ずっと同じ持ち方をしていると、1時間、2時間と比較的長く走るとそれがストレスになりますが、そういうことが減ります。
ブロンプトンの魅力はなんと言ってもその折り畳んだときのコンパクトさです。
ドロップエンドバーを付けることで、折り畳み性能に悪影響があっては大きなマイナス点です。
実際に折り畳んでみたところがこの写真です。

上からみたところ。

このように、若干ドロップハンドル部分が飛び出しますが、まあ許容範囲でしょう。
実際に、輪行袋にちゃんと収納することができました。
さて、今度は良くない点、不満足な点です。
こちらも2点です。
1. ドロップハンドルを引きつけるとMステムがしなって、力をいれにくい
私は一時乗らない時期もありましたが、通算10年近くロードバイクに乗っていました。
ロードバイクは、化け物のようなパワーを持った選手がゴールスプリントで、ドロップハンドルを猛烈な力でひきつけ、ペダルに最大限の力を伝えようとしても耐えられるようになっているので、ハンドル周りの剛性が高くできています。
そのため、ドロップエンドバーを引きつけようと力を入れたときに感じる、このハンドル周りの柔さに大きな違和感を感じます。
2. ハンドル幅が広過ぎ
左右のドロップエンドバーの幅をメジャーで測ってみたら49cm(芯~芯で計測)でした。
これだと広過ぎて、脇が開くので、脇を絞れず、体幹を十分に使えません。
私がロードバイクを乗る場合、ハンドル幅が適正と感じるのが41cmくらいです。
この点も違和感が大きく、不満足な点でした。

総合評価は「ビミョ~」という評価です。
確かに所期の目的は達せられるのですが、上に書いたとおり、ものすごく良いですと言えません。
その内、また元に戻すかもしれません・・・